先日、青森県の弘前の弘南鉄道で「大鰐もやし」を買った記事を書いた。
買った時点でお昼の12時。
この日のうちに東京に戻るのだけど、弘前まで来たのなら、ぜひ寄りたい場所がある。
『津軽鉄道 ストーブ列車』だっ!
【1】ストーブ列車とは
津軽鉄道が主に観光客向けに冬期に運転している、石炭ストーブが設置されている列車だ。
雪景色が広がる中を、レトロな客車が走る。アテンダントが乗務していて、記念撮影や車内販売も実施している。
車内は、古いとはいえ、丁寧に整備されている。汚れはほとんどない。
しかし、外から見ると、更に年季が入っているように見える。
ストーブ列車は、一般のディーゼルカーと併結して走る。
地元の客はディーゼルカーに乗る。観光客は別料金400円を払って、ストーブ列車に乗る。
ストーブ車両は、「レトロな車両」+「アテンダントさん」+αで、不思議な一体感がわいてくる。
私は津軽鉄道に3回乗りに行ったが、個人客同士で、話が盛り上がったり、食べ物(するめ)のおすそ分けしたりで、来てよかったなと思ったものだ。
ストーブ車両に吊るされていた紙が、こちら↑
注意書きが、4か国語になっているのは、海外からの観光客も来るのだろう。
手描きの文字が、風流だと感じる。
【2】暖かいストーブ
客車1両に、だるまストーブが2つ設置されている。
石炭をたいても、煙突があるから、車内は煙たくはない。
このストーブの火力で、名物の「するめ」を焼くわけだ。
私は今回、「するめ」を買わなかったけど、近くのお客さんから「どうぞ!」と、おすそ分けしてもらった。
3月だと、ストーブ2つと火力を全開にすると、車内が暑すぎる日もある。
それでも「するめ」は、焼きあがる。
【3】車内販売
津軽鉄道のストーブ列車には、車内販売がある。
JRから払い下げられたと思われる見覚えがあるワゴンだ。
津軽鉄道の車内販売の名物は、何といっても「するめ」だ。
今回は買わなかったけど、昨年12月には「するめ」を買って、アテンダントさんに焼いてもらった。
焼いて、食べやすいようにちぎってくれる↓。
今回は、往きはビール、帰りは日本酒を買って飲んだ。
雪見酒は、美味いんだよねえ。
りんごのどら焼きも買った。
これは新製品で、リンゴ風味のどら焼きだ。美味しい。
【4】走れメロス号も
乗車券だけで乗れる主に地元の住民向けの車両が「走れメロス号」だ。
普通の気動車で、日によっては、このディーゼルカーの動力で、ストーブの客車をけん引する。
急な坂道は無いから、問題なく引っ張れるようだ。
「走れメロス号」の車内は、普通のボックスシート。
通学時間帯は混雑するようだが゜、昼間はゆったり座れる。
珍しいと思ったのは、車内に「津鉄文庫」、自由に読める本が置かれていることだ。
返却は、車内だけでなく、有人駅(五所川原、金木、津軽中里)でもOKというのは驚きだ。
中身が多くなり過ぎたため、続きはまた次回。