11月に、銚子電鉄に乗って、駅巡りをした話。
前回は、髪毛黒生、外川、君ヶ浜の3駅に行った話をまとめた。この話はこちら。
今回は、本銚子駅と犬吠駅だ。
【1】本銚子駅~新しい駅舎
「本銚子」は、「もとちょうし」と読む。ただ、縁起が良いので「本調子」にかけて「ほんちょうし」と強引に読むこともある。入試の御守として切符が用いられることもあるそうだ。
ネーミングライツで、薬品会社の名前がついている。
この本銚子駅に降り立ったのは、11月の晴れた日曜の午後。
駅舎を撮ろうとしたが、10人以上の人がいて、撮りにくくて困ってしまった。5分経っても10分たっても、駅に人は減らない。電車が来ても、ほとんどの人は乗らない。なんでか?
本銚子駅の駅舎がリニューアルされたからだ。
今年2017年の8月の「24時間テレビ」で、古い駅舎を改築した様子が放映された。そのため、この駅舎を見ようと、3カ月経っても多くの人が訪れていて、新しい観光資源になっているわけだ。
綺麗なレンガ色の待合室を、多くの人がスマホで撮影していた。
私は24時間テレビには全く興味はないが、確かに綺麗な駅舎だ。
中は、こんな感じ。ステンドグラス調の装飾が美しい。
これなら風雨が強くても、しのげる。
時計の裏は温度計になっている。
実用性より装飾を重視した温度計だ。だって℃(摂氏)と℉(華氏)の目盛りが両方ついているんだもん。
地面のコンクリート板を、地元の方が水で濡らしてくれた。
すると、駅名が浮き出てきた。
日差しが強くなければ、もっと分かりやすい写真になったのだけど。
【2】犬吠駅~鯛焼き屋が開業
犬吠先の最寄り駅で、駅員も常駐している犬吠駅。
観音駅にあった「たい焼き屋」が、犬吠駅に移転したと聞いて、やってきた。
おっ、あった。
鯛焼きは、あんこ・クリーム共に100円だ。ポテトも共に買った。
普通の味だが、100円なら安い。得した気分だ。
こちら↑は、観音駅にあったたい焼き店。
いまはもう無い。
この装飾↑も、全部か一部かは不明だが、高校生の手によるものだ。
地域密着の取り組みだ。
この小さな車両は、何に使うのかな。
犬吠駅には、売店がある。
車内販売にはならないが、今回も購入した。
ぬれ煎餅アイスは、言われてみれば「ぬれ煎餅」のような味がする。
腹が減ったので、「トマト甘食」も買う。
変わった味だが、不味くはない。
銚子電鉄は、経営が厳しいが、頑張っているのがよく分かる。
私は年に1回乗りに行くかどうかという乗り鉄の一人だが、頑張っている姿は、何か感激してしまう。元気をくれる銚子電鉄と言えそうだ。