JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」に乗ってきました。
大好きな観光列車で、この８月までに76回乗車しました。
年末で現在の車両は引退しますので、思い出の車両にもっと乗りに行きたいのです。
今回、「伊予灘ものがたり」に乗るために、多くの《試練》を乗り越えてきました。
今回は《試練》を乗り越えた話
【試練1】仕事で日程が取れない
８月下旬は、8/21.22と8/28.29の土曜・日曜が休みでした。
しかし、新型コロナの感染者が爆発していた時期で、乗りに行くのに抵抗がありました。
実際には、愛媛県に「まん防」が出されて運休となりましたから、行っても乗れない状況でしたけど。（でも、他の観光列車に乗りに行けたので、難しい判断でした）
その後、100％の効果ではないにしろ、私は９月前半までにワクチン２回目を打ち終えました。
そこで、感染者が減少した10月初めに、「伊予灘ものがたり」に乗りに行くことにしました。
指定券は簡単に取れましたが、9月下旬からは仕事が多忙になり、休みが取れなくなりました。
本来なら交通費をかけていくわけですから、２日間か３日間乗りたいのですが、１日だけ休むのも厳しい状態です。日帰りのような形で、強引に乗りに行くことにしました。
【試練2】ジェットスターが運休
10月３日(日)は、仕事を入れませんでした。
激安航空のLCC「ジェットスター」が、都合の良い時間に飛ぶ日なのです。
成田空港7:50発→→松山空港9:30着
松山空港20:20発→→成田空港21:55着
この日帰り往復なら、４本のうち「双海編」「八幡浜編」「道後編」の３本に乗れます。
さらに片道4590円と安く、各種手数料を入れても往復11000円ほどで日帰りできます。
ラッキー！ドンピシャの飛行機じゃんと思っていたら・・・試練に見舞われました。
申し込んだ数日後、ジェットスターからメールが届きました。
朝の成田発・松山行が、運行休止とのこと。
乗客が少なくて、採算取れないからかなあ。
機体や乗務員のやりくりでは、無さそうです。
困ったなあ。別の手段で行くしかありません。
【試練3】夜行バスは間に合わない
松山行の夜行バスは、バスタ新宿を21:15に発車します。
ところが私の仕事(塾予備校業界)は夜遅い仕事のため、間に合うか微妙なのです。
夜行バスなら8000円程度なのですが、やむを得ず「サンライズ瀬戸」と「いしづち1号」を乗り継ぐことにしました。
夜行バスなら8000円程度の席からありますが、「サンライズ瀬戸」利用ならノビノビ座席と乗り継ぎ割引を利用しても17660円になります。１万円近く高くなりますが、仕方ありません。
JALやANAなら片道３万円くらい必要なので高すぎます。
【試練4】東京駅に間に合うか！
「サンライズ瀬戸」は東京駅を2１:50に発車します。
20分前の21:30頃に着いて、弁当などを買おうと思っていました。
ところが急な仕事の相談が入りました。
ギリギリまで応じたあと、走って東西線の駅に。
大手町駅に着いたのは21:40。東京駅まで徒歩10分はかからないから、よしっ間に合う！。
駅でビールを買って、「サンライズ瀬戸」に乗り込んだのは２分前でした。
鉄道ファンなら、分かる人が多そうですね。
ただし食べ物を買う余裕はなかった(^^♪のです。'\(酒は買えるのに、食べ物は買えないって？突っ込まないでぇ)
そのため、昼間の普通列車グリーン車で買ったワッフル＆パンを、食べるしかありませんでした。
銚子電鉄で買った「まずい棒」も、おつまみにしました。
【試練5】がんばれ「いしづち1号」
乗り継ぎは、こんな予定でした。
東京21:50→《サンライズ瀬戸》→坂出7:09
坂出7:51→→《いしづち1号》→松山10:06
松山10:18→《宇和海9号》→伊予大洲10:52
伊予大洲10:55→《伊予灘ものがたり双海編》→松山
坂出では、42分も接続時間がありました。
駅前のファミリーレストラン「ジョイフル」で朝食をとって、くつろぎました。
松山駅では時間が12分しかありませんので、「内子大洲街並散策１日パス」を坂出駅で買いました。
順調に走っていた「いしづち1号」でしたが、途中で3～4回も急ブレーキで停車しました。
防護無線でも受信したかな、なんて考えましたが、不自然です。
すると、原因は車両の不具合と案内がありました。
次には、今治駅では車両の扉が開かなくなりました。降りる乗客は4号車から降りるように案内がありました。
(当日の写真でありません↑)
そんなこんなで、15分の遅れとなりました。
松山駅では「宇和海9号」への接続時間が、12分しかありません。
3分なら待ってくれても、これ以上遅れると、「宇和海９号」は発車してしまいます。
がんばれ、「いしづち1号」！併結している「しおかぜ１号」と力を合わせて頑張るんだ！
走れ「いしづち1号」、「宇和海９号」と「伊予灘ものがたり双海編」が待ってるぞ！
(走れメロス！、セリヌンティウスが待ってるぞ！と同じノリで)
し・か・し・・・
単線区間の悲しさか、上りの特急待ち合わせがあり、途中駅で停車。
更に遅れが拡大していきます。
そして放送が。
「松山駅で宇和海９号への接続ができなくなりました。申し訳ありません」
万事休すか。
こんなこともあるかと思って、食事券は２本目の八幡浜編のを購入しておいたのだけど。
すると、変な放送が
「伊予灘ものがたり双海編にご乗車予定の方は、ただいま車掌が車内を回りますのでお知らせください」
ん？ 何だ？
わずかに期待しつつ、車掌に申し出ました。
数分後、車掌は「駅の改札窓口にお越しください」とだけ案内。
あわよくば、串駅あたりまでタクシーで運んで乗せてくれる可能性もあるかなと。
【試練6】松山駅の窓口
松山駅に到着。
やはり、というべきか、「宇和海９号」は待ってくれませんでした。
２７分も遅れたのですから、仕方ありません。
(10:06着のダイヤなのに、10:33に松山に着いたのです)
窓口に向かうと、払い戻しの案内をされました。
私は「伊予灘ものがたり」３本のうち、残る八幡浜編と道後編の２本に乗れますので、まだダメージは少ないです。
窓口の駅員さんから、払い戻しを受けました。
改札を出て、次の八幡浜編まで２時間、何してようかな？と考えました。
すると２分前に払い戻しを対応した駅員さんが走ってきました。
手には「伊予灘ものがたり」のグッズが。
ガッカリしていると思われたのでしょう。
ブックカバーとペーパークリップです。
７月１８日の７周年の日も、伊予上灘で運転打ち切りとなり、ペーパークリップをいただきました。
【試練6】と書いたけど、試練じゃないね。かえって恐縮してしまいます。
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かなり無理して「伊予灘ものがたり」に乗りました。
地元の方々とも会えたし、ブログ・ツイッターを読んでいただいている人たち４組６人に声をかけていただきました。
嬉しいです。
そして、晴れた青空と、美しい夕日を見ることができました。
詳しくは次の機会にまとめますが、今回は1枚だけ↓
今までの「伊予灘ものがたり」の記事はこちら↓
