えちごトキめき鉄道の「雪月花」に乗った記事の「後半」です。
今回は主に食事と販売の話です。
【1】3段重箱
私が乗った雪月花は、午後の糸魚川発です。
糸魚川の伝統ある料亭「鶴来家(つるぎや)」の料理が堪能できます。
(午前の便は、洋食です。)
料理は、初めに3段の重箱で出されます。
重箱に入った料理でしたら、自分のペースで食べることができます。
同時に写真に収められるメリットもあります。
(デメリットは、温かい料理ではない点でありますが、温かい吸い物で対策)
全部1枚に収めると、こんな感じになります。
(ビールは別途注文)
■一の重 ベニズワイガニのちらし寿司
ふんだんに蟹を乗せたちらし寿司です。ビールにも合います。
■二の重
「うどぶきとぜんまいの旨煮」
「さつま芋のレモン煮」などが詰まっています。
見た目は地味ですが、丁寧に作られています。
■三の重
「真鯛と木の芽焼き」「村上産イクラの茶碗蒸し」など
これは酒が美味くなりそうです。
【2】汁もの、デザート、コーヒー
三段重箱の他にも、出されたものがあります。
■メギスのつみれ汁
重箱の料理と、温かい汁ものは相性が良いです。
■デザート
「さるなしジャムの寒天」「甘酒」「麩まんじゅう」
■コーヒー
地元の「雪室コーヒー」です。素敵な香りです。
ちなみにお品書きはこちらです。↓
【3】飲み物
■スパークリングワイン
初めのウェルカムドリンクは、ソフトドリンクも選べますが、スパークリングワインにしました。
これ、すごく口当たりが良くて、美味しいんです。追加料金は不要です。
グラスに「雪月花」と記されています。
雪月花が運休している時期に、アテンダントさんが文字を入れたそうです。
■生ビール
和食だから本来は日本酒が合うのでしょう。
でもビールの方が好きなので、生ビールを別途注文しました。
【4】箸と箸置き
おや?と思ったのは、箸と箸置きです。
箸は列車名が入ったものです。
箸置きは、月の形をした美しい金属製です。
新潟県は燕周辺で優れた洋食器が作られますから、地元産かな。
【5】車内販売
雪月花でも車内販売が行われています。
カウンターの横に、見本の品が並んでいます。
さほど種類は多くありませんが、私が買ったのは、こちらです↓。
雪月花のバッジです。
列車のバッジとしては、結構大きめです。
【6】駅弁の立ち売り
直江津駅のホームでは、駅弁の立ち売りがあります。
この日、私が急行に乗った際も、立ち売りをしていました。
昔懐かしい売り方ですから、風流で良いですねえ。
やっぱり、私も買いたくなりました。
雪月花は食事が出ますので、自宅に持ち帰ってから夜食にしたのです。
ホテルハイマートの「さけめし」は、鮭がふんだんに入った贅沢な駅弁です。
大好きな弁当です。
【7】二本木駅ホームでの販売
スイッチバックで有名な二本木駅に停車した雪月花。
地元の特産物の販売があります。
その場で軽く食べられる品が少ないので、今回は買いませんでした。何しろ、カップ麺食べるのにお湯を沸かすのも面倒に感じるもので、料理なんて無理なのです。
線路の石を缶詰にして販売していますが、この辺から集めたものでしょうか。
【8】接客水準がアップ
雪月花のアテンダントの接客水準が、更に向上したと感じました。
今回は3回目の乗車ですが、1回目(2017年3月)と2回目(2020年6月)も、丁寧な応対をしていただきました。
ですが、新しいアテンダントさんも乗務していたのに、今まで以上の接客水準でした。
記念撮影ボードを持って回ったり、冬の山の写真を持って景色の案内をしたりしてくれました。
案内は更に前進しました。
ただ、臨機応変に対応できるかが重要です。
1つだけ例を挙げると・・・
私が午前の便を、上越妙高駅で「手」を振って見送ったのを、受付したアテンダントさんにお礼を言われたのには感激しました。
客のことをよく見ていることの表れですが、新人アテンダントから言われたのには驚愕しました。
他の乗務が長いアテンダントも、当然見事な応対でした。
こんな先制攻撃をされては、仮に至らない点があっても気にならなくなってしまいます。
鳥塚社長、素敵な車両と良いスタッフが揃った会社で、今回は仕事しやすいだろうなあ。
1回乗ると19800円ですから、気軽に乗るわけにはいきませんが、これなら満足できます。
あ~、四国に1回行くと5万円、ろくもん食事つきに乗ると往復新幹線込みで2万円以上、そして雪月花も・・・となると、お金が足りなくなります。困ったな~。
前半の車両の記事はこちら↓
雪月花の以前の記事はこちら↓