1泊2日で、九州に乗り鉄に出かけてきました。
観光なしで、乗りまくって、車内販売を利用しまくってきました。
今回は、お手振りをした話。
【1】ザレールキッチンチクゴ
福岡県を走る大手の私鉄「西鉄」には、人気のレストラン列車があります。
「THE RAIL KITCHIN CHIKUGO」(ザレールキッチンチクゴ)です。
私も今まで3回乗車して、素晴らしい車内インテリア、素敵な接客、手ごろな値段で立派な食事と、満足して乗車できました。
沿線から列車への「お手振り」も多いのも、魅力的でした。
この車内の内装↑には、驚かされます。
【2】お手振り場所決定
今回レールキッチンに午後に乗車したのですが、その前に少し時間がありました。
そこで、沿線で「お手振り」をしようと思いました。
確実に列車が徐行する地点が、こちらです↓
「たこ焼き工房じゅん」前です。
(2020年9月に車内から撮影)
「ザレールキッチンチクゴ」が通ると、たこ焼きのお店から旗を持ってお手振りしてくれるのです。
西鉄も、それに応えて徐行してくれます。
他の沿線の踏切前でもお手振りはありましたが、高架化が進んだため、お手振りしにくくなっている可能性があるため、「たこ焼き工房じゆん」の前に決定です。
西鉄の普通列車を三沢(みつさわ)駅で降りて、徒歩2分ほど。
お店の前に着きました。
1便目のアーリーランチの復路・福岡行きが通る11:55の前まで、少し待ちます。
【3】お手振りを実施!
近くの踏切が鳴りました。
「たこ焼き工房じゅん」の方は、買いに来たお客さんなど近くにいる人に旗を渡します。
カッコいいデザインの旗です。
私は同じデザインのボードを、公式ホームページからプリントアウトしたのを持って行きました。
もちろん「手」も持っています。
これで準備はバッチリです。
「THE RAIL KITCHIN CHIKUGO」が、やってきました。
徐行しながらですから、踏切が鳴り始めてから結構時間がかかります。
お店の人、買い物に来た人、そして鉄道マニアの私が混ざって、お手振りをします。
多くの乗客のみなさんからも手を振り返していただいて、気分良いです。
列車は通り過ぎていきます。
この約1分のために、わざわざ足を運ぶのがマニアなのです。
満足感大です。
【4】たこ焼きも購入
たこ焼きのお店の前で、お手振りしたわけです。
やはり、たこ焼きを買って食べたいです。
たこ焼き380円、大判焼き120円です。
たこ焼き8個で380円って、激安じゃないですか。
熱くて美味いし。(タコも当然入ってます)
右は、「回転焼き万十あずきあん」です。
伊藤園の玄米茶600mlも100円。良心的ですね。
お手振りの後に、レールキッチンで食事ですから、朝から何も食べずに「たこ焼き」と「レールキッチンの食事」の両方いただけるように、空腹にして臨んだわけです。
【5】車内からお手振り
午後の2便目「レイトランチ」を、私は予約して乗車しました。
「ザレールキッチンチクゴ」で食事を楽しんでいましたが、いよいよ先ほどお手振りした三沢駅に近づきました。
お手振りスポット「たこ焼き工房じゅん」の前を通ります。
私がお店の前でお手振りに混ぜていただいたのは11:55、つまり焼いたりお客に応対したりで、お店がすごく多忙な時間帯でした。
それなのに、数分中断してお手振りしていただいているわけですから、感謝しかありません。
(そんなわけで私は「レイトランチに乗ります」、と軽く伝えるしかしませんでした)
大きな手を、大きく振って御礼をしました。
ありがとうございました。
【6】観光列車へのお手振り、他でも
私は全国の観光列車を乗ってきました。
何度もお手振りされると、手を振る側に立ちたくなるのです。
手を振る地元の方々への感謝と、列車から手を振ってもらえる快感の両方あります。
たとえば四国では何か所かでお手振りしてきました。
■「伊予灘ものがたり」の五郎駅
■「志国土佐時代の夜明けのものがたり」の日下駅
■ちなみに、四国では沿線からお手振りをしようというツアーも、年に何回か開催されています↓。
【7】割引乗車券
乗車の前後に、乗り鉄をする際に便利なのが、1日乗車券です。
「ザレールキッチンチクゴ」に乗る乗客は、550円払えば1日中乗り放題になります。↓
「TRKC」って正式に使うんですね。
二日市→三沢320円
三沢→天神(福岡)470円
計790円なので、少し乗るだけでもお得です。
切り取り線がある変わった乗車券です。
【8】えっ?覚えてる?
「ザレールキッチンチクゴ」に乗車してすぐ、車掌さんが各テーブルを回ってきました。
記念乗車券を配布して、日付にハサミを入れてもらうためです。
鉄道ファンなら、切符にハサミを入れて「改札を通った」と示すのは、貴重な体験です。
車掌さんが私のテーブルに来た際に、イキナリこう言われました。
「三沢で手を振っていただきありがとうございます。」
1便目「アーリーランチ」の車掌さんが、2便目「レイトランチ」にも乗務していて、私のことを覚えてくれていたのです。
黄色い「手」は目立たないように置いていたのに、よく気づいたものです。
ありがたいと同時に、嬉しくなりました。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
●レールキッチンの食事などは、また近いうちにまとめます。
●西鉄レールキッチンチクゴの今までの記事はこちら↓
●1泊2日の九州乗り鉄で、多くの観光列車に乗りました。ブログのネタ9回分の量です。
少しずつ進めます。