まもなく3月15日(金)を迎える。
JR東日本の大半の路線の車内販売で、アイスが姿を消す日が近づいている。
ならば、最後に「シンカンセン スゴクカタイアイス」を食べまくろうではないかと考えて、食べまくってきた。
ちょうど3月4日から「大人の休日パス 東日本・北海道スペシャル」で、東北新幹線などが乗り放題となった。
その5日間で、車内販売のアイスを、11個食べまくってきた。
アイスだけに力を入れれば、この5日間で20個くらいは食べることができる。しかし、アイスだけに集中するわけにはいかない。
「やまびこ号で利用しまくる」「弁当を買いまくる」など複数のミッションがあったので、5日間で11個に留まった。
その11個をまとめてみた。
【1個目】キャラメルアイス (はやぶさ・東京→新青森)350円
1日目は、「津軽鉄道ストーブ列車」と「弘南鉄道もやし」の2つのために、青森に向かった。「大人の休日パス」の初日の「はやぶさ1号」だから、立ち客もちらほら。
寒い雪国に行くのに、冷たいアイスは正直どうかと思ったが、まもなくJR東日本の車内販売からほぼ消えるだけに、アイスを買うことにした。
やっぱ、アイスを食べると寒いけど、素敵なアテンダントさん達から買えて、ラッキーだった。
【2個目】バニラアイス (はやぶさ・新青森→東京)290円
青森からの帰りに、「はやぶさ」に乗った。ストーブ列車で気分がホカホカになった。帰りには別の種類のアイスを買いたくなった。
あれ?以前はリンゴアイスがあったんだけど。
【3個目】雪室珈琲ジェラート (MAXとき・高崎→東京)330円
JR東日本のアイスで欠かせないのが、「MAXとき」のアイスだ。
えちごの雪室屋のアイスが、「MAXとき」で売られている。これはさほど硬くなくて珍しいアイスだ。
「MAXとき316号」は、私が乗車する高崎で8両増結して、16両編成になり、東京に向かう。高崎からの自由席なら、本来は確実に座れる増結編成に乗るのだが、増結編成には車内販売が無い。そこで、座れない可能性があっても、新潟始発の編成に乗ることにした。幸い、1階だったが2人窓際のE席に座ることができた。そしてアイスも買うことができた。
【4個目】加賀さつまいもアイス (はくたか・東京→長野)300円
珍しいアイスを買うために、「はくたか」に乗った。そして加賀さつまいもアイスを購入。
長野では、今回唯一の観光、善光寺まで参拝をしてきた。善光寺以外は、駅から離れなかったのである。
【5個目】信玄餅アイス (あずさ・松本→新宿)330円
珍しいアイスを求めて、長野から帰るのに、中央線経由にした。
主な目的は、「あずさ」に乗って、車内販売で信玄餅アイスを食べることだ。
車内販売のアイスなら、信玄餅アイスは欠かせない存在と感じて、わざわざ遠回りしたわけだ。
【6個目】バニラアイス (やまびこ・福島→郡山)290円
この日は、「やまびこ14本」「はやぶさ1本」で計15回も車内販売を利用した日だ。
福島と郡山の間の短区間でも、すぐワゴンが来てくれて助かった。
販売員さんだって、「やまびこ」の車内販売終了まであと少し、いい加減な仕事はしたくないと感じて頑張ったのだろう。
【7個目】キャラメルアイス (はやぶさ・仙台→古川)350円
「はやぶさ」に仙台から古川まで乗車した。1駅で車内販売のワゴンが来る可能性は高くない。
そこで降りる時に、準備室に出向いて、アイスを買った。袋に入れてくれたのは良心的かな。
【8個目】バニラアイス (スーパービュー踊り子・新宿→熱海)290円
2日前に、車両故障で乗れなかった「スーパービュー踊り子」に乗車した。
凄腕アテンダントさんから買ったけど、「アイスの販売が無くなるのは残念ですね」などと話しかける隙がなかった~(笑)
【9個目】こしひかりジェラート (MAXとき・大宮→東京)330円
東京から大宮までの折り返しで、往復で車内販売を利用できた。
大宮から乗った「MAXとき」では、準備室の隣の車両の自由席に座った。すると準備室に戻るワゴンが、来てくれた。ラッキー!
買ったのは「こしひかりジェラート」で、中におコメが入っている斬新なアイスだ。
【10個目】加賀さつまいもアイス (はくたか・東京→軽井沢)300円
(写真は別の日のもの)
軽井沢に行くために、また「はくたか」に乗った。加賀さつまいもアイスを食べるのは2個目になる。
軽井沢到着の4分前に、ワゴンが来た。満席で隣の客を立たせて買いに行くのは避けたかったが、よりによってシンカンセンスゴクカタイアイスを降りる直前に買うのは判断ミスだった。
【11個目】ほしいも農家のみるくアイス (ひたち・品川→土浦)390円
そして、最後の11個目は、「ほしいも農家のみるくアイス」だ。
特急「ひたち」では、茨城の食材を利用したアイスを売っている。
特別美味しいとまでは言えないが、たまには独特の舌触りのアイスは食べたくなってしまう。
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5日間で11個もアイスを食べることができた。
最後にこれだけ利用できて、とりあえず満足できた。
でもアイスの取り扱いがなくなるのは、JR東日本だ。九州新幹線、JR北海道などでは車内販売そのものが消滅する。
しかし、硬いアイスを車内販売で食べられる路線も、いくつか存続する。
東海道山陽新幹線では、アイスの販売は続く。北陸新幹線でも存続となる。
このほか、小田急ロマンスカー、東武スペーシア、しまかぜ等近鉄特急でも、アイスは販売される。
幸い、ダイヤ改正直後の3月18日に大阪まで出張なので、また東海道新幹線でアイスでも食べようかな。