津軽鉄道ストーブ列車【後半】 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

前回に引き続き、津軽鉄道ストーブ列車の話。

前回の記事は、こちら

 

《1》津軽中里駅で

終点の津軽中里駅で、ストーブ列車を折り返した。

津軽中里駅では、時間があったので、グッズをチェックした。

「これは!」と目に飛び込んできた品があった。

石炭のかけら100円だっ。

(大きさを比較するため500円玉を横に。100円玉の方が誤解されなかったな)

多くの人にとって、石炭は見たことも触ったこともないと思う。

これは安くて話題になるお土産だ。

他にも、ピンバッジ、キーホルダー、てぬぐい等を販売している。

津軽中里駅のホームから見えたのは、転車台だ。

車両の向きを変えるためにあり、特に蒸気機関車の向きを変えるのに必需品となる。

終点の津軽中里にもあったんだ。

そして、駅名の表示も趣がある。

少し読みにくいけど、いとおかし。

ここは、最北端の私鉄になるわけね↓。

札幌は「市電」だから私鉄ではないね。

 

《2》金木駅でタブレット交換

途中の金木駅で、タブレット交換をしていた。

上りと下りの列車が、単線区間で衝突しては大変なので、単線区間に入るための鍵のようなものだ。

ここでも、タブレットが使用されていたのか。

 

《3》嘉瀬駅の慎吾列車

途中の嘉瀬駅では、SMAPの香取慎吾が子どもたちと塗った慎吾列車が置かれている。

1997年に塗って、20年ぶりに塗りなおしに来て、リニューアルされた列車だ。

ここも観光資源の一つになっている。

 

《4》田んぼに鳥たち

弘前駅周辺は雪が多かったが、津軽鉄道周辺の田んぼには、雪がなくなりつつある。

その中で、鳥たちがのんびりと休んでいる。

こちらも観光でノンビリと過ごしているわけだが、こういう鳥たちを見ていると気分もノンビリしてくる。

 

《5》五所川原に古いレール

五所川原駅のホーム横に、古いレールが並んでいる。

津軽鉄道で使われていたレールの変遷が、実物と共に並べられている。

これは分かりやすくて貴重な展示だ。

しかし・・・100年くらい前のレール、歴史を感じるなあ。

 

《6》団体客も乗車

この日は、団体客も乗車してきた。

近くに、観光バスが停まっていて、津軽鉄道ストーブ列車に乗るツアーと書いてあったから、一緒になるかな、と思っていたら、やはり同じ列車だった。

団体客がストーブ車両の半分の座席を予約しており、確実に座れるように配慮されていた。

まあ結果的には、個人客がさほど多くなかったから、個人客の方がゆったり座れたけど。

アテンダントさんは、団体客にも積極的に観光案内をして話しかけていたが、車内販売を利用した客は、ほとんどいなかった。

個人客は、たいてい何か車内販売で買っていたが、どうしてかなあ。

団体客は、次から次に添乗員に引率されていくので、気分的に余裕がないのかもしれない。個人客は、無駄な待ち時間ができてしまうが、それがアテンダントさんや車掌さんと話す時間ができて、結果的に満足度アップにつながる可能性がある。

 

《7》距離が近い個人客

往きと帰りのストーブ列車には、私以外に1人か2人組の個人客9組が、乗っていた。

その半分以上が、「マツコの知らない世界」の車内販売の回(1/29放送)を見ていたお客さんだった。

もともと鉄道旅行に興味ある人だから、番組を見た面もあるだろうけど。

「マツコの番組見ましたよ!」と言われて、地域限定のプチ有名人状態になってしまっていた。

五所川原発の往きは、金木駅で団体客を含め、私以外の個人客も全員、金木駅で降りたため、車内から降りる観光客に「手」を振った。手を振り返してくれたのは、うれしかったなあ。(団体客は、ほとんど振り返してくれなかったけど。)

「レトロなストーブ車両」+「アテンダントさんの距離を感じさせない応対」+αの独特の雰囲気で、ストーブ列車内は、別世界になっていると感じる。近くの客と自然と話をするようになり、「来てよかったな」と思うようになる。

だから、「焼かれたスルメのおすそ分け」もあれば、「どこから来たんかな?から始まる何気ない会話」もあるし、「一緒に撮ろう、と写真撮影」もあった。

 

《8》金木から津軽中里まで「貸切」に

下りの五所川原から津軽中里まで、ストーブ列車内は、団体客約30人、個人客5人で盛況だった。

途中の大きい駅・金木には、太宰治記念館「斜陽館」など多くの観光客が立ち寄る場所がある。

この金木駅で、団体客約30人は降りて行った。個人客も、私以外の4人は降りて行った。

ということは・・・昨年12月に続いて、また貸切だっ!

男性販売員さん、女性アテンダントさんと、のんびりと話することができた。

至福のひとときだぁ~。

 

アテンダントさんを素敵だと思ったのは、混雑している時間帯は、普通の観光客と区別ない応対を、私にした点だ。一応は顔見知りの私になら、もっと親しく話しかけてくれるのもアリかなとも思えたが、むしろ他の観光客を優先するくらいの応対だった。

他の客から見たら、一部の「また来たよ!」という常連客にだけ、アテンダントさんが親しく話している姿を見たら、気分は良くないだろう。(むしろ全員の下車駅を把握していて、顔見知りの客は後回し、というのは凄腕アテンダントさんだろう)

そして金木駅で他の乗客全員が降りてから、ゆっくり話をして、記念撮影もしていただいた。

この時の写真が、フェイスブックに載っている→こちらを参照

 

いやあ、また行きたくなった。