お茶の話 | シャオ2のブログ

シャオ2のブログ

最近は着物と舞台に夢中

いきなりですが、ワタクシはお茶が好き
日本茶も紅茶も、そして中国茶も
コーヒーよりもお茶派です。
手軽なのはティーバッグ。ロイヤルミルクティーもティーバッグを使うと手軽だし、余計な洗いものも増えないから便利。だから結構良く使う。
けど、味わいを考えるとやっぱりちゃんと茶器を使って淹れる方がおいしいよね。
というわけで、我が家にはそれぞれ茶器があったりします。
が、紅茶用のポットとかほとんど使わない…
しまいっぱなし状態で、オットも息子もあること自体を知らないかも…
日本茶用の急須は使うかな。
もっとも、最近は急須用のティーバッグを使って手抜きしてることが多いけど。
しまいこんでると言えば、紅茶用ポットほどじゃないけど、中国茶用の茶器セットも結構しまいっぱなしかも…。
一時期、オットが仕事で中国と日本を行ったりきたりしてたから、その時に買ってきてもらった茶壷と呼ばれる急須が三つと、茶海、聞香杯と茶杯のセット。

IMG_20150220_145726.jpg
これが茶壷。かなり小さめ。いっぱいにいれても100~150mlくらいしか入らない容量。日本茶用の急須と比べると分かりやすいかな。

IMG_20150219_172437.jpg

一番大きなのと比べてみたけど、半分以下くらいの大きさだな。
あとは、淹れたお茶を一旦全部移すための茶海と、実際お茶を飲むための杯。

IMG_20150219_172438.jpg

左後ろにあるピッチャーみたいな形のが茶海。中国茶の場合、お茶は一度ここに全部移して、ここからそれぞれの杯に入れなおす。理由は濃度を均一にするためと、熱いから。
一度でも工夫茶のお手前見たことのある人なら分かるけど、使うお湯も沸騰したての熱いのだし、抽出を待つ間、更に茶壷の上からお湯をかけて全体が冷めないようにして入れるので、同じ沸騰したての熱湯を使う紅茶と比べてもめっちゃ熱い。
茶葉が長く湯に浸かれば浸かるほど濃くなるのはどのお茶でも一緒だから、飲み頃に冷ますと同時に一度全部を出し切って濃さを均一にできるよう、中国茶のお手前では一度茶海に全部移すことになってる。
で、その後、右後ろにある細長い杯、聞香杯という杯ですが、こちらにいっぱいに入れるわけ。
ただし、この聞香杯は省略される場合もあり。というのは、実際に飲む時は一番手前の茶杯を使うから。
聞香杯は、文字通り、香りを楽しむためだけの杯。ここにいれたお茶を茶杯に移して、それを飲みつつ、聞香杯から漂う茶の香りを楽しむ、というのがこのセット。
なので、お茶だけを飲むなら必要ないわけで…
けど、ワタクシはこの優雅な楽しみがとっても好き
本当にいい香りがするので、オススメ

本式だと、これに茶葉を入れる容器である茶荷や茶漏と呼ぶ茶漉し、そして深めのトレイにすのこ状の板が乗っている茶盤なんかがつきますが、我が家にはさすがにそれはなかったり…
茶盤は欲しいんですけどね。


ここまででお分かりの通り、中国茶って結構面倒くさい。
日本茶ですらティーバッグですませることの多いワタクシにとって、美味しいけど中々やる気にはなれない手順だったりします。
で、もっと手軽に中国茶を楽しむべく、この間手に入れたのが、こちら。

IMG_20150219_172434.jpg

蓋椀、といいます。見たとおり、受け皿にお茶のカップとふたがついてるだけの容器。
実はこれ、メッチャ優れもの。
茶壷の代わりに使うこともできるし、このままお茶をいただくこともできるのですよ。
どちらにしても、この中に2~3gほどの茶葉を入れて熱湯を注ぎ、蓋をして2~3分待つだけ。

出たお茶は、茶海に注いで茶杯で飲むもよし、蓋をずらして茶葉を押さえつつそのまま飲むもよし。面倒くさがりのワタクシは、当然、そのままこの椀から飲みます
注意点としては、そのまま飲むことを想定して、自分の手の大きさにあった茶碗にすること。でないと、飲む時にひっくり返して熱湯を浴びる可能性があるからね。
サイズは結構色々で、ワタクシが購入したのはティーカップくらいの大きさのだけど、大きなマグカップやスープカップサイズのものもあったり。男の人なら大きなカップの方がいいかも。
けど、ここに茶葉とお湯が入るので、大きなサイズだとかなり重くなるのでそれも考えて、実際に見て選んだほうがいい。


などと御託を並べつつ、今日も蓋椀で中国茶をいただくワタクシでございます。
今飲んでるのは、このお茶。

IMG_20150219_172435.jpg

濃くなってもしぶくなくてさっぱりすっきりの、いい味わいのお茶です。
ちなみに、一煎目はこんな感じ。

IMG_20150220_153107.jpg

大体3~4煎目くらいまでは美味しくいただけますが、最後はこんな風に……

IMG_20150220_153108.jpg

お茶の葉って結構大きいのね~と感心するくらいの原寸大に戻ります(笑)