長浜の「赤橋」を渡る | 車内販売でございます。

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JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」の魅力のひとつは、車窓の変化だ。様々な景色が見られる。

その中のひとつに、伊予長浜駅の近くの「赤橋」がある。

今回は、愛媛県大洲市の伊予長浜駅の近くにある「赤橋」を渡った話。

 

【1】車窓から長浜赤橋を眺める

2両編成の「伊予灘ものがたり」が、伊予長浜駅の近くを通ると、「赤橋」が見える。正式名称は「長浜大橋」で、現役で動く我が国最古の道路可動橋(バスキュール式鉄鋼開閉橋)だそうだ。橋の下を船が通りやすいように、橋が開閉する構造になっている。1935年に完成したのだから、すでに80年を超えている。

「伊予灘ものがたり」が「赤橋」の近くを通ると、アテンダントさんが車内放送で「赤橋」の説明をする。

私は「伊予灘ものがたり」に32回乗車して来たから、32回も説明を聞いたことになる。32回も聞くと、やはり1度足を運んでみたくなるものだ。

そこで今回、出かけることにした。

ちなみに、橋が持ち上がった際は、次のようになる。これなら船が通りやすい。

(2015年4月5日撮影)

 

【2】行きはタクシー利用

1両編成の気動車から、伊予長浜駅で降りた。

往復とも駅から歩くだけの時間は十分にあった。しかしこの日は、雨模様だ。雨も風も強くなる時間帯があって、早歩きするのは厳しい。

そこで、行きだけタクシーを使うことにした。伊予長浜駅は、やや大きな駅だけあって、客待ちのタクシーが停まっていた。「赤橋」を渡って、戻りながら渡ることにした。

 

【3】「赤橋」に到着

タクシーで「赤橋」、正式名称「長浜大橋」を渡った地点に着いた。

橋の上をタクシーで通過したが、古いとはいえ、かなり頑丈な橋だ。

あと少しで海に注ぐ下流だから、川幅は広い。

「赤橋」は、国指定重要文化財になっているため、橋の横には詳細の説明が書かれている。

予備知識なしでも、現地で確認することが可能だ。

 

【4】可動部

橋の中央は、上下する部分だ。

橋が上がる際には、踏切のような棒に、通行止めの表示がついていて、道路の前に出てくる。↓

大洲市のホームページによると、日曜の午後1時ごろ、橋が上がっているそうだ。

http://www.city.ozu.ehime.jp/site/kanko/1216.html

 

 

【5】隣は大きな橋

この「赤橋」は、小型車ならすれ違うことができる。でも大型車は、厳しい。

そこで、少し海側に、更に立派な橋が作られている。「新長浜大橋」で、こちらは水面から高い場所を通っているため、橋を上下する必要はない。

 

【6】戦争の爪痕

現地に行って初めて知ったのは、こちら↓

戦時中に、アメリカ軍の空襲があり、機銃掃射の跡が残っている。

橋の何か所かに、命中した跡が残っている。

 

【7】「伊予灘ものがたり」に手を振る

「赤橋」を観光してきて、伊予長浜駅から上りの普通列車に乗ることにした。

そこを「伊予灘ものがたり」が、通過していく。

これは丁度良い、とばかりに、「伊予灘ものがたり」に向かって、振った。

手を振っても、距離があるとよく分からないから、こんなものを振った。

「伊予灘ものがたり」のウチワを大きくしたもの(写真左)と、ウチワを使って作った「大きな手」(写真右)だ。更に、「こいのぼり」も用意したが、風が強すぎで、この日は使いにくかった。