秋田内陸縦貫鉄道の「急行もりよし」に、2013年12月に乗車した。この時の記事は、こちら 。
その後、2014年1月、2015年3月にも乗車した。今回は、2015年3月の乗車について、まとめてみた。
東京発の「こまち」で、角館に到着。1時間ほど武家屋敷を観光した後、秋田内陸縦貫鉄道の「もりよし」に乗車した。
この「もりよし」は、1両編成のボックスシートだが、急行扱いで別料金が300円必要となっている。私は車内販売目当てだし、のどかなローカル線にリクライニングシートの車両を期待する人は、あまりいないだろうから、構わないだろう。
前回、前々回と乗車した時は、青い車両だったが、今回は赤い車両だ。
ボックスシートは、ゆったりしている。長時間座っても、疲れにくい。
面白かったのは、臨時列車や季節のイベントなどをプリントしたカバーを使っていることだ。たとえば、こんな感じだ。
「12/20~23 サンタ列車」
「1/31 ごっつお手玉箱列車」
「2/21 スノーキャンドルストリートin阿仁」
2013年に鷹ノ巣から乗った時は、硬券だったが、今回は薄い切符↓。
急行料金は、城址や距離に関係なく320円の定額だ。私のように全区間乗り通す客には320円は抵抗はないが、短距離利用の地域住民は割高になる。とはいえ、13人の客のうち12人は全区間乗り通したから、考える必要はないのかもしれない。
3月の秋田の山奥は、まだまだ雪深い。色々な車両が停車している車庫の付近の様子。
雪に覆われた田んぼには、鳥が舞い降りている。よく見えなかったが、「白鳥だ!」という乗客もいた。
急行「もりよし」は、観光列車だけあって、景色の良い橋の上では、徐行する。雪景色も良いが、紅葉の季節も美しそうだ。
さて、いよいよ車内販売だ。
角館を発車して、しばらくはマイクで観光案内をしてくれる。ひと段落したころで、ワゴンがやってきた。
かなりたくさんワゴンに載っている。以前、秋田内陸縦貫鉄道のブログ では、ワゴンに載っているものを調べたそうで、その結果全部で109点、総額43620円とのこと。金額はともかく、ワゴンに100点以上載っているとは思わなかった。
車内販売で買ったのは、まずはこれ↑。
「プリン」と「乾燥りんご」だ。プリンはとても美味い。この他カンビールも買って、760円也。
今までの2回は、途中の阿仁合駅で、車内販売や観光案内をするアテンダントさんが交代したが、今回は交代なしだった。
感じが良いアテンダントさんだったから、更にもう一回買った。前回買って美味しかった地元の店のドーナツだ。一個170円のを2個買った。
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鉄道マニアとしては、観光シーズンや土曜休日だけでなく、1年を通して車内販売アリの観光急行を運転してもらえるのは、ありがたい。
秋田周辺には、「リゾートしらかみ」「津軽鉄道」「由利高原鉄道」などのローカル線・観光列者が走っており、往復は「こまち」を利用できる。他と結び付けて乗ることができるので、便利な存在で、3回も利用してきた。
赤字が続いているようだが、観光列車は、今後も存続してほしい。