「山のごちそう列車」に乗って「田んぼアート」を見た話です。
秋田内陸縦貫鉄道は、秋田新幹線が停車する角館と、奥羽線の鷹ノ巣を結ぶ第三セクター路線です。
のどかな田園風景と、森林が車窓から眺められます。
それに加えて、この季節は「田んぼアート」を観ることができました。
【1】田んぼアートとは?
田んぼに、色の異なる種類の苗を植えて、高いところから見て大きな絵を作るイベントが、田んぼアートです。
秋田内陸線は、沿線に水田も多く、線路が周りより高い区間もありますから、田んぼアートに適した路線と言えます。
植えた1か月後と3か月後では、色合いが違ってきて、また見たくなるものです。
2022年は、沿線の5か所で田んぼアートが作られています。
作ったのは、地元の小学生や地域の住民の方々です。
【2】兜を被った男の子~羽後太田駅付近
今回、角館駅から乗車しました。
すると1つ目の駅・羽後太田駅に近づくと、1つ目の田んぼアートが見られました。
放送で案内がありましたから、窓の外を見ます。
あった!、テニスコートくらいの大きな田んぼアートです。
「山のごちそう列車」は、普通列車と併結していて地元の人も乗るのですが、観光客のために一旦停止してくれました。
ゲンキと描かれていますね。
まだ6月ですから、十分には育っていません。
秋の収穫の時期には、もっと迫力が出ていそうです。
離れた高い場所から見ないと、何だか分かりにくいようです。
だからこそ、鉄道に乗らないとよく見えないのです。
【3】秋田犬と上桧木内の紙風船上げ~上桧木内駅
こちらは、駅のホームから眺められる田んぼアートです。
上りと下りの列車が交換する上桧木内(かみひのきない)駅では、周りより高い場所にあるホームから、田んぼアートを観ることができます。
お題は「秋田犬と上桧木内の紙風船上げ」です。
地元で100年以上続く伝統的な「上桧木内の紙風船上げ」を表現しています。
今回の列車交換では、角館発の列車が田んぼアート側になりました。
地元の方々が、観光客を歓迎して地域を盛り上げるために、手間暇かけて田んぼアートを作ったと聞いています。
1人の観光客としては、有難く思います。
【4】他にも3か所
秋田内陸線の田んぼアートは、他に3か所あります。
ただし、私が乗った角館~阿仁合間は2か所だけでした。
「秋田犬と綴子大太鼓」(阿仁合~小渕間)
「秋田犬と青ガエル」(前田南~阿仁前田温泉間)
「秋田犬といせどうくんと笑う岩偶」(縄文小ケ田)です。
詳細は、公式ホームページに紹介されています↓
田んぼアート以外にもありました。
【5】かかしコンテスト
阿仁マタギ駅付近では、かかしコンテストが行われていました。
休耕田を活用して、乗客に楽しんでもらおうという試みです。
地域の人たちの気持ちが伝わります。
次の記事は何にするか未定です。
週末に乗り鉄しながら考えます。