津軽鉄道のストーブ列車に、今年も乗りに行った。
【1】ストーブ列車とは
青森県の津軽平野を趨る津軽鉄道。
12月から3月まで、客車の中に石炭ストーブが設置されているレトロな「ストーブ列車」で有名だ。
この津軽鉄道のストーブ列車に、この冬も、乗りに行った。
この日は団体客の予約が入っていることもあって、ストーブつき客車が2両に増結して運転されていた。
客車の外見もレトロである。
新しい車両を古く見せているのではなく、本当に50年以上経った古い車両を使っている。
ただし、清掃は行き届いていて、安心して乗ることがてきる。
古いから、手入れや修繕が大変だと思われるが、頑張っているのだろう。
ストーブだから、煙突から煙が出る↑。
石炭を入れると、煙が増える。
ディーゼルカーが客車と連結して走る日もある。
この日は客車2両ということもあり、ディーゼル機関車が引っ張っていた。
なお、ストーブ列車に乗るには、400円の別料金が必要となる。
地元の人は、ストーブ料金不要のディーゼルカーに乗る。
【2】車内販売で「スルメ」
ストーブ列車では、車内販売が行われている。
なかでも名物「スルメ」は、大人気だ。
私は、スルメが好きという訳ではないが、頼みたくなる。
今回も、500円出して、買った。
アテンダントさんが、スルメを焼いてくれた。
石炭ストーブの火力は強いから、1分もしないで火が通る。
食べやすいように、焼いたスルメを切ってくれた。
噛み切りにくいから、これは助かる。
行きは日本酒、帰りはビールを頼んだ。
トイレはないから、ビールをガブ飲みはできないけど。
凄腕アテンダントさんが、昨年3月で卒業してしまったが、魅力は衰えていない。
【3】満席に近い車内
この日は、平日だったが、満席に近かった。ストーブがついた客車が2両なのに、写真のような人気だ。
混雑していた理由は、二つ。
ひとつは「大人の休日倶楽部パス」期間であること。東京から15000円で五所川原まで往復できる。もし定年退職した人なら、平日でも来れる。
もうひとつは、中国の春節。大陸からは新型肺炎の影響で規制がかかるが、台湾や香港からの観光客が多い。私が乗った車両で20人近い外国からの観光客だった。
みなさん、マナー良く、ノリも良く、こちらも楽しくなった。
【4】積雪が少ない
ストーブ列車から、津軽平野を撮ると、こんな感じだ。
12月ならともかく、1月下旬で、これだけ雪が少ないのは、珍しいそうだ。
台湾では、めったに雪は見られないから、台湾の人は、残念だったかも。それでも、アテンダントさんの「おもてなし」で、満足してくれたかな。
【5】津軽中里駅
ストーブ列車の終点は、津軽中里駅だ。この駅では、地元のオバチャンたちが、食べ物を作って販売してくれていた。
私は、おにぎり🍙と、サラダを買った。
特に、おにぎり🍙は、具がたくさん入っていて、安いのに最高!
この店は、残念ながら、この3月でおしまいになるそうだ。
オバチャンから気分まで暖かくなるのに、残念だなあ。