秋田内陸縦貫鉄道の「山のごちそう列車」に乗ってきました。
前回は、主に車両「秋田マタギ号」について。
今回は、料理と車内販売について。
【1】料理は1皿ずつ
「山のごちそう列車」は、秋田新幹線と接続する角館駅を11:50発車。
終点の阿仁合駅に13:14に到着します。
現在の提供の仕方は、途中で1皿ずつです。
今回私が利用した「山のごちそう列車」と似ている列車に、「ごっつお玉手箱列車」がありますが、こちらは停車する3~4駅から少しずつ料理を積み込む形式と聞いています。
【2】最初は漬物
角館駅から乗り込むと、上のような状態でした。
漬物、目に、箸、おしぼりがセットされています。
漬物は「胡瓜(キュウリ)とミズの漬け物」「社長の梅漬け」です。
梅漬けは、眠気が取れる刺激です。
【2】馬肉の煮つけ
次に届いたのは、「阿仁鉱山由来 馬肉煮つけ」です。
他の食材の下に、もっと馬肉が隠れてますので念のため。
クセが無く、普通に食べられました。
こういう地元ならではの料理、素敵です。
コンサルティング会社なら、「昔、阿仁に鉱山があって、そこで働く人が・・・」などと由来を解説すると有難味がアップすると助言するのでしょうね。
【3】4種類の料理
次に4つの料理が一気に出てきました。
《右下》は、ところてんです。
醤油が目立たなかったため、使わずに食べてしまいました(#^.^#)
《左下》は、茄子の味噌そぼろです。
茄子は苦手ですが、そぼろは味付けが適切と感じました。
《上》は「舞茸の天ぷら」と「鰈(カレイ)の秋田味噌焼き」です。
カレイは量が多くて、ビールと一緒に楽しめました。
【4】海苔巻き寿司
続いて、ごはんものです。
美味しいだけではなく、目でも楽しめる工夫は素敵です。
【5】クルミ寒天
最後に「あまいもの」です。
秋田では知られている品のようです。
【6】メニュー
参考までに、メニューです。
地域のいろいろな料理を、まとめて味わうことができました。景色を眺めながら、ゆっくり料理を楽しませていただきました。派手さはないですが、観光客にとっては大きな価値があります。
最後に冷たいお茶がでました。
【7】車内販売
料理の前に、車内販売のビールを購入しました。
JR東日本の普通列車グリーン車では280円ですから、270円は良心的です。
暑い日でしたから、冷えたビールで料理が更に美味くなります。
終点が近くなると、主にお土産の車内販売ワゴンが回ってきました。
お菓子とサイダーを買いました。
サイダーは車両の柄なのがポイント高いです。
【8】思うこと
秋田内陸縦貫鉄道は、2013年2015年にも乗りました。
急行料金が必要な「急行もりよし」でしたが、普通の気動車でした。
実施している車内販売が目的でしたので、豪華な車両でなくても良かったのです。
実際は年季が入った単行気動車車両でしたが、空いていて、車内販売もするアテンダントさんの温かい案内で満足して帰ってきました。
そして今回。
食事を配布してくれたアテンダントさんの方は、気遣いが素晴らしい!
車両が立派になって、食事も美味しくなっても、接客の向上は難しいものです。
地方のローカル線では、丁寧だけでなくて、素朴な温かさが求められます。
こういう接客が拡がればいいなと思います。
昨年、申し込んだ列車が、新型コロナで運休してしまいましたが、再度機会を見つけて乗れて良かったです。
車内から見えた「田んぼアート」も素敵でした。田んぼアートの話は近いうちに。
秋田内陸縦貫鉄道の以前の記事はこちら↓