わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車に乗りに行った。
トロッコ列車「わたらせ渓谷号」と「わっしー号」の車両については、こちら。
車内販売については、こちら。
今回は、主に駅について。
【1】往きは東武
わたらせ渓谷鉄道に乗りに行くには、東武鉄道が便利だ。特急「りょうもう」に乗っても、JRの普通列車より安いのは、大きな魅力だ。
東武電鉄の急行・普通乗り継ぎ・・・1200円(浅草~相老)2時間50分
東武特急りょうもう・乗り換えなし・・・2230円(浅草~相老)1時間40分
JR普通列車乗り継ぎ・小山経由・・・2270円(上野~桐生)2時間30分
JR東北新幹線利用・小山経由・・・4110円(上野~桐生)1時間50分自由席
往きは、東武の普通列車に乗り継いで行った。半分寝ながら、2回乗り換えて、のんびりと出かけた。
【2】相老(あいおい)駅
わたらせ渓谷鉄道と東武ととの乗り換えは、相老駅になる。
山陽新幹線の「相生駅」と読みは同じだが、漢字は異なる。下の写真にもあるけど、桐生市「相生」町なのに。旧国鉄は、同じ駅名を使わないことにしたからかな。
そして、ローマ字でも4文字というのも凄い。
飲み物の自動販売機も、わたらせ渓谷鉄道のカラーになっている。
ぐんまのキャラクターも入った撮影用の看板もある。
相生駅の周囲は、静かな住宅地が広がる。店は1軒も見当たらない。
特急も停まる駅なのに、何か違和感がある。
【3】大間々(おおまま)駅
「トロッコわたらせ渓谷号」が発車する大きな駅だ。桐生・相老からは、普通列車で大間々駅まで向かう。
電話で整理券の予約をしようとすると、この駅につながる。
ホームには、キャラクターの「わっしー」がいる。ホームで販売をする場所のようだ。
「わたらせ渓谷号」が発車するホームの隣には、旧型車両が停まっている。
職員の人が、手を振ってくれた。「ろくもん」など他の観光列車だと、全く照れる職員はいないのだけど・・・(笑)。
【4】水沼駅
トロッコの停車駅・水沼駅には、温泉施設がある。
この日は、夕方から仕事なので、すぐ折り返しで帰ったが、1日まるごと休みだったら、温泉もいいな。
この辺りになると、自然豊かになるけど、11月上旬では、やや紅葉には早いと感じる。
【5】神戸(こうど)駅
難読駅名が目立つ路線だが、こちらもそうだ。「神戸」と書いて、「こうど」と読む。「こうべ」ではない。
冷静に考えれば、「戸」を「と」「ど」と読む方が、自然とも言えるけど。
ここでは、わたらせ渓谷鉄道直営のレストラン清流がある。
昔の東武ロマンスカーの車両で、頼んだ品を食べることができる。
わたらせ渓谷鉄道の弁当も、ここで作られる。
ここ神戸駅で、団体客を中心に、50人くらい降りて行った。切符の回収の関係で、4両編成で降り口は1か所だけだった。平均年齢が60歳を超える50人が降りるのだから、3分以上かかった。
以前に行われていた「立ち売り」は、この日は実施していなかったが、降りて品物を買う時間的余裕が無かったからのようだ。
この駅の近くで、小さな滝があり、列車は徐行運転していた。
【6】沢入(そうり)駅
私が乗った客車「トロッコわたらせ渓谷3号」は、沢入駅で「トロッコわっしー2号」と待ち合わせる。
4分の余裕で折り返し乗車できるのだから、ありがたい。
単線区間だから、数分遅れても、まあ乗り換えられそうだ。
乗り換えは、橋を渡って反対のホームに行く。
【7】切符の購入
実は旅行会社でトロッコの整理券を買おうとした。ところが、別途手数料が500円ほどかかるとのこと。
「トロッコ車両」と「普通車両」はほぼ定員が同じ。人気の「トロッコ車両」が満席でも、普通車両で全く差し支えないから当日買うことにしたわけだ。車内販売目当てだから、トロッコである必要はないからね。
そこで、相老駅で、往復の整理券と切符を購入した。
帰りは、東武特急「りょうもう」で帰る予定だったが、なぜか小山経由のJR普通列車グリーン車に乗りたい気分になった。
ところが、往復で乗車券を買ったため、乗り越し精算はできないとのこと。別途支払って桐生へ。車掌さん詳しいなあ。
【8】小山経由で帰る
小山経由で帰る途中で、本来乗る予定だった東武線が止まったと分かった。
野生の勘が働いたようだ。結果オーライだ。
小山駅には、顔出しパネルのようなものが置かれていた。
でも、「こまち 小山行 自由席」って、ハチャメチャだ。せめて「こまち 指定席 東京行き」か「なすの 自由席」にでもしてほしかった。
普通列車グリーン車で帰ったが、アテンダントさんから、今シーズン初めて温かいお茶140円を買った。
一緒にトロッコの車内販売で買ったカレーパンをいただく。
マニアにとっては、わたらせ渓谷鉄道に乗りに行く途中も、案外ポイントが高い。
でも願わくば、「りょうもう」と「なすの」に車内販売があれば助かるのになあ。