【1】変則ダイヤの「ろくもん2号」
しなの鉄道の観光列車「ろくもん」、私が大好きな観光列車で、食事つきプランを10回以上乗車してきました。
「ろくもん」は、基本的に「1号」と「4号」の1日1往復の運行となっています。
軽井沢10:34発→→(ろくもん1号)→→長野12:49着
長野13:35発→→(ろくもん4号)→→軽井沢15:45着
ところが日によっては、夕方に特別な運行をする日があります。
長野駅20:15着の「姥捨ナイトクルーズ」や、長野駅19:17着の「プレミアムワイン(ろくもん3号)」が、毎月2回くらい運転されるのです。
それらの遅い便が運転される日は、最初の便も2時間ほど遅くなり、「ろくもん2号」となります。
今回乗った「ろくもん2号」は、
長野12:23発→→(ろくもん2号)→→軽井沢15:07着となります。
車両、アテンダントさんは、他の「ろくもん」と同じですし、料理は「ろくもん2号」と「ろくもん4号」は同じです。
大きく違うのは、途中の田中駅で長時間の停車をする点です。
今回は、田中駅の長時間停車の話。
【2】田中駅で52分停車
「ろくもん2号」は、田中駅で13:33から14:25まで、52分間の長時間停車をします。
食事つきの観光列車ですから、猛ダッシュで走るのではなく、景色をながめて、食事をしながらになるのは当然です。
「ろくもん」が走る区間は複線区間ではありますが、上田駅で次の快速に抜かれ、田中駅でさらに次の普通列車に追い抜かれるダイヤになっています。
鎧の武将が、お出迎えをしてくれました。
そして、停車する52分間に、乗客がヒマを持て余さないように、2つの用意がありました。
【3】近くの和菓子店に案内
あいにくの雨降りでしたが、客室乗務員の引率で、多くの人が和菓子店に足を運びました。
田中駅から徒歩3分ほどの場所になります。
くるみ菓子の「花岡」本店です。
くるみを使った和菓子が有名ですが、ケーキ類も販売しています。
私は5種類の品を買いました。
写真の中央のフルーツプリンは、税抜き290円と激安です。
都内のエキナカなら400円は超えるでしょう。
全部で税込み935円です。美味しいです。
何種類か試食できますので、食べて美味しい品を選べます。
こんなに多く買ったのは、「ろくもん2号」は食事無しの指定席に乗ったためです。
そして軽井沢17:14発の「ろくもん3号」(信州プレミアムワインプラン)では、料理を予約していますが、それまで何か食べようと思っていたのです。ちょうど良いです。
【4】生演奏
和菓子店に行く「下車観光」は、52分はかかりません。
また今日のように雨の日は、傘さして出かけるのはキツイかもしれません。
そこで、もう1つ用意されています。
バンドの生演奏です。
田中駅のホームで、演奏してくれるのです。
バンド演奏は張り切りすぎると、「注目してくれ!」と大音量になったり、激しいリズムになったりする傾向があります。
でも、落ち着いたBGMを流すような曲を演奏してくれました。ありがたいイベントです。
いやあ、私は「ろくもん」に10回以上乗った慣れた客ですが、田中駅でこういうイベントがあるとは思いませんでした。
【5】田中駅の見所
田中駅には、見所があります。
★田中保育園★
私が最も好きなのは、近くの田中保育園のお手振りです。
小さい子たちが、保育園の前で、大きく手を振ってくれます。
でも、この「ろくもん2号」が通るのは、土曜日の夕方ですから、園児はいなくて残念です。
★駅名★
「田中」というと、鈴木・佐藤と共に日本で多く見られる姓です。
ただし駅名で「田中駅」というと、ここしかありません。
また、台湾の田中駅と友好関係になっています。
★駅舎★
趣がある駅舎も素敵です。
そして入り口付近に、疫病退散の「アマビエ」の砂の像が飾ってあります。
よくできた像です。
「ろくもん3号」信州プレミアムワインプランの料理などの話は、近いうちに。
今までの「ろくもん」の記事はこちら↓