一万三千尺物語、病みつきになる!? | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

「あいの風とやま鉄道」の観光列車「一万三千尺物語」に乗った話です。

 

【1】一万三千尺物語とは?

北陸新幹線が開業したのに伴って、北陸本線の富山県内は第三セクターの「あいの風とやま鉄道」となりました。

そして観光列車「一万三千尺物語」が運転されています。

1000mの深い富山湾の海底と、高い3000mの立山連峰の高さの差を「尺」で表すと「一万三千尺」になります。

列車名に合わせたのか、料金も13000円です。(土産無しの場合。来年度は料金改定予定)

 

 

【2】3両編成の車内

旧型電車を観光列車にリニューアルして走っています。

1号車と3号車には、客席が配置されています。

前回の乗車では、窓を向いたカウンター席に座りました。

今回は、次の写真のような2人用テーブル席でした。

キャンセルが出て、唯一空いた席を申し込んだためです。

座席は、豪華と言うよりは、食事しやすい機能的な席と言えます。

 

3両編成の真ん中、2号車には客席はありません。

調理スペース、販売カウンターなどに使われています。

木製の記念撮影ボード、乗車記念スタンプが置かれています。

下車観光時に雨が降った時のための傘もあります。

何だ?これは確か、缶バッジ作成機ではないか?

活用する機会があるのかな。

水戸岡車両ではないものの、地元特産品の展示スペースもあります。

午前の1号では、職人さんが寿司を握る姿を、ガラス越しに見ることができます。

作っているところを見ることができるのは、ポイント高いです。

 

【3】♡の「つり革」

料理が出る観光列車ですから、立ち席の客は乗りません。

でも改造前からの「つり革」が何か所か残されています。

その中に、ハートの形をした「つり革」があります。

かわいくて、つい握りたくなります。

ハート型の「つり革」、以前の記事はこちら↑

 

 

【4】満足できた寿司

「一万三千尺物語」の2号は懐石料理ですが、今回乗った1号は寿司がメインです。

木の箱に入ってきました。

フタを開くと、2段の料理です。

手前は、寿司8貫です。当然握りたてです。

奥は3皿の料理です。

本場の富山で本格的な寿司を食べる訳ですから、期待しています。

その期待に応える美味しい寿司です。

寿司と一緒の3品です。

お品書きはこちらです。

紅ズワイガニ、ひみ寒ぶり、良いですねえ。

更に寿司を引き立てるのは、車窓の景色です。

富山湾や富山平野の景色を眺めながら、地元の食材を使った寿司を食べれば、そりゃ美味く感じますよ。

 

【5】プラスαの料理

寿司の前に出されたのが、茶碗蒸しです。

 

お椀です。やはり寒い12月ですから、温かいものが入ると嬉しいです。

 

食後のコーヒーと上生菓子です。

 

 

【6】追加のお酒

車内でお酒を注文することができます。

富山で寿司をいただくなら本来は日本酒でしょうけど、日本酒よりビールが好きなので地元のビールを頼みました。その都度、現金払いです。

なお、最初にウェルカムドリンク「柚子スパークリング」、1杯サービスです。

PETボトルの水も付きます。

参考までにメニューです。

 

 

 

【7】車内販売

追加のお酒以外にも、車内販売も利用しました。

まずは、来年2023年のカレンダーです。

あいの風とやま鉄道の写真が多数使われています。

 

コーヒーのおかわり(無料)をいただいた際に、何か食べたくなって今回も買いました。

一万三千尺物語のロゴが入っています。

 

販売では無くて、無料で2枚選んでもらえるのがこちらの絵葉書です。

美しい富山の景色が納められています。

 

 

【8】高い接客水準

この「一万三千尺物語」には、今年2022年5月に乗って、接客水準の高さに驚きました。

交代で乗務するようで、今回は多くのスタッフが入れ替わっていましたが、接客水準は高いままでした。

そして、前回に続きスタッフの連携が、すごくよく取れていました。

 

案内役の女性の方は、しゃべりが上手く、ほとんど原稿無しでした。

何十回も案内しているとはいえ、私にはなかなか出来そうもありません。

次は河田氏の日に乗りたいな(^^)/

 

土曜日曜だけ走る第三セクターの観光列車でしたら、接客スタッフ7~8人揃えて6人乗務する形式が一般的でしょう。この形なら、中心となるスタッフが仮に2人いなくなっても、観光列車をずっと維持発展させていけます。

そのためには「1人に頼り過ぎない」「チームで仕事をする」形式が大切でしょう。

全国的に見ても、自慢できる観光列車と言えると思います。

 

 

《参考》

今までの一万三千尺物語の記事です↓

 

今回乗車して、泊駅で雪月花を迎えた話です。