BACK STAGE | シャオ2のブログ

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最近は着物と舞台に夢中

昨日5日、シアターBRAVAにて上演の「BACK STAGE」を見てきました
まだ東京公演が丸々残っているので、ネタバレになることは書けませんが、非常に面白かった

まず、思ったのが、なるほど、コレが池鉄ワールドってもんか~と、いうこと。
なんとなくの印象なんですが、ストレートプレイよりもコメディの方が脚本家の個性が出る気がします。
新感線の中島さんは「お約束」的な笑いが多いですし、悲劇の中におそろしく下らない新喜劇的笑いを混ぜ込むことを躊躇しない印象。
クドカンこと宮藤官九郎さんは、小学生男子か!とつっこみたくなるような下ネタがお好きなようで。
三谷さんの場合、とぼけた味わいの中に皮肉を効かせるのが持ち味というか…散々笑った後で妙に考えさせられることやヒヤリとすることが多い感じ。
で、今回の池田鉄洋さんは、というと、なんだかゆる~い。
なんというか、劇中、かならず役者がお決まりのギャグをかまして、客はそれを笑うというパターンの新喜劇になじんだ関西人のワタクシ的には、「ココ、笑うとこ!」といったはっきりしたギャグやシチュがあるわけじゃないのに、気づいたら声を出して笑ってるというのがかなり新鮮でした。
そして、この舞台の主役である裏方スタッフのかっこいいこと!
演じている役者がイケメンだっていうのとは別に、そのプロフェッショナルぶりがかっこいい!
個人的には永岡卓也さん演じる音響さんと、西ノ園達大さん演じる照明さんが、ものすごく素敵でした。
もちろん、ワタクシご贔屓の舞台監督役の相葉裕樹さんも、情けなくてヘタレで振り回されっぱなしだけど、素敵でございました
劇場全体を使った演出も、楽しかった。

ちなみに。
アフタートークでは、付き人役の小野寺大夢さんが全部さらっていきました
なんだろう、素なのに(だから?)面白すぎるよ、彼(爆笑)