パーサーがトイレを綺麗に@山陽新幹線 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

2月12~14日に、JR西日本まで乗り鉄に出かけた。

その際、山陽新幹線に乗った時の話。

あと15分ほどで、降りる予定の新大阪に着く。

新大阪での乗り換え時間が、少ししかないので、このタイミングでトイレに行った。

(このトイレの写真は、別の時に別の列車で撮ったもの)

トイレから出て、手を洗って、ついでに顔も洗っていた。

すると、車内販売をするパーサーが、トイレに入って行った。

ところが、トイレの扉は半開き状態だった。

 

何だ?と思って、私は中の様子を見た。

中を見て驚いた。

パーサーが、トイレの中の汚れている場所を、トイレットペーパーで拭いているではないか!!

30~40秒ほどで、パーサーは簡単なトイレ掃除を終えて、出てきた。

そして石鹸で手を洗った。

 

すごく意欲的で頑張っているパーサーだと思った。

パーサーの仕事は、本来は車内販売が中心で、停車駅や車内設備の案内も付随的に行うのだと認識している。通常、トイレ掃除は、仕事の範囲外だ。

でも、たとえば博多から東京まで走る「のぞみ」なら、新大阪までで結構トイレも汚れることがある。本格的な清掃道具はないけど、1か所30~40秒の簡単な掃除ならできる。無理なくできることをしようという姿勢は、素晴らしい。

 

パーサーが降りる新大阪に近づいていて、車内販売の片付けが始まろうかという時間帯だったが、こういう素敵なパーサーから、ぜひとも買いたくなった。そこで、声をかけた。

『すいませ~ん、獺祭(だっさい)買いたいんですが。』

人気の日本酒「獺祭」3本セットを、2700円で買った。

単価の高いお土産は、いい仕事をしている販売員(パーサー・アテンダント)から買いたい。

ビールや弁当は、今すぐ必要とされているから、必要な客がいたら、販売員の印象に関係なく売れる。しかし、お土産は駅でも買えることが多いため、印象が悪い販売員からは買いたくなくなってしまう。

だからお土産が売れるのは、販売員にとって、嬉しいらしい。

マニアにとっては、立派な販売員に対する拍手であり、賞賛をこめた評価になるわけだ。

 

もともと、お土産に「獺祭」を買って帰ろうと思っていたのは事実だ。

同じ「獺祭」を買うなら、「あずさ」で買うより、「獺祭」の酒蔵がある山口県を走る山陽新幹線で買った方が気分が出る。こんな事情もあったけど。

 

山陽新幹線のパーサーは、全国的に見ても、すごくレベルが高い。

特に、こういう素敵なパーサーがいるのは、心強い。

(こういうパーサーが多数いるのだから、車内販売の縮小なんて、ないよね、JR西日本さん!)