SAKU美SAKU楽【後半】牧山のひまわり畑&各駅の歓迎 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

観光列車「SAKU美SAKU楽」(さくびさくら)の続きです。

前回の申込・車両・食事に続き、今回は停車駅の話です。

 

【1】牧山駅前「ひまわり畑」に行く

「SAKU美SAKU楽」は、1日4本走りますが、停車駅が少しずつ異なります。

私が乗った3号では、牧山駅に停まりました。

牧山駅から徒歩で5分ほど歩いた場所に、ひまわり畑が広がっているのです。

かなり広いです。

 高台の駅から、細い道を下ります。

そして、高知県で見られる沈下橋に似た造りの橋を渡ります。

そして到着したのは、ひまわり畑です。

駅からも、ひまわり畑が見下ろせます。

乗務員さんは引率しませんが、見える場所ですから、安心して向かえます。

多くの乗客は、ひまわり畑までは歩きませんでしたけど。

 ひまわり🌻は、名前の通り、太陽の方を向きます。

そのためか、夕方は駅の反対側を向いていました。

 この牧山駅のひまわり畑は、岡山駅でも宣伝されていました。↓

 

 

【2】津山駅

発車する津山駅では、ホームから「津山まなびの鉄道館」が見えます。

行きたかったのですが、時間が無くて断念しました。

駅員さんが、横断幕を用意して、列車の入線を待ち構えています。

駅員さんは、やや不慣れで緊張感があります。今まで観光列車はほとんど走っていなかった地域でしょうから無理はないですが。

 津山駅には、記念撮影スポットがあります。

列車からの顔出しパネルですね。

 

 

【3】亀甲駅

津山駅を発車しました。放送で、亀甲駅(かめのこうの)駅舎の形が珍しいと説明がありました。

私は駅マニアではありませんが、注意しながら見ていると、駅舎から亀が出ていました。

徐行しただけで停車はしません。撮影のタイミングが難しかったです。

 

 

【4】福渡駅

ホームに出られたのは、牧山駅と福渡駅です。

福渡駅では、シャボン玉で歓迎です。

駅名に「福」がつく、めでたい駅名です。

列車によって停車時間はかわりますが、私が乗った休日の3号は、12分の停車です。

お手振りを呼び掛けています。有難いことに福渡駅で歓迎してくれた地元の方は、自動車で牧山駅にも来てくれてお手振りしてくれました。

 関東人の感覚では、津山から岡山に行くのが上りですが、歴史的背景があるようです。

 

【5】車内販売

車内販売は、飲食物は扱っていません。グッズ中心で、一部お菓子の販売となります。

グッズは、安い品から高い品まで揃っています。

300円前後の品があるのは助かります。

私が買ったのは、缶バッジ360円、クリアファイル280円です。

車内販売ではありませんが、絵葉書大の「乗車記念」が配布されました。

地元の津山工業高校デザイン科の生徒の作品だそうです。

 

車内販売の品物は、ワゴンに載っています。

1両編成ですから、ワゴンで巡回するというよりは、品物を収納する場所として使われている状態です。

行き先表示版・サボは3960円です。

「買う人がいるから作って販売しよう」という発想なのか、「実際に使用するので特注するけど、ついでに何枚か作って、売れればラッキー」という発想なのか、判断しにくいです。

できれば飲み物も売って欲しかったです。ビールや缶コーヒーは無理でも、岡山の白桃ジュースを買いたかったです。(車内販売以外は何も飲み食いできない過酷な4日間だったもので(^^)/)

 

 

【6】思うこと

★旅行商品で狭いのは大問題

現行の「SAKU美SAKU楽」は、旅行商品です。弁当類が付いて6000円です(4号だけは5200円)。

もし乗車券プラス指定席券で乗れたなら1700円です。1700円なら違和感はないと思いますが、弁当類が付いているといっても6000円の高さで、4人掛けロングシートに4人ギッシリ詰めて座らせるのは、私は大きな抵抗があります。

また、テーブルも小さく、そこに弁当を載せると、他には何も載せるスペースが無くなってしまいます。

といって、3年4年と走り続ける見通しが固まっていない状態ですと、座席を変えてガッチリとしたテーブルを設置するのは厳しいでしょう。

秋以降の予定は発表されていないようですが、「弁当付きの旅行商品」なら、ゆったりと2席利用できるようにするのが妥当だと思います。

「伊予灘ものがたり・大洲編」に乗ると、運賃・特急グリーン料金・食事を全部含めて6670円です↑。どうしても、こちらと比較するのは酷ですが、大きな差になってしまいます。

 

★往きと帰りで往復利用は厳しい

「SAKU美SAKU楽」は、1日2往復走ります。

私は岡山からの往きは普通列車利用で、岡山に戻るのに「SAKU美SAKU楽」を利用しました。

停車駅が上りと下りで異なり、たとえば「牧山駅のひまわり畑」に寄れるのは土曜休日の2号と3号です。

下車観光の駅が異なりますので、「SAKU美SAKU楽」に往復で乗るのも「アリ」かもしれません。

ただし、往復利用は現実的ではありません。

(1)岡山から午前中に出かけて津山で観光、夕方に岡山に戻る《2号&3号》だと両方で「福渡のいいもの詰め合わせ」が付いてきて、かぶってしまいます。

(2)往復とも弁当つきだと、現地で店を選んでの食事が困難になります。(宿泊すれば解決しますけど)

(3)往復で12000円は、いくら何でも高く感じます。

この面からも、「指定券で乗れるようにする」、あるいは「軽い量のスイーツの提供にとどめる」のが適切では?

狭いテーブル問題も、小さい皿のスイーツでしたら支障はなくなると思います。