近鉄の特急「あをによし」が、この4月から走り始めました。
この「あをによし」の目玉と言えるのが、カウンターでの車内販売です。
車内販売を利用するために、乗ってきました。
【1】販売カウンター
4両編成の中央、2号車に販売カウンターがあります。
私が乗った平日は、2人乗務で販売していました。
何せ京都~奈良は、たった35分の乗車時間。販売カウンターに行列ができているという話も聞きましたが、2~3人の行列で買うことができました。
背後の棚には、グッズや土産物が並んでいます。
冷蔵ケースの中には、「まほろば大仏プリン」と「バターサンド」が入っています。
美味しそうに並んでいて、「ねえ買ってよ~」と訴えています。(擬人法)
【2】生ビール&大仏プリン
まずは、「あをによし」第3便に乗車して、車内販売を利用しました。
この日の京都発の場合は、発車の少し前から販売していました。
まだ昼間ですから、コーヒーでも飲もうかと思っていました。
でもカウンターの上に、ビールサーバーがあるじゃないですか。
そして、ビールサーバーから、前の人が頼んだビールを注ぐ光景を見たら、頼むしかなくなりました。
だって、車内販売で生ビールを飲めるのは、ホントに少なくなってきましたから。
地元の生ビール(スタウト)600円です。
かなり濃い色をしています。
もう1点、「まほろば大仏プリン」カスタードをいただきました。
生クリームたっぶりで、値段は400円。とろけます。
【3】アイス&バターサンド
折り返し「あをによし」4号でも、車内販売を利用しました。
まずは、「大和抹茶ジェラート」400円です。
奈良県産の大和抹茶を使用したジェラートです。
次に買ったのは、「バターサンド」です。
冷蔵ショーケースの中に入っていて、目立ったもので、買いたくなりました。
中身は、バターサンドが2個入っています。
箱を開けた様子です。少しですが、金色の粉がかかっています。
コーヒーは、1杯ずつ淹れるタイプですが、何とか間に合いました。
駅のホームで、コーヒーをいただきました。
ちなみに、アイスコーヒー200円は、森永マウントレーニアのような形をした密閉されたカップに入った品です。
【4】車内販売メニュー
京都~奈良の35分が、主な区間ですから、品数は限られます。
弁当のような腹の足しになる品はありません。
主な品は、上の3種類です。
お酒もあります。
弁当を店で買って、販売カウンターで酒、という組み合わせの人もいました。
ハンカチやキーホルダー等のグッズもあります。
一部は人気で品切れですが。
【5】記念乗車証
販売カウンターに、記念乗車証が置かれています。
右隣は、消毒液↓
私は2本乗りましたので、2枚いただきました。
表と裏で色が異なります。
【6】窓からの風景
沿線には、住宅が多い区間もありますが、田園風景の区間も広がっています。
窓が大きいため、景色がよく見えます。
電源もあり、広いテーブルで飲食しながら、ゆったりできるのは気分良いです。
【7】近鉄頑張れ
全国的に車内販売が衰退しています。
特に新型コロナの影響を受け、先が見えにくくなっています。
そんな中、販売カウンターを設置して、車内販売を実施した近鉄には、強い敬意を表します。
「しまかぜ」は別格としても、「青の交響曲」のバーカウンターで飲食を注文する人は少なく、どう見ても採算的に厳しいと思います。その中で頑張るのですから。
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