弁当・アイスの無い車内販売@JR東日本 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

【1】JR東日本で車内販売減

JR東日本の車内販売が、3月のダイヤ改正から大幅に削減されました。

「やまびこ」や「踊り子」では、車内販売が全廃されてしまいました。

さらに「はやぶさ」など大半の特急の車内販売から、「弁当」「アイス」の販売が消滅しました。

車内販売が存続した列車でも、販売品目が削減されたわけです。

 

【2】弁当&アイスが消えたワゴン

車内販売から弁当&アイスが消えた車内販売のワゴンを、初めて利用しました。4月末の中央線「あずさ」「かいじ」です。

連休中の「あずさ」のワゴン↓

 中段には、以前は弁当が乗っていました。でも今は、ありません。代替品のパン類が、置いてあります。

 どの品も、お行儀よく、品物がワゴンに並んでいます。

品目が減っても、車内販売があるだけ助かるのは事実ですが。


【3】以前のワゴンは

車内販売が削減される前のワゴンは、入り切れない品物を、強引に載せていました。中段には、土産があります。

 上の写真は中央線「あずさ」、下は「リゾートしらかみ」です。

ワゴンに入り切れない品物を、小さなカゴを付けたり、袋をくくり付けたりして、数多く載せていました。

 お行儀は良くないかもしれませんが、このような「ワイルド」なワゴンには、魅力も満載でさした。

 パッと見ても何が載っているか分かりにくいゴチャゴチャなワゴン、個人的には好きだったんですけどねぇ。


【4】弁当の代替品

弁当は、高くて収益は高そうです。

売り切れで苦情、売れ残りで大きな損失になります。慣れない販売員にとって、弁当の販売は負担になるのは一定の理解はできます。

3時間以上、腹の足しになる品が買えないのを防ぐため、代替品が用意されていました。


■パン

 150円の長期保存可能なパンが、「あずさ」のワゴンに載っていました。「小倉あん」と「バター」です。

普通列車グリーン車でも取り扱いがあるパンで、1ヶ月以上、日持ちします。

 

■パウンドケーキ

 塩キャラメルのパウンドケーキも、売られていました。これも、長期保存できます。(写真は昨年に特急列車で買った品)


■ワッフル

定番のワッフルも、ワゴンにありました。

 これは、美味しいけと、続けて食べると飽きる。ジャムを携帯して、利用すると変化が出て良い。


この他、ジャガリコ等のお菓子類でも、それなりに、腹持ちします。

 


【5】思うこと

◆車内販売の取り扱い商品削減の中身は、弁当&アイスの販売取り止めだけではありません。鉄道グッズも取り扱い中止、お菓子つまみ類はあるものの、品数は減りました。

そしてどの路線でも、地域の品を販売していたのですが、今回の「あずさ」では、地域色の濃い商品は見当たりませんでした。残念です。

◆車内販売削減は、収益が出なくなったのに加えて、販売員の不足も大きいと聞きます。

弁当は、種類が多く商品知識が必要です。途中駅での弁当積み込みの際には、決められた扉で受け取るなど、「うっかり忘れた」では済まない複雑な仕事でもあります。

こう考えると、熟練した販売員でなくても、一通り車内販売ができるシステムに、変えたかったのかな?と思えます。

◆代替品のパン、無いよりは良いと思います。でも、1ヶ月以上日持ちする安いパンより、1段階上の食べ物、売れないのかなと思います。

老舗和菓子店の「どら焼き」250円なら、腹の足しにもなるし、名産品だから食べてみたい客層にも訴えかけられます。(九州新幹線で弁当品切れの際に、どら焼きで腹いっぱいにしたっけ(^^)/)

有名店のバームクーヘンも、お土産になるし、その場で食べることもできます。(のと鉄道、花嫁のれんで、腹減ったから車内で食べたことあり)


※「伊予灘ものがたり」に乗りに、愛媛に行きました。戻って写真入りの記事が書けるのは明日ですから、書きかけの記事を完成させて、アップしました。