JR九州の観光列車「海幸山幸」の後半の記事だ。
前回は、車両についてまとめた。(内容は、こちら)
今回は、車内販売などについて。
【1】飫肥駅のホームで販売
今回は宮崎県の日向線「飫肥(おび)駅」から、宮崎駅まで「海幸山幸」に乗車した。
普通列車で飫肥駅に着くと、すぐ反対側から、乗る予定の「海幸山幸」がやってきた。飫肥駅では12分停車して、記念撮影タイムとなる。
ふと見ると、ホームに木製のワゴンがあった。
形を見ると、車内販売のワゴンではなく、JR九州のローカル線で行われている地元の人の特産物販売だ。
確認すると、ホームだけで販売するとのこと。
車内販売ではないけど、こういうの買いたくなるんだよね。
焼きのり480円、手作り佃煮700円、マンゴーキャラメル180円、ささみ燻製500円。飫肥せんべいもあるぞ。
地元の特産物が並んでいる。大半が、車内で酒のつまみとして食べられる品だ。
私は日南名物のおび天を買った。
【2】二か国語のメニュー
車内販売のメニューが、用意されていた。
なるほどと感じたのは、英語バージョンも用意されていた点だ。
グッズは、キーホルダー720円、クリアファイル260円、ポストカードセット310円など。
揚げもちおかき480円は、よく売れていたようだ。
中国からの旅行者でも、若い人を中心に英語がそこそこ話せる人が多いから、英語メニューだけでも助かる人が多そうだ。
【3】車内販売で飲み物・食べ物
車内販売を利用するために、わざわざ九州まで飛んできたわけだ。当然何か買う。
本来なら「海幸山幸焼酎」310円がおススメなのだろうが、あまり焼酎・日本酒は好きではない。
そこで、地元のビール「太陽のラガー」を買った。
ささみ照り焼き炭火焼きとのセットで安いこともあり、こちらも購入。
そして飫肥駅のホームで買ったおび天を食べながら、地元のビールを飲む。
奇麗な海を見ながらのビールは、最高だ。
なお、車内販売は、お盆に載せて回る方法を取っている。
これだと両手がふさがってしまう。
首都圏の普通列車グリーン車のように、カゴに入れて回るのが合理的なのだが、丁寧さと見やすさを考えてのことだろうか。
【4】グッズの販売
グッズも販売に来た。
ピンバッジが360円と安くてカッコいいので、これを買った。
そしてすぐスーツに付けたのだった。
他のJR九州の客室乗務員さんに、鉄道マニアだとパッと見ただけで分かってくれる効果があった。
【5】記念乗車証
JR九州の観光列車には、ハガキ大の記念乗車証が用意とされている。
5年ぶりの乗車だが、5年前とはデザインが変わっていなかった。
1号車と2号車では、スタンプの大きさが異なっている。
1つだけ押すなら大きいほうかな。
【6】運玉を引く
5年前は、王様ジャンケンで記念品を配布したが、今回は「運玉」だ。以前から海幸山幸で実施していたらしい。
鵜戸神宮でのおみくじのようなものらしい。
アテンダントさんが箱を持って、一人ひとりに引いてもらう。
私が引いたら、赤い球が出た!
当たりの球を引きあてたぞ!
得意気な表情をしたのを見て、アテンダントさんが「お撮りしましょうか?」
私はお願いして、パチリ。
当たりを引いて、ゲットした商品はというと・・・
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5年前は、200円~300円の
景品だったという記憶があるけど。
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今回は何かな?
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渡されたのは、これだ!
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【7】鬼の洗濯板
青島の近くに、「鬼の洗濯板」と呼ばれる場所がある。
干潮になると、ギザギザの岩が現れて、洗濯板のような状態に見える。
この付近の海岸は、線路から近いために、「海幸山幸」からも見ることができる。
しかし、この日は満潮で、見ることができなかった。残念。
5年前の写真を探したが、カメラを忘れて取れなかったことに気づいた。
そこで、アテンダントさんが、干潮だとこう見えるという写真を持って、車内を回っていた。
気遣いに感謝。
【8】記念撮影
アテンダントさんは、飫肥駅のホームや車内を回って、記念撮影をすすめていた。
列車そのものを前面に打ち出した記念撮影ボードと言える。
今まで九州に乗り鉄に行くときは、必ずと言ってよいほど「乗り放題切符」を使っていた。
もともとJR九州では「乗り放題切符」を縮小する流れにあるが、今回は普通の乗車券の利用だった。
これが、かえって落ち着いて旅行できるようだ。
まだ明るいうちに乗り鉄を終えるなんて、相当違和感があった。
食べ放題の店ばかり言っていると、感覚が変になるのと一緒かな。