2024ことこと列車【後半】おもてなし、新企画 | 車内販売でございます。

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車内販売を17年で12000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

福岡県の平成筑豊鉄道「ことこと列車」に、日帰りで乗りに行った話。

今回は、その後半です。

前半の食事・飲み物・景色などはこちら↓

 

 

【1】沿線や駅からの歓迎

沿線や駅から、様々な歓迎・おもてなしがあります。

★金田駅でお手振り

平成筑豊鉄道の職員の方が、手を振ってくれました。

 

★金田駅

金田(かなだ)駅の駅前には、ことこと列車の形をした郵便ポストがあります。

この前で記念撮影できます。

凄腕アテンダントさん、大活躍です。

鉄印の販売機があり、窓口の営業時間でなくても手に入れられます。

 

★九州菊

酒造会社の九州菊さんのすぐ近くを列車は通ります。(2023年7月撮影↑)

枡パルフェは、九州菊の枡に入って提供され、関係も深いです。

前回2023年7月は35℃超えの猛暑日で、お手振りは無理でしたが、この日は4人から旗を振ってもらえました。

列車を待ってくれて、ありがとう。

 

 

【2】駅で販売

★へいちくマルシェ

田川伊田駅で15分停車する間に、マルシェが開かれます。

地元産品を手ごろな価格で販売しています。

私は、飴「おりえの涙」と「キャラメルおこし」を購入。

 

★ひしや染物店

直方で、手ぬぐいなどを販売するお店です。

直方駅に列車が戻った際に、販売に来てくれます。

この日は、平成筑豊鉄道のキャラクター「ちくまるくん」700円を買いました。

カワイイですよ。

今回で私は5回目の乗車ですが、手ぬぐい類を今まで4回買ってきました。

昨年は、赤い手ぬぐいを買いました↓

そしたら、店のおばちゃんが私のことを覚えてくれていました。

年に1回だけ乗りに来て、手ぬぐい買った客を覚えてくれたのです。

これには、大感激してしまいました。

 

 

【3】黒銀車両

普通列車として走る車両にも、様々な車両があります。

「黒銀」車両です。車内の座席も、黒くてシックな色調です。

炭鉱地域ですから、石炭の黒を意識した色彩のようです。

従来の車両を改造して、自転車も載せられる車両に作り替えました。

車内には、乗客がすでに乗っていたため、乗っていない部分だけパチリ。

 

ちなみに、こういうカワイイキャラクターが入った車両も。

別の車両が停車中に撮ったのには、座席に「ちくまるくん」がいっぱい!

こういう柄、好きです。

 

 

【5】新しい企画

2019年3月から走り始めた「ことこと列車」

人気があって満席の日も多いです。

でも、さらなるレベルアップを目指し、新しい企画をいくつか試みていました。

★鉄道員姿で記念撮影

直方駅に戻り、トイレや買い物などの時間が22分間あります。

この時間に退屈しないように、記念撮影を勧められました。

鉄道員の帽子をかぶって、指差かくに~ん!

女性客や外国人観光客にも勧めていて、笑顔にしていました。

 

★トンネルを照らす

平成筑豊鉄道は直方付近だと、穏やかな平地をのんびりと走ります。

後半は山があって、100年ほど前に掘られたトンネルを通ります。

かなり昔に作られたトンネルを通る際に、内側から照らして眺めようという試みです。

トンネルの内壁となるレンガが見えました。

映りの良い写真を撮るのが難しく、写真はありません。

 

★油須原駅

油須原(ゆすばる)駅で11分停車します。

今までも、タブレット交換の実物を見ることができました。

腕木式信号機を変える体験ができました。

(現在は列車の運行に使われていない信号機です)

力を入れてレバーを動かすと、矢羽が動いて信号が変わるのです。

昨年還暦を迎えた私でも、直接は知らない世界です。

社長さんが出迎えていることがありましたが、この日は無し。

昨年、鉄道イベントでお会いしたので挨拶できればいいなと思っていましたが、経営が大変な中で多忙なのでしょう。

 

★最後にみんなでお手振り

14:52に終点の行橋駅に着きました。

アテンダントさんはじめ、乗務員の方々は、乗車の御礼を伝えて、乗客と最後の挨拶をします。

到着5分後の14:57には、隣のホームから「ソニック29号」大分行が発車します。

この「ソニック29号」に、みんなでお手振りをしようと呼びかけがありました。

小倉博多方面に行く人は結構いますが、大分行に乗る人はごく一部なので、みんなでお手振りする時間があるのです。

この日の私は、この「ソニック29号」に乗り換えることにしており、さらに「ことこと」列車が2分遅れましたので、隣のホームまで小走りで向かいました。

ソニックが入線しました(↑写真は以前乗った時に「ことこと列車」側から撮ったもの)

1号車グリーン席だったら、近くでよく見えたのですが、私は座席指定券を取る時間が無くて後方6号車自由席に。

私が乗った6号車デッキから、手を振りました。ですが、お手振りの皆さんの前を通る頃には、かなりの高速になっていて、気づいてもらえなかったと思います。

 

平成筑豊鉄道は、経営が厳しく、新たな投資は難しいでしょう。

でも、できることを考えて、乗客に満足してもらおうという気持ちが伝わってきます。

強引な日帰りで、割高な交通費かけて来ただけの満足感は得られました。

 

 

●今までの「ことこと列車」の記事はこちら↓

 

●日帰りで「ことこと列車」に乗った前後の話はこちら↓