西鉄のレストラン列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」に乗った話の続き。
2022年2月に、3回目の乗車をしてきた話。
実は、3回目の乗車ですが、2回目の乗車後に、記事にしていませんでした。
1回目は2020年8月に乗車。3本の記事にまとめました。
2回目は2021年4月に乗車。でも記事にしませんでした。
九州四国と連続して乗ってて、少しずつアップした途中に、また別に乗っての繰り返しで、いつのまにか抜けていたのです。うわ~、つまらない凡ミスでした。
そんなわけで、一部、2回目も付け加えてまとめます。
乗車すると、テーブルにフォークやメニューが整っていました。
1つずつ、素敵なコース料理が出てきます。
【食事1】浅利と海苔のスープ
福岡県産、有明海産の食材を使っています。
体にスッと入り込んできます。
【食事2】前菜の盛り合わせ
「assorted appetizers」と書かれていましたが、前菜の盛り合わせですね。
★イイダコ、ジャガイモ、インゲンのサラダ、アンチョビソース。
★エツのカルビオーネ
★マエビのボルペッティ
前菜3種類は、有明海産の食材も使用しています。
酒を飲みたくなります。酒が停止中で残念!
【食事3】フィッシュプレート
クチゾコのカツレツです。
クチゾコとは、舌平目のことだそうです。知りませんでした。
【食事4】焼きたてピザ
ゴボウとほうれん草のピザです。車内で焼いて、熱々です。
温かいのではなく、焼きたてで熱いのです。
地元の食材をふんだんに入れたのが良いですね。
【食事5】食後のお茶
八女市産のお茶です。3種類から選べます。
この日のメニューは、こちらです。↓
■ピザを焼く様子を観る
中間の車両にある厨房の中には、ピザ窯があります。
電車の中でピザを焼くのは、設計が大変だったそうです。
特別にピザを焼く様子を見せていただきました。
この日の夜の便の乗客は、私ともう1人の男性2人だけでした。
(スタッフは、運転士・車掌・調理担当・アテンダント2人の5人ですから、凄い厚遇です)
乗客が20人いたら、近くで見学するのは厳しいと思いますので、近くで見れてラッキーでした。
★ピザの生地の上に野菜を乗せます↓
★ピザ窯の中に入れます。↓
★数分経って、テーブルにピザが届きました。↓
作っている様子を見ていましたから、一層美味しく感じました。
■以前のピザ
季節に合わせて食材を活かしたピザです。
2020年8月↓ ズッキーニと大葉のピザ
ズッキーニは嫌いでしたが、熱いのには感激して食べられました。
2021年4月↓ 筍と豆のピザです。
タケノコの食感が良いですね。
次は飲み物です。
■ウェルカムドリンク
ノンアルコールのスパークリングです。
見た目はワインですが、アルコール0%です。
■3種類セット
西鉄レールキッチンチクゴでは、飲み物を3つセットの「お得なセット」を用意しています。
お酒が無い時期は1500円で、自由に選べます。
料理と一緒に飲むのは、ノンアルコールビールです。
ホントはビール飲みたいけど、販売停止中ですから仕方ありません。
ワイン風味の飲み物を、2つ頼みました。
赤いので雰囲気は出ますね。
あらためて、3種類のセットは、激安です。
■本来ならお酒も~2021年4月
昨年の4月に乗った際は、お酒が飲めました。
「うきはフルーツエール」、ビンも美しいですが、香りが良いお酒です。
面白そうでしたので、日本酒飲み比べセット900円です↓。
この時も3種類で1800円の割引を活用しました。
最後にホットコーヒーが飲みたくなりました↓
■車内販売
カゴに車内販売のグッズを入れて、テーブルに巡回してきました。
クリアファイル300円が手ごろな品ですね。
■感じたこと
★地元にこだわった料理
メニューを見ると、福岡県の「大木町産ホウレンソウ」「有明海産マエビ」といった地元の食材へのこだわりが見られます。地元福岡県で自慢の食材を先に絞り込んで、これを活かす料理を逆算して考えたようです。
肉料理をドーンと出せば、一般的には受けるでしょうから、逆に信念を感じます。
★安定の接客応対
今回で3回目の乗車です。
今まで2回は、20代前半かと思えるものの実に立派なアテンダントさんが応対してくれました。
今回は新人でしたが、指示する指導員も一緒に乗務していて、十分な水準でした。
★手ごろな料金
乗車と食事が総額で8800円は、非常に安いです。首都圏なら12000円でも人気でしょう。
車掌さんに「安いですね」と感想を伝えたら、「他のお客様からもよく言われます」と返ってきました。
本来は夕食の運行だけ高くすることも考えられますが、昼の運行が人気ですから、難しいですね。
★運転してくれて感謝
一般的に、乗客たった2人で運転するのは、経営的に厳しいと思います。
売り上げは、8800円×2人、飲み物1500円×2、車内販売300円の計20900円にしかなりません。
2人の乗客ために、列車に5人も乗り込むわけですから、運転取りやめになっても不思議ではありません。
それなのに運転してくれた西鉄には、感謝です。