昨日、突然息子が言った。
「ママ、サンタさんっていないの?友達がそう言ってた。あと、プレゼントはサンタさんじゃなくて親が買ってるんだ、って本当?」
息子は小学6年生。
流石にサンタの存在を信じなくなっても不思議じゃない年令だけど、我が家では一貫して『サンタは実在する』という姿勢でやってきてる。
親が二人して自信満々に『サンタクロースはいるんだ』と断言するから、息子は半信半疑の状態なんだろうと思われる。
実際問題として……
世界中の子どもにプレゼントを配るサンタクロースはいなくても、『サンタクロース』はいると、私は思うのです。
だってね。
このamebaの中を見ても、今日、更新されたブログにはたくさんの「Merry Xmas!」の言葉と、誰かの幸せや笑顔を祈る言葉がいっぱい。
ブログだけじゃなく、直接顔を合わせて交わされた笑顔や挨拶、なんとなく心に浮かんだ祈り。
純粋に自分じゃない誰かを思いやる心。
今日という日は、普段は示されることのない優しさや愛に溢れてるじゃありませんか。
それって、サンタクロースからの贈り物だと思うのです。
陳腐な言い方ですが、世界中の人に『愛』を思い出させてくれる、という贈り物。
だから、『サンタクロース』はいるのです!
さて、息子の質問に私はどう答えたか。
「そりゃ、そんなことを言うような捻くれた悪い子のところにサンタさんが来ないのは当たり前じゃん。
サンタさんだって、自分を信じないような子にプレゼント渡したくないよ。
だから、その子にはサンタさんはいないも同然なの。けど、皆がプレゼント貰ってるのに、その子だけがないのは、その子の親にしてみたら、我が子なんだから可哀想なんだよ。可哀想だから、親がプレゼント買ってくるんだよ。
つまり、その子にとってはサンタさんはいなくて、プレゼントは親が買ってくるものっていうのは正解だけど、息子にとっては違うってこと」
果たして本心から納得したのかは不明なれど、なんとなく分かったような顔をして、頷く息子。
明けて今日の朝。
部屋のドアノブにぶら下げてあった巨大靴下の中に、欲しかった野球のグローブとボールを見つけて大喜び。
母ちゃんと父ちゃんは、サンタさんから与えられたミッションをやりきって大満足。
にしても、このサンタクロース問題。
解決したと言っていいのかどうか……
どうなんでしょうね?