【1】乗車の経緯
南九州に、5月27日からの日曜・月曜・火曜の3日間、乗り鉄に出掛けた。
「指宿のたまて箱」なら毎日運転だけど、平日の月曜・火曜には運転しない列車が3つあった。
「A列車で行こう」、「はやとの風」、「海幸山幸」の3つだ。
(「はやとの風」は3月のダイヤ改正で、原則土曜休日運転になってしまった)
どれに乗ろうかと迷ったけど、 「海幸山幸」を日曜日に乗ることにした。
理由はというと・・・
(1)前回乗ったのは2013年9月だから、5年も経っている
(2)その日はデジカメを列車内に忘れてしまい、スマホの写りが良くない写真しか残っていない。
(3)1回しか乗ったことが無い。
(4)宮崎行きのLCC(ジェットスター)が、5990円と激安だった。
【2】白い車体
観光列車「海幸山幸」は、2両編成。
元高千穂鉄道の車両を改造したディーゼルカーだ。
宮崎寄りが、自由席もある「海幸」、南郷寄りが、指定席の「山幸」となっている。
座席の色は異なるものの、外から見たら違いはないと言ってよい。
車両の横は、木目が活かされている。
白と木目の組み合わせは、上品で素敵だ。
【3】3列座席
座席は、余裕ある3列シートだ。
海側は2列席だが、山側は独立した1人席となっている。
リクライニングシートで、飲み物を置くテーブルをひじ掛けから引き出せる。
51席のうち、指定席は42席、自由席は9席になっている。
観光特急だから、基本的には指定席だ。ただし、指定券が買えない無人駅の停車駅から乗る人もいることを踏まえると、地域の人のために一部自由席にしたように思える。
自由席には、座席カバーの色が異なる。
日よけのブラインドは、水戸岡車両に多い木製だ。網棚も、木製だ。
丸い灯りがレトロな雰囲気を出しているのが素敵。
こちらはソファー席。指定席の客が車内を探検する時に、一時的に座ることもできる。
自由席が混んでくると、座れない人の居場所になる。
【4】車内設備
《カウンター》車内販売を行うカウンターの横には、木工品の展示をする棚がある。
カワイイ木工品が集まっている。
《トイレの横》こちらにも、正方形のデザインが並んでいる。
《運転席付近》次の停車駅を、ライトがついて案内してくれる。
《前面展望》多くの気動車車両と同様に、先頭かぶりつきが可能だ。
途中でJR九州で最も長い直線区間があるが、この区間は多くの人が注目するので、先頭に立ったらヒンシュクを浴びそう。
【5】のれん
水戸岡車両で、よく使われている「のれん」が、海幸山幸にもある。
この2両の違いを、最も意識するのが、「のれん」かもしれない。
水戸岡「のれん」は、列車でも使われているが、むしろ駅のほうが目にする機会が多いかもしれない。
【6】特急券
念のため書くと、「海幸山幸」は、宮崎駅から青島、飫肥、日南、油津を通って南郷まで日南線を走る観光特急だ。観光シーズンなら満席になる「海幸山幸」だが、九州南部はすでに梅雨入りした時期だ。
4日前でも3分の1しか席は埋まっていなかった。
今回は成田12:00発のジェットスターを利用した関係で、始発の南郷から乗るのは無理だった。飫肥(おび)駅から乗車した。
当日も、指定席はまだ余裕があった。
でも、途中の青島駅から特急券を持たない客が大勢乗ってきた。多くが外国人観光客で、日本語は通じない人が多く、英語も分からない人も目立った。だから客室乗務員さんは、必死に説明して理解してもらって特急料金を取るのに時間がかかった。そのため、上り宮崎行きは、青島からは車内販売を利用できないので要注意。
飛行機で帰って来て、今は深夜の3:22。
かなり疲れたので、車内販売などについては、また今度。
(5/31早朝に車内販売をまとめました。こちらです。)