車内販売の弁当を5日で10個買う | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

JR東日本の車内販売が大幅に縮小する3月15日が迫ってきた。

コーヒーやビールは引き続き車内販売で買えるが、『車内販売の花形』ともいうべき弁当が、間もなく買えなくなってしまう。

そこで、3月4日から8日までの5日間に、車内販売で弁当を買いまくった。

同じく取り扱いが終わるアイスを食べまくった話は、こちら

 

【1個目】鳥めし★★

1日目「はやぶさ1号」(日本ばし大増製造)900円

朝一番の列車ということもあり、弁当の種類は限られていた。

仙台積み込みの「牛タン弁当」は苦手なので、定番の弁当にした。

このボリュームで900円なら、満足できるかな。

 

【2個目】南部わっぱめし★★

1日目「はやぶさ40号」(NRE製)1150円

津軽鉄道からの帰りに「はやぶさ」に乗って購入。

やや高い1150円だけど、小さい割には品数が多くて、結構満足できた。

ビールを飲みながらだから、満足度高かったかな。

 

【3個目】驛弁 幕の内★

2日目「草津1号」(大船軒製造)1100円

車内販売が間もなく廃止される特急「草津」に乗って、車内販売を利用したかった。

買ったのは、幕の内弁当。

昼飯としては、ボリュームが多いのは良いのだけど、印象に残りにくい。

1000円と1100円では、気分が大きく違うんだよね。

 

【4個目】鶏かまめし★★ 

2日目「スーパーあずさ28号」(塩尻駅カワカミ製)860円

信玄餅アイスを買うために、長野から戻るのに「あずさ」に乗った。

弁当は2種類あったが、「鶏かまめし」を選んだ。

プラスチックの容器で使い捨てだから、この金額にできたのかな。

もっと鶏が載っていて欲しいという気持ちはあるが、野沢菜が代わりに載っているから、十分かな。

 

【5個目】牛肉弁当★★ 

3日目「やまびこ45号」(日本橋大増製)1150円

牛肉ががっつり乗っている弁当。これで1150円なら、良いかな。

玉子もついていて、ボリュームあるのが魅力。

冷えても美味しく食べられる工夫もされているようで、その点でもコンビニ弁当に勝る。

 

【6個目】やわらかひれかつ★★ 

3日目「やまびこ146号」580円

弁当とは言いにくいが、カツサンドも一応弁当に含めてみた。

やまびこ14本で14品を買う無茶をしている途中だから、平均50分で1回利用することになる。ボリュームある弁当を食べるのは、正直言ってきつかったため、軽いサンドイッチにした。

サンドイッチも、3月16日からJR東日本の車内販売で食べられなくなるんだから!

 

【7個目】海苔のりべん★★★ 

3日目「やまびこ220号」(郡山 福豆屋)980円

今回の弁当で、満足度が高かった弁当2つのうちの1つが、こちら。

郡山の海苔のりべんだ。

2段に海苔が敷かれていて、上の海苔を食べても、更に下段にも海苔がある、これは楽しい。

作るのに手間はかかるが、食べるのにも時間がかかる。でも旅行の楽しみになる。

もうひとつ、大きな玉子焼きもポイントが高い。美味しくて大きい卵焼きなんだよね。

 

【8個目】たんぽぽ弁当★ 

4日目「スーパービュー踊り子3号」(日本ばし大増製)880円

多くの弁当が積まれているハズの「スーパービュー踊り子」、食べる弁当を選べると思っていた。

でも偶然なのか、ここ数日に食べた弁当と同じのしか事実上積んでおらず、これを食べるしかなかった(と、八つ当たりをする)。

地域性が感じにくい無難な弁当。期待しすぎたかな。

 

【9個目】さけめし★★★ 

4日目「はくたか576号」(ホテルハイマート製)1200円

今回、最高に満足したのが、こちら。

「さけめし」だっ!

立派な器だけど、中身が問題だ。

今まで素敵な弁当を作ってきたホテルハイマートだから、裏切ることは無いだろうと思い、1200円払った。

すると、鮭が美味いっ!

そして、鮭がたくさん入っているではないか。

こんなにたくさん入っているのだから、1200円でも安く感じる。

ホテルハイマート、グッドジョブ!

 

【10個目】幕の内弁当★ 

5日目「ひたち29号」(日本はし大増製)1080円

最終日の夜に、「ひたち」に乗った。

「大人の休日パス」で指定券が1枚余ったので、土浦まで行った。

これでアイスと弁当を1つずつ買った。

幕の内弁当だから、まあ無難な弁当と言える。

旅行しに行ったぞ、という気分にはならないのが残念だ。

 

 

【感じたこと】

5日間で車内販売で弁当10個買って、払った金額は9880円。

1日3食のうち2食が、車内販売の弁当だった。弁当三昧だった。

感じたことがある。

(1)駅弁は、やはり高い

弁当10個で9880円、1個当たり約1000円となる。

中身が充実している弁当もあるとはいえ、松屋&吉野家の牛丼を主食にしている私にとって、高く感じる。プチ贅沢が、サイゼリアでランチ610円、夜でパスタ&サラダ&ドリンクバー880円だから、贅沢したことなる。

(2)幕の内弁当は満足度低い

旅先の美味い物を食べるなら、財布のひもがゆるむ。

でも無難な幕の内弁当では、コンビニ弁当の2倍の値段だから、高く感じてしまう。

旅行客の気持ちも満足させる工夫が求められる。

(3)車内販売の弁当は種類が少ない

やはり、大きな駅の売店だと、弁当の品数が多い。

種類を選べるし、売り切れにもなりにくい。

だから、車内販売で弁当を扱うのを中止・・・残念だが仕方ないのかな。

(4)弁当を車内販売で買えなくなるのは、非常に残念

まもなく、「はやぶさ」を始めとするJR東日本の特急の大半で、弁当が車内販売で買えなくなる。

その前に、車内販売で弁当ざんまい・・・これで個人的にはスッキリして、廃止の日を迎えられそうだ。