秋田内陸縦貫鉄道「もりよし」に乗る | 車内販売でございます。

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秋田県を走る第三セクター「秋田内陸縦貫鉄道」に乗ってきた。

秋田内陸縦貫鉄道は、秋田新幹線の角館駅から、奥羽本線の鷹ノ巣駅まで走るローカル線。3年ぶりに、乗車してきた。

 

【1】気動車の車体

津軽鉄道のストーブ列車のあと、鷹ノ巣駅から「急行もりよし」に乗車した。

急行ではあるが、1両だけの単行だ。

乗客約10人で、のんびりと鷹ノ巣駅を発車した。

途中の阿仁合駅に着いた。

ここには車庫があり、様々な色の気動車が並んでいた。

空いていた列車だが、ここから中国からの観光客が多数乗車。

立ち客が多数出てしまった。増結は、無理だったのかなあ。

 

【2】座席

車内の座席は、普通の座席と言える。

 ロングシートもあるが、ボックスシートが中心だ。

乗り心地は悪くない。

ローカル線だと、空いているボックスシートで、風景見ながらコーヒー飲むのが、快適だ。

車両によって、車内は若干違っている模様だ。

ボックスシートには、テーブルもついている。弁当や飲み物を載せられるのは、ポイントが高い。

「リゾートしらかみ」で買った弁当を食べる。

リクライニングシートより、風流だなあ。

全区間を乗りとおすと、運賃1700円の他に、急行料金310円を払うが、車両は普通列車並みと言える。

でも、リクライニングシートより、風流なんだよな。

ただ、この2月に、新型車両がデビューした。

お披露目のイベントに、スーツさんを呼ぶのは、一昔前では信じられないなあ。

 

【3】車内に犬が

車内には、秋田犬の写真が、散りばめられている。

網棚の上の広告スペースには、秋田犬の写真で埋まっている。

「秋田犬」と書いて、「あきたあいぬ」と読むそうだ。

これは、「秋田県」と区別しやすくするため、と聞いたことがある。

トイレの壁にも、大きな秋田犬の写真だ。可愛い犬だね。

座席の柄は、犬の絵になっている。

ただし、違う柄も混ざっている。

 

【4】最先端設備

本数の少ないローカル線で、厳しい経営のようだが、フリーのWi-fiが使えると、掲示されていた。

外国からの観光客のために、4か国語(中国語は2種類)の表記だ。

そして、先頭かぶりつき部分には、電源の確保もなされている。

これには驚いた。

 

【5】美しい車窓

秋田内陸縦貫鉄道は、秋田県の景色が良い山の中を走る。

終点角館が近くなった地点↑。

雪が全国的に少ないが、1月下旬の秋田県内陸部でも、積雪ゼロだ。

もちろん雪が積もっている地域もある。

田んぼアリ、山アリ、四季の変化が感じられる地域だ。

 

【6】車内販売のワゴン

1両だけの気動車だが、「急行もりよし」には車内販売がある。

「大人の休日倶楽部パス」利用だから、「こまち」利用なら追加料金不要なのに、急行料金込みで2020円払って秋田内陸縦貫鉄道に乗るのは、車内販売を利用するためである。

 ワゴンが来た。

弁当こそないが、ビールも地元のお菓子もある。

地域の特産物をPRするという位置づけもあるようだ。

キーホルダーなどのグッズも、ワゴンにある。

キーホルダーは、「腐らずに長持ち」「単価が高め」「小さく軽い」「客の満足感が高い」ために、ローカル線の車内販売には適していると言える。

飲み物も、色々ある。

 

【7】買った品物

ワゴンは何回か回ってきたが、1回目に勝ったのはこちら↓

缶ビールとお菓子類である。

駅名にもなっている「おかしない」チーズ饅頭は、面白くておススメだ。

2回目に来た時には、プリン200円を買った。

地元業者による「比内地鶏のたまごプリン」だ。こういうの、思い出になるだよね。いいな。

 

【8】4回目の乗車

私は今までにも「急行もりよし」に乗車したことがある。

2013年2015年、の2回記事にした。

車内販売の内容はほぼ同じ、車両も1両だけの普通の気動車も同じ。

マイクで観光案内してくれたのも同じ。

でも、今回はアテンダントさんが2人乗っていたけど、まだまだ不慣れな模様。

客には一切話しかけることはなかった。

より客に満足してもらうために、前に乗車した2回は「お客さん、どこから来たんですか」などと、積極的に話しかけるという上級技を使っていた。

以前のアテンダントさん、いなくなっちゃったのかな。