JR東日本の車内販売がある特急では、座席に、車内販売の主な品目の案内が、写真入りで用意されている。何が販売されているか、値段は何円か知ることができる。普段利用しない人にとっては、特に助かると思う。
しなの鉄道の「ろくもん」に乗るために、軽井沢まで北陸新幹線に乗った1月下旬のこと。
「あさま」では車内販売が無いから、車内販売がある「はくたか」を利用した。
車内販売の品目は、半年経っても、さほど変わらない。でも、若干変わっていくため、目を通して写真を撮るのが習慣となっている。
すると、驚きの品が載っていた。
「獺祭」があるじゃん!!
日本酒「獺祭」は、非常に人気のある日本酒だ。「だっさい」と読む。
山口県岩国市の旭酒造の酒だ。
買いたくても、なかなか買えない貴重な日本酒と言える。
この「獺祭」を、私は山陽新幹線の車内販売で買ったことがある。
エバンゲリオン塗装で走った500系こだま号に乗った際に、唯一販売していた「獺祭」180mL3本セットを2700円で、購入した。(その時の写真↑)この時の話はこちら。
山田錦の純米大吟醸で、磨く割合を変えた3種類の日本酒だ。
この時、私は「獺祭」が有名な銘酒と知らないだけでなく、「この酒の名前、なんて読むの?」というレベルだった。買ってから、このブログで「2700円は高いけど、車内販売を利用するために仕方なく買った」というようなことを書いたら、有名な銘酒だと指摘されたことがあったっけ。
その日本酒「獺祭」が、北陸新幹線「はくたか」の車内販売で、売られているのである。
山陽新幹線で売られていたのは、山口県岩国市の地元を走っているためと理解していた。でも、北陸新幹線でも売られていた。北陸新幹線は、JR西日本の新幹線でもあるから、アリなのかな?と理解できた。
と・こ・ろ・が、
JR西日本とは関係ない列車でも、「獺祭」が売られていた。
《スーパービュー踊り子》でも、売られていた。
スーパービュー踊り子の5号車の売店には、実物が積まれていた。
私が山陽新幹線で買ったのと、同じ品だ。
特急「あずさ」のメニューを見ても、「獺祭」が売られているとのこと。
何だ、いろんな路線で「獺祭」が売られているんじゃないか。
東北新幹線でも「獺祭」がメニューに入っていた。
「獺祭」をJR東日本の車内販売で扱うのには、いくつかメリットがありそうだ。
「獺祭」は品薄のため、一部の非正規業者が、高値で転売して問題になった。
多くの客に行き渡りやすい。小さめの3本セットなら、転売業者が扱いにくい。目立って数日のうちに売れるから、温度管理の点でもリスクが少ない。
日本酒の味がよく分からないから、私は病みつきにはなりそうもないが。