「SL大樹」東武鉄道【駅編】 | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

東武鉄道の「SL大樹」の話の続き。

前回の、車両と車内販売については、こちら

 

 

【1】SL広場~下今市

下今市駅には、転車台がある。蒸気機関車の向き回転させる施設がある。

この場所は「転車台広場」と呼ばれ、改札内から行くことができる。乗車券を持っていれば入ることができる。

 

ところが、私が都内から急行を乗り継いで、8:07に下今市駅に到着した。8:15にSLが転車台に入るから、間に合うハズだった。ところが、ホームから階段を上がって転車台が見える場所に行こうとしたら、通路にこんな立札が立っていた。

えっ?何?

転車台広場に入れない??

そこで止む無く、改札を出て手前の踏切の方からなら見えるかなと思い、雨が降る中、傘を差しながら小走りで向かった。

しかし、見えそうな場所になかなかたどり着かない。そのうちに、時間が過ぎて、SLが転車台から移動してしまった。

SLが転車台から移動したしまったあとで、改札係員に「転車台広場に行っていいんですよね!」と確認してから、立札を無視して転車台広場に向かった。誰かが勝手に動かしたのか、係員が放置したのかは知らないが、困ったものだ。

 

【2】SL展示館~下今市

転車台広場の隣に、SL展示館がある。

1回には待合室のようなスペースがある。SLを見ながら発車の時間まで座ってられる。

ジュースの自動販売機もある。

グッズの自動販売機もある。ボールペン400円、キーホルダー500円は、手ごろなお土産になる。ボールペンは車内販売では買えないので要注意だ。

二階には、SLの展示がされている。

各種パンフレットももらえる。記念乗車証を集めた際の引き換えも、ここで行う。

ジオラマもあるぞ。

肌寒い雨の日だったから、屋内でSLの発車まで待てるのは、助かる。

 

【3】ホーム~下今市駅

下今市駅のホームは、SLが走るようになり、以前とはリニューアルされた部分がある。

自動販売機は、SL大樹の雰囲気に合わせたデザインになった。

つい買いたくなってしまう。

売店も、SLの雰囲気に合わせたレトロなデザインになった。「売店」の文字が旧字体で逆に書かれているのは、徹底している。この売店が、最もグッズの種類が多いようだ。

数年前に見かけた駅弁の立ち売りは、見かけなかった。朝早い時間のせいか?

 

【4】転車台~鬼怒川温泉駅

鬼怒川温泉駅を降りると、すぐ目の前に転車台が作られていた。

SLの向きが変わるのを、観光資源にしようという意図があるようだ。

帰りの「SL大樹6号」の向きが変わる時は、もう日が沈んで暗くなっていた。

暗いとさらに力強く感じて、カッコ良く見えた。

SLに乗る人も、観光をして温泉宿に向かう人も、SLの転写をカメラに収めていた。

ただ、ここまで暗いと、スマホで撮影するのは辛いと思うけど。

 

【5】鬼怒川温泉駅

鬼怒川温泉の駅前広場には、SLの絵が飾ってある。すぐ隣には、足湯がある。

おしゃれなカフェも営業している。

盛況で満席に近かった。空いていたら入りたかったのだけど。

カフェを撮っていたら、蒸気機関車の形をしたバスが来るではないか。

よく見たら、今まで2回泊ったことがあるホテルの送迎バスだ。

ここまで凝ったバス、感心してしまう。

 

【6】記念乗車証

SL大樹に乗ると、記念乗車証がもらえる。1号から6号で、デザインが異なる。また、見る角度によって、柄が変わる珍しい記念乗車証だ。

今回は1号に乗り、アテンダントさんの案内が素敵だったから、帰りに鬼怒川温泉で1時間待って6号に乗ることにした。そして記念乗車証を2種類ゲットした。

複数の記念乗車証を集めると、記念の品がもらえる。

今回は2種類だから「今市報徳二宮神社 SL大樹 御守」をもらった。

4種類だとピンバッジ、6種類完全制覇で「完全乗車記念ブック」がもらえる。

これって、乗り鉄を積極的に歓迎してくれる姿勢の表れだと感じる。多くの観光列車では、何度も乗ると何かプレゼントというシステムにはなっていないが、これはこれでマニアにとっては有難い。

 

【7】乗務員とアテンダント

SL大樹には、多くの人がかかわっている。

もともとSLは一人では動かせないので動かすのに4人。平日の雨の日なのに、安全確保のための警備員を複数配置。これはカネかかる。

駅員さんは、SLに合わせたレトロな衣装だ。帽子の赤い線がカッコいい。

SLが発車した時に、ホームで駅員が振る旗とウチワ(?)を撮らせてもらった。手作りだそうだ。

1号で私の車両を担当したアテンダントさんは、かなり丁寧に案内してくれた。「またぜひ乗車してください」と言われたので、ならば帰りに乗ることにした。3両編成で、指定券のチェックと案内をするアテンダントが、1両に1人で計3人。車内販売担当が1人か2人。かなり手厚い体制と言えそうだ。

さらに写真撮影のスタッフが1人。とにかく乗客を撮って、もし気に入ったら買ってくださいというスタイルだ。大井川鉄道でもあったなあ。でも1100円は、ちと高い。

アテンダントさんたちは、SL大樹や地元の特色を、手書きで案内してくれている。

こういうの、好きだなあ。

 

まだまだの点もあったが、東武がSLに力を入れているのは理解できた。

観光地も多い地域だから、観光と乗り鉄をしに、また出かけるのも良いなと思う。