しなの鉄道の観光列車「ろくもん4号」に乗ってきました。
「ろくもん4号」は、ワインと料理が楽しめる月1回だけ運行するコースです。
軽井沢17:12発、長野19:17の約2時間の乗車時間で、料金は15800円です。
安くはないものの、ワイン、料理、接客、どれも一定水準以上で、満足感がありました。
【1】4種類のワイン
今回の「ろくもん3号」は、『信州プレミアムワインプラン』と名付けられた列車です。
ワインと、ワインに合った料理が提供されます。
※ワインと食事は2021年4月のもので、今後は変わることがあります。
私はワインに詳しくないのですが、4種類のワインを順番にまとめます。
《1》いいづな シードル&高坂りんご2018
長野県北部の飯綱町にあるサングゼールのワインです。
最初に飲むのに適したスパークリングワインです。これは美味い。
《2》ラビッドアイ2019
こちらも飯綱町のサングゼール製。ウサギのラベルです。
やや甘口で、飲みやすいワインです。
《3》千曲川ワインバレーシリーズ シャルドネ2018
はすみふぁーむ(東御市)のワイン。
上田、信濃追分といった駅名が入った地図がラベルになっていて、地元産を強調しています。
《4》カベルネ・ソーヴィニヨン樽熟成
小諸市のマンズワイン製。味わいのあるワインです。
もっと気の利いたこと書ければよいのですが、詳しくないもので。
4種類のワインのリストは、こちらです。
全部地元のワインなのは、遠くから長野県に出かけた人にとっては魅力的です。
【2】ワインプランの料理
ワインに合った料理が、用意されていました。
《1》パン
最初に出されたのは、パンです。ハニーナッツが隣にあります。
いちじくジャムがついています。
私はジャムをたっぷりつけて、ワインと共にいただきました。
美味いです。もう1個パンが欲しかったな。
《2》前菜
前菜です。3種類の料理が並んでいます。
信州サーモンは、安定の美味しさです。
《3》スープ
冷製春キャベツのポタージュです。
他の料理とバランスがとれています。
温かい方が良かったかな?とも思っていましたが、冷たいの良いですね。
《4》メイン料理
次はメインの肉料理です。
「牛ハラミのロースト」です。
新玉ねぎのソースが使われています。
ところが、不覚にも写真を撮り忘れてしまいました。
上田駅で偶然、「ろくもん」の客室乗務員だった方が、出迎えに来てくれて、テンション上がりまくりだったもので。
料理のことは頭から吹き飛んでしまったわけです。
私にとって、「料理」よりも、「車両」「車窓の景色」「接客応対」の方が大切なのです。
《5》ケーキとコーヒー
最後は、ケーキとコーヒーです。
コーヒーは、ろくもん特製のマグカップ入り。
マグカップは1500円で販売しています。
ケーキは、中野市産いちごのタルトです。
長野県の北部にある中野市で採れたいちごを使用しています。
やや白いいちご、珍しいです。
これは、素晴らしい作品です。
★メニュー
料理のメニュー一覧です。
【3】お酒の追加注文
ワインプランですから、ワイン4杯はついています。
希望があればソフトドリンクにカエルこともできますが、せっかくの機会ですからワインがおススメです。
(同じ理由で、津軽鉄道のストーブ列車では、コーヒーでなくて日本酒にスルメが雰囲気出ます)
地元の地図に産地が入っているのは、選ぶ際の大きな参考になります。
私は学生の頃に、卒業論文の研究などで毎年長野県の須坂・上田・上諏訪・野沢・飯山はじめ各地に出かけて、土地勘はあります。でも市町村合併でできた千曲市や東御市は、どこかパッとイメージできないのです。
定番のビールもあります。
軽井沢高原ビールを頼んで飲みました。
【4】軽井沢・ろくもんラウンジ
「ろくもん3号」の信州プレミアムワインプランは、軽井沢から発車します。
発車まで、伝統ある駅舎を改造した「ろくもんラウンジ」で待つことができます。
水戸岡車両と同じデザインで、テンションが上がります。
今回は、2階までエレベーターに乗りました。
2階までなのにエレベーターが設置されているとは、驚きです。設置に加えて維持にカネかかるんですよね。
足のよくない高齢者でも、施設を楽しめます。
乗る際に、巨峰ジュースをいただきました。
以前は1階の店舗で、紙コップに入ったコーヒーか果汁でした。
一長一短ですが、ギリギリ到着だとパッと手渡せるジュースもアリでしょう。
車内販売などは、まち近いうちに。
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田中駅の話はこちら↓
ろくもんの過去の記事はこちら↓