京都丹後鉄道の「くろまつ」は、食事が自慢の観光列車です。
例年4月と10月に、メニューや料金が変わります。
私は今までメニューが終わりかけている3月や9月に乗ってきましたが、今回メニューが変わった4月に乗ることができました。
【1】新コースは2コースに
「くろまつ」は、基本的に金曜・土曜・休日に運行をしています。
1本2~3時間で、5000円~11000円程度の運転を、原則4本の運転を行っていました。
この4月から、2本に統合となりました。
※「くろまつ」は車両点検の関係で5/14~6/27まで運休です。
さらに新型コロナの影響で5/9まで運休となりました。
今から予約できるのは7月になります。
★旅する伝説味わいコース・・・19000円
今までの1便目と2便目を統合したとも言える「長時間で中身充実」のコースです。
《1》福知山から天橋立までの1時間17分で、スイーツを楽しみます。
《2》天橋立では1時間以上、観光の時間を取ってあります。
《3》そして天橋立から西舞鶴まで1時間45分がメインの昼食となります。
若干お高いものの、長時間で満足感があるコースです。
★選べる丹後味わいコース・・・4500円
こちらは、今までもあった手軽に「くろまつ」に乗れるコースです。
西舞鶴から天橋立までの1時間3分で、軽食が出されます。
「くろまつバーガー」、あるいは「フレンチトーストとフルーツオープンサンド」の一方を選択できます。
【2】ネットで簡単に申込可能
京都丹後鉄道の「くろまつ」は、食事が出るため予約が必要です。
インターネットを使い慣れている人は、公式ホームページ↑から申し込みするのが簡単です。
もともと運営会社ウィラーのシステムを利用しているため、乗車区間は決まっているのに確認のためクリックするなどの手間はかかりますが、スムーズです。
クレジットカードも使えますので、私はクレジットカード払いにしています。
案外便利なのは、残席数が表示されていることです。土曜と日曜のどちらの日に乗ろうかな等と迷っている場合、残席数が多ければ考える時間が取れるのは助かります。
申し込んだら、電子メールで「予約受付確認書」が送られてきます。
これをプリントアウトして、当日駅の窓口に見せれば、切符を発見してくれます。
今回の私は、福知山駅の窓口で、乗車する2本とも引き換えました。
【3】福知山駅から乗り込む
「くろまつ号」の前に、福知山駅から快速列車が発車します。
「くろまつ号」は一般の気動車を改造したため似ています。
車内はブラインドのように繊細な造りになっている部分もあります。
一方でテーブルは、豪華というよりは、実用性重視です。
乗り込むと、案内されたテーブルには、客の名前が可愛らしく書かれています。
「くろまつ」の車内の様子についてはこちら↓
【4】スイーツプレート・・・旅する伝説味わいコース(1)
福知山10:20発→→天橋立11:37着
10:20発ですから、昼食の前に楽しむプレートが出されます。
左下は、地元丹後のジャージー牛乳を使用したアイスです。
緑の粉は、福知山産の玉露だそうです。
すごく美味しいと感じたのは、「丹後完熟苺のふわふわショートケーキ」です。
ただ、小さかったのが残念ですが。
フルーツは、見栄えも良くて、バランスとれています。
ホットコーヒーも良い香りです。
【5】宮福線の車窓
途中の大江駅を過ぎてしばらくすると、山が見えてきます。
この赤い矢印の鳥居は、伊勢神宮が三重県にできる前からの神社だそうです。
景観良い地点では一旦停止します。
大江には鬼の伝説があります。
それにちなんだ大きな饅頭があります。巨大です。
この饅頭をカットしたものが配られました。
この饅頭、1個丸ごとお土産に持ち帰れます。
大江駅を通過してすぐの保育園ですが、子どもが外遊びをしている時間帯だと手を振ってくれる日がありました。
この日はお休みです。
【6】天橋立の散策
天橋立駅に着くと、1時間ちょっと自由散策の時間があります。
観光しやすくするために、アテンダントさんが案内の地図を作ってくれました。
イラスト入りで、分かりやすいです。
天橋立の小高い山に「天橋立ビューランド」に登れるリフト・ロープウェイに乗れる券が配られます。
同じ列車の乗客は、ロープウェイを使ったようですが、私は天橋立の海岸沿いを歩きました。
さすがに美しい海岸です。
もっとも、最大の目的はドラクエウォークのお土産でしたけど。
【7】天橋立駅のLED
天橋立駅のホームにある行先表示が凝ったものになっていました。
いわゆる「LED職人」がいるのでしょうか。
2段とも利用した絵が表示されています。
【8】車内販売
「くろまつ号」には車内販売があります。
買った品は、2つ。
1つは「丹鉄クッキー 丹後の海」800円です。
箱は「丹後の海」車両、中身は車両などの柄が入ったクッキーです。
もう1つはクリアファイルです。
第三セクターの鉄道が描かれたクリアファイルです。
続きは、また近いうちに。
京都丹後鉄道の過去の記事はこちら↓