JR西日本に乗り放題の「おとなびパス」を購入した。
50歳以上限定で、グリーン車に6回まで乗れて24000円だ。
しかし、JR西日本は車内販売が限られている。更に、大雪で敦賀~福井が全面運休していた時期だから、有効利用をしにくい面があった。
そこで、JR西日本ではないが、「ゆふいんの森」に乗ることにした。
JR九州で一番有名とも言える観光列車だ。
「ゆふいんの森」は、本来は博多→久留米→日田→由布院と走る。しかし現在、久大本線は水害で長期間運休になっている。
そこで2018年2月現在、「ゆふいんの森」は、博多→小倉→大分→由布院と、経由地を変えて、走っている。
「ゆふいんの森」に、博多から小倉だけ乗れるのだから、ラッキーだ!
【1】輝く緑色の車両
「ゆふいんの森」は、緑色の車両だ。
光り輝く車両は、すごくまぶしい。豪華な特急という印象だ。
この「ゆふいんの森」に乗るのは、久しぶりになる。
遠征乗り鉄は、この3年間、「伊予灘ものがたり」に乗りに四国に行くことが多く、九州に行く機会が少なくなってしまったからだ。
新幹線なら、博多~小倉は乗り放題なのだが、JR九州は別に運賃と料金が必要となる。
実は風邪気味でなければ、博多を6時に起きで500系エバンゲリオン車両に乗ろうかと考えていた。ただ、体力的にシンドイので、博多8:45発の「ゆふいんの森91号」からにした。
【2】一段高い座席
「ゆふいんの森」は、 他の列車よりも一段高い座席になっていて、景色が良く見える。
席の上の「網棚」の部分は、航空機のように閉められるタイプだ。
黄色い座席の車両もある。
こちらは座り心地がよさそうだ。
中央のひじかけから、テーブルが引き出せる。
新しい車両は、雰囲気が違っている。満席の日が多いため、JR九州は1両増結したためだ。
こちらは白い「かもめ」の座席と形が似ている。
4人がけコンパートメント席↓もある。大きなテーブルもあり、弁当を食べやすい席になっている。
4人グループなら、最適の席と言える。
【3】先頭が空いていた
前日の夜に、「ゆふいんの森91号」の空席を確認した。
空席が多いのは分かっていたので、売店の近くの席を取ろうかと思っていた。
すると・・・何と1号車C席とD席が空いていた!先頭かぶりつき席である。
小倉からの最後部の席を、別の客が席を確保していたため、博多~小倉の最前部が空いていたのである。
これなら、たとえ38℃の熱が出ても、絶対に乗るぜ!
ここなら、計2320円の出費は、高くないっ。
私の席1号車1D席は、黄色い矢印だ。隣のC席は、結果的に空席だった。
座席の前には、広いテーブルにもなるスペースがある。
カメラやスマホを置くのに、重宝した。
日よけは、落ち着いた色になっている。
緑を基調にした横ののラインだ。
【4】すごい!全面展望
先頭の席だから、前面展望が非常によくきく。
特に直線区間は、反対側から列車が近づいてくる光景が、素晴らしい。
次の写真は、青いソニックが反対から走ってきた様子。
博多~小倉間は、列車の種類が多いから、退屈しない。
【5】博多~小倉、1時間41分
「ゆふいんの森91号」は、博多から小倉まで1時間41分かけて走る。
特急「ソニック」なら、最速で40分だし、快速でも70分前後だから、すごく時間をかけて走ることになる。
これは、すでに引かれているダイヤに、やや無理して1本押し込んでいるためだ。「ソニック」には2本抜かれてしまう。特に朝8:45の博多だから、朝ラッシュにかかってしまう。仕方ないや。
(上の写真は、海老津駅で青いソニックに抜かれる場面)
驚いたのは、快速にも2本抜かれたことだ。特急が快速に抜かれるって・・・。
でも、観光列車なら、長時間乗れるから、OKかな。
特に、弁当を食べる時間が確保できるのは、ありがたい。
【6】階段で高い座席に
高い座席になっているから、扉から乗って階段を上がる。
車内販売のワゴンが、隣りの車両に移動しやすくするために、隣りの車両には段差無しで移動できる点だ。車イスでも、通路が細いもののギリギリ通れそうだ。
水戸岡車両には、本が置いてあることが多い。
「ゆふいんの森」では、このような形になっている。
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3年前の2015年2月に乗った時とは、結構車内が違っている。
3年間で変わった部分もあるが、「ゆふいんの森」は車両が2編成あるから、違っているのだろう。
車内販売や記念撮影は、また近いうちに。
2015年2月に乗った話は、こちら。