【20本目】夜明けのものがたり《桜・食事・出会い》 | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

今回は、前回の続きの話。

4月6日(土)に、「志国土佐時代の夜明けのものがり」に乗った話。

前半はこちら↓

今回は、この続き。

 

【1】素敵な内装

「志国土佐時代の夜明けのものがり」、通称「夜明け」の車内は、素敵なデザインだと改めて感じます。

2号車「SORAFUNE(ソラフネ)」は、未来への宇宙船をイメージした造りです。

窓の景色が見やすい配置になっています。

新型コロナの際は、対面座席でなくて、対応しやすかったことになります。

 

1号車は「KUROFUNE(クロフネ)」は、幕末の蒸気船をモチーフにした造りです。

落ち着いた座席です。

グループ向けの席もあります。

 

 

【2】春色フローズンマスカット

高知を発車してしばらくすると、車内販売が始まります。

販売カウンターに一番乗りして、期間限定の品を購入しました。

面白そうだったので、迷わず注文!

初めは丸い果実が入っています。

ストローで果実を砕くと、果肉が花びらのようにカップの中を舞います。

美しい光景です。

 

 

【3】予約制食事

今回は下り・上りの両方乗りましたが、下りの「開花の抄」で食事5500円を予約しました。

細長い2つの木箱が届きました。

これを開けると!

この料理は4回目ですが、安定した美味しさです。

このほか、コーヒーやスイーツも付いてきます。

桜の季節だけ料理が一部変わります。

桜餅↑はポイント高いです。

料理が桜の花びらの形になっているのも風流です↓

 

 

【4】車内販売いろいろ

一気に車内販売で買った飲食物をまとめます。

■日高村のトマトソースパスタ

日高村のシュガートマトを使用したパスタ1000円です。

美味しくてボリュームありますから、毎回のように頼みます。

 

■スイーツ 単品650円

春を感じさせるスイーツです。

これは買いたくなります。単品だと650円

 

■梅酒ソーダ割

いつもの梅酒ソーダ割だったと記憶しています。

種類がたくさんあって、もし違ったらごめんなさい。700円です。

 

■スーパードライ

予約制食事をすぐ楽しみたかったので、料理に合うスーパードライです。

 

■ホットコーヒー

予約制食事を頼んだ開花の抄の客は、佐川駅でホットコーヒーをもらえます。

駅舎には、地元の偉人・牧野富太郎を連想させるベンチも↓

佐川駅のポストも、春っぽいです。

 

■ブルーベリージャム

お土産のジャム600円です。沿線の特産品です。

このブルーベリージャムは、別の意味で実用品なのです。

首都圏の普通列車グリーン車の車内販売の利用回数が、1年間で1000回超えたこともあります。

1日2回の利用なら、お茶とコーヒーを1本ずつで2回(場合によってはチューハイ)

1日4回も5回もとなると、軽くて日持ちするワッフルを買います。

美味しくても毎日ワッフルだと、若干飽きてきます。

そこで、ブルーベリージャムをつけて食べるのです。

何か本末転倒のような気がしますけど(^^)/

 

 

【5】地元の人と観光列車ファン

何度も金かけて四国に行くのは、知っている人と会えるという側面が大きいです。

「伊予灘ものがたり」ですと「知っている人」の内訳は、時期によって変動してきました。

★2年目の「伊予灘ものがたり」では、初期から頑張っている凄腕アテンダントの皆さんから歓迎されて、また行こう!と思ったものです。初期の凄腕アテンダントさん4~5名の応対は、感激の連続でしたから、何度も行きたくなったのです。

★しかし、初期の凄腕アテンダントさんの多くが、JR四国の別の部署に異動してしまいました。

ちょうどこの頃に、何度も会っている伊予灘ファンの皆さんと知り合いになり、話をするようになりました。

1人でフラっと「伊予灘ものがたり」に乗りに行っても、たいてい誰か観光列車ファンの顔見知りが乗っている状態になりました。そうすると、結構楽しくなりました。

★ところが、2代目の新型車両になってからは「伊予灘ものがたり」の人気が高まり、常連の伊予灘ファンでも簡単に席を確保できなくなりました。(料金が2倍以上に上がったのもありますが)

私も10時打ちに挑んでも、玉砕して指定券が取れなかったことが何度もありました。

知り合いがゼロの列車に1人乗ることも増えましたが、下灘・上灘・五郎など地元の皆さんには「また来てくれたんですね」と歓迎される、これが嬉しいのです。

 

では「伊予灘ものがたり」でなくて「夜明けのものがたり」なら、どうかと言いますと・・・

★数年前からのベテランのアテンダントさん約2名には、よく知られていて歓迎してくれます。

★「夜明けのものがたり」と「千年ものがたり」には、たいてい観光列車ファンが2~3人乗っていて、心細くありません。

★地元の日下駅、須崎駅に加えて、土佐久礼、窪川など何カ所かの地元の人に歓迎されるのは嬉しいです。

★今回は、指定券の確保に苦労しましたが、「伊予灘ものがたり」ほど指定券が取りにくいわけではありませんから、乗りやすいのが大きな魅力なのです。