京都丹後鉄道の観光列車「くろまつ」に乗った話、
前回の「スイーツコース」に続き、今回は「ランチコース」の話。
【1】ランチのメニュー
3月ランチまでの「くろまつ」のランチコースは、旧日本軍が食べていた「海軍割烹料理」を現代風にアレンジした料理が出される。
(4月からは別の料理「お伽御膳」に変更になるそうだ)
やや高いこともあり、品数は多く、ボリュームもある。
メニューは、テーブルの上に置いてある。
【2】赤ワイン&白ワイン
ランチコースでは、赤ワインと白ワインが楽しめる。
この2種類の2ワインは、おかわりできるので、私は計4杯いただいた。
口当たりがよく、料理に合うワインだろう。
ワインが飲めない方は、他の飲み物に変えられる。(ただし1杯だけになる)
【3】ランチの中身(その1)
はじめに、3品が出された。
3つのお皿に乗せて3品が出された。
色鮮やかで見た目が美しい。
そして、大きめの重箱に3品入れた方が、手間はかからないのだが、皿を3つにしているのが素晴らしい。
次のコロッケのような、温かい料理を出しやすくなるなど、細かい気配りがしやすくなるからだ。
ということで、魚のコロッケだ↑。美味いっ!
正直言って、この日の「くろまつ」では、このコロッケが一番美味しかった。
そして、ジャガイモ、玉ねぎ、ミルクを使ったスープ。
暖かくて体にしみてくる。いいなあ。
【4】海軍式チキンライス
メインディッシュと言えそうなのが、こちら。
海軍式チキンライスだ。
麦飯と舞鶴産のコシヒカリを使用した独創的な料理。
量が十分にあり、満足できる。
自分の家に帰ってから、「天橋立に行ってきたんだけど、現地でこんな料理食べたんだよ~」と、言いたくなりそうな料理ばかりだ。話の種にもなると、思い出にもなる。
メニューを読んだら、更に美味しく感じるから不思議。
【5】シチュードビーフ
ビーフシチューも、メイン料理と言えそうな中身だ。
大きな肉が3つ入っていた。
ブログの文を打ち込んでいても、写真を見るとヨダレが出てくる。
美味かったなあ。
東郷平八郎も愛したシチューかあ。
【6】コーヒーとシュークリーム
美味しい丹鉄コーヒーを、スイーツコースに続き、ランチコースでも飲めた。
食後のシュークリームもついてきた。
【7】素敵な車窓
「くろまつ」のランチコースは、天橋立から西舞鶴までを走る。
この区間は、景色が良いので有名な2か所を通る。
1つ目は、由良川橋梁だ。
かなり長い由良川の鉄橋を、1両編成の気動車がゆっくりと走る。
先頭から撮った写真は、こちら↓。
海に注ぐ地点だから、かなり幅が広い川を渡っていく姿は、有名な撮影ポイントになっている。
2つ目は、奈具海岸(なぐかいがん)だ。海岸沿いの高い線路から海を見下ろす光景は、素晴らしい。
この日は青空だったから、青い海と空が、映えていた。
ここで15分ほど停車する。
上の写真の「悠遊号」の標識が今も残っている。「あかまつ」が走る前の観光案内つきの列車だ。
「タンゴ悠遊号」の時から乗務しているアテンダントさんは、少数になつているようだ。
【8】東雲駅マルシェ
東雲(しののめ)駅では、地元の特産品を販売するマルシェが行われる。
待合室に、「くろまつ」くろまつが到着する時間帯に合わせて、様々な品物が並べられる。
このマルシェの話は、筑年の記事に詳しい。詳しくはこちら。
私が買ったのは、次の写真の手ぬぐいだ。
「丹後くろまつ」と丁寧に縫われている。これは買いたくなった。
なお、東雲駅停車はダイヤ改正で終了した。
3月14日からは、東雲駅に代わって丹後由良駅に停車する。
【9】感じたこと
昨年の夏に乗車した際は、新人アテンダントさんは、まだまだ余裕がなかった。ベテランの凄腕アテンダントが乗っていたコースと、新人中心のコースでは、接客水準がかなり違っていた。
しかし今回は、新人アテンダントのレベルが大きくアップしていた。素晴らしい!
また乗りに行きたいけど、土曜日曜の休みが、月に1~2回しかなくなってしまったから、当分先になりそうだけど。