みどりの窓口が閉鎖「北千住駅」 | 車内販売でございます。

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1回つぶやくと、「いいね」が20~30くらい、つぶやきが表示された「インプレッション数」は1000~1500が多いです。

ところが今まで1回、非常に多くの人から反応があったことがあります。

北千住駅みどりの窓口廃止の件です。

2022年1月末で、北千住駅のみどりの窓口が営業終了となりました。
ほぼ1年前に廃止されたわけです。
これをツイッターで嘆いたら、普段より大きな反応がありました。
 
 
【1】北千住の廃止は驚き
JR東日本では、みどりの窓口が大幅に廃止されています。
北千住駅で、みどりの窓口が廃止されたのには、驚きました。
私がよく利用していた平日午後3時から4時は、たいてい行列ができていて利用者が多いのに、理解できませんでした。
《1》乗降客が多い
JR北千住駅は乗降客が多く、JR東日本の駅の中で9番目に多い約16万人です。
こんなに利用客が多い駅で、みどりの窓口が無くなったのはショックでした。
※この時点では9位でしたが、その後に発表された2021年の数値では8位になりました>
(7位大宮、8位北千住、9位新橋、10位川崎、11位秋葉原、12位高田馬場)
《2》乗換駅である
JR北千住駅は東武線、日比谷線、つくばTXなどの乗換駅です。
東武線沿線の西新井や草加の人が、みどりの窓口を利用するには、JRに乗り換えをする必要があります。
(東武線の反対側の接続駅・南越谷も、みどりの窓口が廃止されました)
《3》6駅連続みどりの窓口無しに
北千住のみどりの窓口が無くなると、日暮里か松戸に行くしかありません。
松戸~日暮里間の6駅連続みどりの窓口無しになります。
三河島・南千住・北千住・綾瀬・亀有・金町の6駅連続みどりの窓口無しになります。
ちなみに両端の松戸駅は37位(約78000人)、日暮里駅は33位(約82000人)です。
 
【2】繁忙期は期間限定営業
閉鎖してからも、お盆の時期は臨時営業をしていました。
ただし、営業開始が11時からですから、「10時打ち」はできません。
お盆の時期は、乗り慣れていない乗客が東京駅の窓口に殺到して長蛇の列になりますから、それを避ける意味でも繁忙期に臨時窓口は現実的な対応と言えますけどねえ。
 
【3】指定券券売機は不便?
みどりの窓口が無くなっても、指定券券売機はあります。
今まで通り、新幹線「はやぶさ」や、特急「ひたち」の指定席特急券は購入することができます。
この自動券売機は、みどりの窓口より不便な点があります。
《操作が分かりにくい》
使い慣れている人なら問題ありませんが、詳しくない人は窓口の係員に頼ることができなくなります。
窓口の係員相手なら「明日の11時ごろ、東京を出て新幹線で弘前まで」と言うだけで、たいてい係員が対処して何くれます。
「乗車券は往復割引だと安いですよ」「11時頃だと窓際取れないですね。通路側C席なら取れます」など案内してくれます。(ホントは用紙に書いて出すのが基本ですけど)
《機能が限定》
みどりの窓口でないと買えない切符があります。
★学割・株主優待などの「割引切符」
★「伊予灘ものがたり」などの一部観光列車
★個室などの一部座席
(青春18きっぷ、休日おでかけパス、大人の休日倶楽部パスは購入できます)
ちなみに、JR九州「36ぷらす3」はJR東日本の指定券券売機で購入可能です。
ただし、私のように慣れているマニアでも「36ぷらす3」など他の特急に抜かれる観光列車は、全区間乗る場合は画面に出ないことが多く、経由駅などを指定して券売機で格闘してもダメで、結局窓口に頼ることが目立ちます。
 
 
【4】話せる指定券券売機が導入
みどりの窓口が無くなり、指定券券売機だけになりました。
そして、代わりに「話せる指定券販売機」が2台導入されました。
普通の指定券券売機に加えて、「話せる指定券券売機」が2台です。

パッと見ると、普通の指定券券売機と同じような気もします。
でも、左の方に電話機がついていて、画面の向こうの係員と話して買うことができます。
「指定席自由席乗車券
 定期券おトクなきっぷ」と表示されている部分が切り替わって係員の顔が画面で出ます。
 
 
【5】使ってみた
私が、指定券券売機では買えない観光列車「伊予灘ものがたり」の指定券を買おうとしました。
前の客が買って、私の番になりました。
でもすぐは買えません。
「ただいまの待ち人数4人」との表示です。
隣の指定券券売機の客が用を済ませて帰り空きましたので、暇つぶしに撮影。
この「話せる指定券券売機」は2台設置されています。
数分待って、係員さんが画面に登場しました。
「伊予灘ものがたり」の申込用紙を提示しました。
これを券売機の横に置くと、画像が係員が読んで、正確に伝わります。
担当の係員さんは、列車の知識があって、操作の手際も良くて素敵でした。
指定券券売機では買えないはずの「伊予灘ものがたり」の席が、「話せる指定券券売機」で確保することができました。
実は昨年2022年の6月頃に記事にしようかなと思っていたのですが、観光列車に続けて乗っていて、後回しになっていました。年明けに記事にしてアップした次第です。
 

【6】思うこと

(1)やはり北千住で廃止は極端

指定券券売機の普及、券売機に慣れた人が増加、そして人件費節減といった理由で、みどりの窓口が縮小される流れは止むを得ないと思います。

とはいえ、JR東日本全体で9位の利用者がある北千住駅まで廃止するのは、極端ではないかと思います。

(2)営業時間の短縮も痛い

東京駅・上野駅くらいの大きさの駅は別ですが、みどりの窓口の多くは20時までとなりました。

私が住む千葉県では、最大の駅・千葉駅は19時まで、船橋駅は18時までです。

(3)10時打ちには使えそうもない

ぜひとも取りたい列車で、10時打ちをしようとしても、待ち時間がどのくらいになるか全く予想がつきません。

1か月前の10時打ちは、あてにできないでしょう。

 

JR時刻表12月には、北千住駅がみどりの窓口アリの緑色になっています。

一部期間だけ営業で緑色ですかあ。