車内販売の利用回数、数え方 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

私は車内販売が大好きなマニアです。

2008年11月から、車内販売を何回利用したかを数え始めました。

今回は、車内販売の利用回数の数え方の話。

マニアックな話です。

私が車内販売の回数を数え始めた際に、数え方をどうするかを考えました。

《きまり1》から《きまり5》までは、初めから決めていたマイルールです。

そのあと、微妙な場面がどんどん出てきて、決まりが増えていきました。

 

車内販売を何回利用したか数えるにあたって、まず決めたマイルールが5つありました。

《きまり1》有効な乗車券特急券は、車内販売扱いしない

買う品物は、飲み物、食べ物、グッズ、どれでもOKです。

ただし、例外が「その列車に有効な乗車券・料金券」です。

要するに、特急券を買わずに乗って、車掌に料金を払うのは、車内販売とは言い難いのです。

ただし、記念切符は、その列車の乗車に使えないものであれば車内販売として扱います。

以前は、サンライズ瀬戸では、車掌がシャワーカードとタオル類を販売していました。

シャワーカードは「施設利用券」という位置づけで品物の販売とは言い難いですが、タオルセットは車内販売として扱います。

 

《きまり2》同時に2品買っても、利用回数は1回。

1つ目は、同時に2品買った場合、1回とするか2回と数えるかです。

これは1回としました。

写真のように、サンドイッチとコーヒーを同時に2品買っても、1回と数えることにしました。

 

 

《きまり3》同じ販売員から何度買っても、利用回数1回

次に、ワゴンが前からきて買って、10分後に戻る時に追加で買ったら2回にするかどうかです。

同じ販売員から2回に分けて買えば2回になるのでしたら、強引に回数を増やせます。

普通列車グリーン車でしたら、10~15分に1回の割合で巡回することが多いですから、40分乗って1品ずつ3回買うと3回扱いになってしまいます。これは非現実的です。

同じ列車・同じ販売員からは、1人から何回買っても1回と数えることにしました。

 

 

《きまり4》別の販売員から買えば、あらためて1回と数える

東海道新幹線だと、販売員2人がワゴン2台を出して巡回します。

2台からそれぞれ買えば、別の販売員ですから、2回の利用とします。

(↑写真は小田急ロマンスカーの2台のワゴン)

 

 

《きまり5》無料の飲み物は含めない

富士急行の「富士山ビュー特急」は、自由席特急料金に900円を追加して指定席にすると、無料でコーヒーなどの飲み物をいただけます。

これは、「販売」ではなく、「無料サービス」と考え、車内販売扱いはしないことにしました。

だから、有料の品をあえて頼んで、「1回の利用」にすることが結構あります。

 

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この5つの決まりでスタートしましたが、その後、数え方で迷うことが起きました。

 

《きまり6》同じ販売員でも、別の列車なら利用回数2回

JR九州の「A列車で行こう」に乗りました。

「A列車で行こう1号」が三角駅に11:13に到着すると、11:19に「A列車で行こう2号」になって発車します。

たった6分で別の列車になり、観光をしない私はすぐ折り返します。車内販売のアテンダントさんも、続けて乗務します。

この場合、1回にするか2回と数えるか微妙かもしれません。でも、別の列車ですから、2回で良いと思いました。

そこで、「同じ販売員でも、別の列車なら利用回数2回」と決めました。


 

《きまり7》食堂車、観光列車の飲食も、車内販売扱い

「伊予灘ものがたりなどの観光列車に乗るようになりました。

食堂車や観光列車での飲食を「車内販売」と考えるか、決める必要が出てきました。

提供した品を、車内で食べるのですから、広い意味での車内販売と考えました。

ですから、「北斗星」の食堂車で朝食をとりましたが、車内販売の利用1回とカウントします。

(↓北斗星の朝食「和定食」 2015年)

 

 

《きまり8》車内で買えば、停車中でも利用扱い

停車中の車内で、品物を買っただけという場面が出てきました。

会津鉄道では、3~5分ほどの停車時間に、駅員さんが「コーヒー」「アイス」「マスバーガー」などを売りに来ることがあります。駅員さんは停車すると車内に入り販売を始め、発車時刻になると降りて見送るのです。これでも場所が車内ですから、車内販売扱いしました。

 

北越急行の「まつだい駅」で、列車が3時間34分停車して「マルシェ」が開かれました。

車内で出店が出て、販売するイベントです。

ここでも、長時間停車しても、列車の中ですから「車内販売」扱いすることにしました。

北越急行のマルシェの話はこちら

 

《きまり9》ホームから車内の乗客に売ってもカウントしない

販売員と乗客の両方とも列車内の場合を、車内販売と考えます。

観光列車で乗客がホームで降りて購入する形式でしたら、車内販売にはなりません。

紛らわしいのが、車内にいる客に、ホームから販売する場合です。

↑「奥出雲おろち」では、トロッコ車両に乗りながら、ホームの人からソバを買える駅があります。

これは、車内販売とは扱わないことにします。

 

嵯峨野観光鉄道でも、以前は夏にホームからソフトクリームを販売していました。

これも車内販売とはみなしません。

 

 

ここからは、かなり悩みました。

《きまり10》注文・支払いでなく、品物を持ってきた販売員から1回

車内販売のワゴンが来て、販売員から買う場合は単純ですが、微妙な場面が出てきました。

「注文」「支払い」「引き渡し」の3つが、別の販売員になる場面が出てきたのです。

小田急ロマンスカーVSEでは、シートサービスを行っていました。アテンダントさんがメニュー表を持って注文を取り、準備室からカゴに入れて客に引き渡す形式です。

すると、注文したアテンダントとは別のアテンダントが、品物を持ってくることがありました。

「注文」「支払い」「引き渡し」が一致しないことが出てきました。

A販売員から購入。次にB販売員に頼んだところ、さっき買ったA販売員が品物を持ってきたとします。

この場合は「注文」に注目すると、A販売員・B販売員の順で2回。

もし「引き渡し」に注目すると、A販売員・A販売員となり、1回の利用となります。

そこで、基準を統一させるため、「引き渡し」にしました。

(↑VSEのシートサービス)

 

《きまり11》メインの料理を持ってきた人から1回

料理を提供する観光列車では、何品かの料理を数人のアテンダントさんが分担して運んでくれます。

 

たとえば、しなの鉄道の「ろくもん1号」では、4月からレストラン「プリモフィト」の料理が楽しめます。

料理は、大きく3回に分けて運ばれます。

↓■前菜5種■・・豪華な前菜で、品数が多いです。

 

↓■魚・肉料理■・・量は少ないものの、非常に美味い料理です。

 

↓■ドルチェ■・・食後のスイーツという理解でしょうか

この3つを別のアテンダントさんが持ってきたら、「3人から買ったから車内販売を3回利用した!」と数えるのは無理があると思いました。

セットで3つ購入したと考え、利用は1回とすべきです。

メインの料理を持ってきた人から買った、と考えます。

「ろくもん1号」の場合は、前菜が充実していてメイン料理と考えることもアリかもしれませんが、「魚・肉料理」を持ってきたアテンダントさんから1回の利用とカウントしました。

 

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このような数え方で、車内販売の利用回数を数えています。

回数を数え始めたのは2008年11月22日です。

この日から数え始めて、本日2022年5月25日現在、車内販売の利用回数は、9996回になりました。

北陸と近鉄に乗り鉄に行って、3日間で21回利用して、一気に増えました。

あと4回で10000回の大台に達します。

特に意図したわけではありませんが、結果的に10000回目の利用は5月29日(日)、日帰り四国「伊予灘ものがたり」になります。大好きな列車で10000回を迎えられるのは嬉しいです。