近鉄の豪華特急「しまかぜ」に、乗ってきました。
【1】また「しまかぜ」に乗車
新登場の近鉄特急「あをによし」に乗るなら、やはり豪華車両でカフェも連結している「しまかぜ」にも乗りたい!
そこで、「あをによし」に乗る前後に、京都~大和八木間を往復で乗車しました。
「しまかぜ」の座席は豪華ですので、料金も若干高くなります。
京都~大和八木は約55分間ですと、
特急料金920円に加えて、特別車両料金740円も必要です。
もし京都~賢島の全区間ですと、
特急料金1930円に加えて、特別車両料金1160円も必要です。
【2】往きはケーキセット
京都10:00→→大和八木10:54
往きは京都を出て、数分後にカフェ営業開始の放送があり、カフェに向かいました。
平日とはいえ、発車してすぐは混むかもしれませんので、比較的空いている1階席を希望しました。
私の定位置は、1階の一番奥の席です。
アクリル板で仕切りが作られています。
売り切れ必至!人気があるケーキセットにしました。
「いちごモンブラン」が美味しそうだったので、頼むことにしました。↓
他のスイーツも、凄く美味しそうだったのですけど。
ドリンク付きのスイーツセット、1200円です。
飲み物は、アイスティーを選びました。
ホテルで朝食を腹いっぱい食べて、ホットコーヒーも飲んできましたから、別の種類が良かったのです。
「いちごモンブラン」美しい芸術作品です。
小さい焼き菓子2つも、付いてきました。
ごちそうさまでした(^^♪
【3】帰りは海老トマトクリームパスタ
大和八木16:39→→京都17:35(平日)
帰りも「しまかぜ」に乗り、カフェを利用しました。
帰りの大和八木発車後は、比較的空いている傾向がありますから、2階席を利用しました。
(カフェを利用したい客は、乗車してすぐカフェに行く人が多い)
お食事のメニューに、新しい品がありました。
「海老トマトクリームパスタ」1500円です。
話のタネに、当然これを注文します。
パスタの中には、シーフードが入っています。
海老、貝、イカと具だくさんです。
ミネストローネも、ついています。美味いです。
特に寒い季節には、良いですね。
ミネラルウォーターもついていましたが、やはり生ビールでしょ。
列車で生ビールを飲める機会は、貴重ですから。
【4】その他の食事
今回は頼みませんでしたが、メニューにある他の食事を今までに食べてきましたので、再掲します。
■海の幸ピラフ1500円
人気の定番「海の幸ピラフ」です。
海老の身はさほど多くないですが、見栄えは素晴らしいです。
■松阪牛カレー1400円
さすがにコクのあるカレーは違います。
味噌汁は別途注文しました。
■松阪牛重1500円
松阪牛を使用したボリュームある食事です。
速攻で食べようとしたら、熱々で苦しみながら食べました。
【5】貴重な「しまかぜ」のカフェ車両
「しまかぜ」のカフェ車両は、日本の鉄道にとって非常に貴重な存在だと思います。
要するに、「食堂車」の文化を引き継いでいるとも言えるのです。
《食事を提供》
ケーキやコーヒーといった軽い物でなく、食事を提供する列車は非常に少なくなっています。
特に、加熱調理した食事は貴重です。
《予約不要》
多くの列車は、客が少ない日に、スタッフや食材を抑えて経費節減を図るため、予約制にしています。
しまかぜは、全車指定席とはいえ、予約不要で利用できるのは凄いです。
《高くない》
ケーキセットや食事を、千円台で楽しめるのは、かなり手頃です。
私が昔、東海道新幹線の食堂車を利用する際は、料金が高いので、モーニングセット1600円と決めていました。
若い学生が「食堂車に乗ってみたいな」と言われたら、最も近い「しまかぜ」に乗ると良いでしょう。
豪華クルーズトレイン、サフィール踊り子や、各地の観光列車もありますが、「しまかぜ」のカフェは食堂車に最も近くて、手軽に利用できるのです。
「予約不要」で千円台だと、閑散期は収益が悪化しそうです。
「しまかぜ」のアテンダントさんは、接客応対が立派な人ばかりで、そういう人を確保するのも大変そうです。
「しまかぜ」では儲けは少なくても、伊勢志摩に観光に出かければ、近鉄グループ全体として儲ければいいとでも考えなくては、カフェ車両の維持は困難では?と思うのです。
1人の乗客としては、「しまかぜ」に乗ったら、カフェを利用することしかできませんが。
■「しまかぜ」等、今までの近鉄の記事はこちら↓