前回に引き続き、京都丹後鉄道の「くろまつ」に乗った話。
天橋立で観光をしたあとは、いよいよメインのランチです。
【1】懐石ランチ「七姫御膳」・・・旅する伝説味わいコース(2)
席に戻ると、すでに懐石ランチがテーブルに用意されていました。
丹後に伝わる「七姫伝説」にちなんだ地元の食材を使用した本格的な懐石料理です。
開いてみると、見事な料理が並んでいます。
《1》肉じゃが崩し牛ホホ肉豆鼓蒸し北海餡かけ★★★
肉よりも、あんかけの部分が絶妙に感じました。美味いっ。
《2》間人産鰆(サワラ)の煮つけ★★
癖が無くて食べやすいのが良い。白飯か酒が欲しくなります。
《3》古代米を使用した黒米饅頭★★★
この7品の中で最も美味いと感じたのがこちら。
《4》スルメイカの糀漬★
《5》有機野菜の水晶巻き★
《6》鯵ジャコと胡桃の田づくり★
紫の中にはアジとクルミの料理が入っています。
《7》アカモクの生姜酢かけ★★
地元の食材を使った懐石料理ですが、これは網野町産です。カメの器がカワイイ。
地元の「7市町」、「7人のゆかりの人物」、そして「7種類の料理」を結び付けています。
さすが京都、歴史的なストーリー性のある地域です。
公式ホームページに、料理が動画で観ることができます。
こちらの写真より圧倒的に美味く感じます。
お皿をどかすと、短歌が書かれています。
次は「旬のお造り 三種盛り」です。
京都丹後鉄道は海岸沿いを走りますから、海を見ながら刺身を食べることができます。
そして! 和牛のステーキです。
温かいお肉が、お皿でいただけるのです。
カリフォルニア巻きです。これ、おかわりしたかったです。
みそ汁は、口に合いませんでした。安いみそ汁に慣れているもので。
お茶で余韻に浸ります。
後半のメニューはこちらです。
【2】海岸の景色
天橋立から西舞鶴の間は、海岸沿いの絶景ポイントがあります。
ぜいたくな時間です。
由良川鉄橋を渡る光景は、鉄道マニアでなくても写真におさめたくなります。
【3】デザート・・・旅する伝説味わいコース(3)
「季節の自家製アイスクリーム」「自家製グラノラクランベリーソース」です。
冷たい品は締めに良いですし、目の前で取り分けてもらえるのは楽しいですね。
新人さんが、手際はイマイチでも真剣な表情で、頑張る姿は印象悪くありません。
【4】お土産
「旅する伝説味わいコース」は、お土産があります。
右は、大きなお饅頭です。
只見線の「柳津あわまんじゅう」と同じく、食べ比べできるのはポイント高いです。
そして丹後ちりめんです。
右は、天橋立リフトを利用しなかったため特別サービス。
西舞鶴に着きました。
さすが長時間のコースだけあって、充実した中身でした。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
私は次のコースも申し込んでいました。
「選べる丹後味わいコース」です。
【5】選べる丹後味わいコース
《区間》・・・西舞鶴15:44発→→天橋立16:47着
《料金》・・・運賃・指定席料金・食事込みで4500円
このコースは、1時間ほどで手軽に乗車できるのがポイントです。
食事は、2種類から選べます。
★沿線の季節の食材を使用した「くろまつバーガー」
★丹後の旬のフルーツを味わえる「フレンチトースト」
私は「くろまつバーガー」にしました。
竹炭を使った黒いパンは驚きです。
ただ味は普通のパンとさほど変わりません。
丹後若鶏のグリルは貴重ですね。
もちろんコーヒーもついています。
京都丹後鉄道のコーヒーは、福知山ブレンド・舞鶴ブレンドなど風味が違う5種類が用意されています。
「くろまつバーガー」と「フレンチトースト」では、合うコーヒーが異なるため、2種類用意されていました。
すごいこだわりです。
「くろまつバーガー」は美味いのはもちろんですが、ボリュームはありません。
ちょっとした軽食と考えるのが適切です。昼食抜きにしたら空腹になります。
2本とも乗った私にとっては適切な量ですが。
男女1人ずつ腕の良いアテンダントさんがいて、接客水準を高めていたのは嬉しいです。
唯一残念だったのは、6年以上前からの凄腕ベテランアテンダントさんが乗務していなかったのが寂しいですが。
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今回のゴールデンウイークは、仕事も少ないので四国まで乗り鉄に行こうと考えていました。
でも乗り鉄が全くなし、おとなしくしていました。残念ですが仕方ないです。