100回目の利用 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

今日は、1人のアテンダントさんから車内販売で品物を買った回数が、100回の大台に乗ったというマニアックな話。

私が車内販売を、頻繁に利用している。

ここ数年は、1年間の利用回数は、およそ1000回になる。

(2014年に1110回、2015年に1021回、2016年に938回、2017年は9月26日現在で867回利用してきた)

 

 とはいえ、このように数多く利用するきっかけは、2008年に、普通列車グリーン車に、グリーン定期券を使用して、頻繁に乗るようになったからだ。

 2008年当時は、車内販売を利用することは、あまりなかった。

 普通列車グリーン車の車内販売は、駅の売店で買うのと比べて、ビールは30円ほど高かったが、他は値段は変わらなかった。でも、品数が限られていたため、飲み食いしたい時は、売店で買っていた。寒い冬は、特急の通過待ちがあると、「絶好のチャンス!」とばかりに、ホームの自販機で、温かいミルクティーのボタンを押したものだ。

 アテンダントさんの立場から考えると、自分が売りに行っても買わないのに、特急通過待ちでホームに降りて速攻で買うなんて、気分良いわけなく、めげただろうな。今思えば冷や汗ものだ。

 ある寒い日、私は午前7時から8時半という、朝早くの仕事があった。これを終えると、次は午前11時からの仕事だった。

 この時、グリーン定期券を利用して、少し離れた店に行き、朝食をとろうと考えた。

 往きのグリーン車に乗った。美しいアテンダントさんが、回ってきたので、温かいお茶を買った。笑顔で「ありがとうございます(^^♪」と言ってくれて、気分良かった。

 目的の駅で降りて、朝食を食べようとしたら、何と定休日だった。あらら。

 やむなく、事務所に戻って昼寝でもしてようかと思い、帰りも普通列車グリーン車に乗った。駅でもらった旅行のパンフを見ながら、やって来たアテンダントさんに「温かいコーヒーよろしく」と伝えた。

 すると、アテンダントさん、「あれ、え~っ」と驚いた表情を見せた。

 そう、先ほどお茶を買ったアテンダントさんが、折り返しで乗務していたのである。午前10時頃は、通勤ラッシュが終わった時間帯で、とりわけ都心からの下りグリーン車はガラ空きだったのである。ガラ空きの下り列車に、先ほど買った客が乗っていれば、目立つわけだ。

 観光列車なら、往復とも乗るのは珍しくはないが、普通列車グリーン車では、まず見かけない。往復乗って、気づかずに「温かいコーヒーよろしく」と言ったものだから、何か気まずくなってしまった。

 この時から、アテンダントさんをよく確認することにした。

「客をよく見ている凄腕アテンダントさんなら、他にも凄い技を出すのではないか」というのもある。

「往復で乗って、気まずい思いはしたくない」「同じ人なら1本遅らせよう」というのも本音だった。

 

 この2008年秋から、9年が経った。

 わたしは車内販売に病みつきになり、普通列車のグリーン車中毒になってしまった。

 車内販売で品物を何回買ったのを数えているアテンダントさんは、昔から乗務しているほんの一部の人だけだけど、何せ9年間も利用している。90回を超えたアテンダントさんも、4人に達した。

 そして、あの「温かいコーヒーよろしく」と言ったアテンダントさんから、車内販売で買った回数は、96回になった。

 余談になるが、濃いマニアになると、数にこだわる傾向が強い。乗りつぶしマニアなら、「現在何駅制覇、完全制覇まであと何駅!」だし、知り合いのラーメンマニアは「今日のラーメンは、今年の何杯目」などとチェックしていた。

 ここまでが前段だ。

 去る9月25日、90回以上も車内販売を利用したアテンダントさんは4人のうち、最も利用回数が多いアテンダントさんから、100回目の利用ができた。

 1人のアテンダントさんから、車内販売を100回利用したわけだ!

 このアテンダントさんは、真面目にコツコツというタイプで、私にも笑顔で接してくれるが、アテンダントさんから積極的に「今日は暑いですね」とか、何か話すわけではない。でも100回も買っていれば、一応顔見知りなので、お茶を買ってから「◎◎さんから買うのは、今日で100回目になりました!今後もよろしく」と軽く挨拶した。あまりに濃いことすると、ひかれる可能性があるからね。

 普通列車グリーン車の車内販売だと、安いものは「コーラ140円」だが、「ビール280円・蒲鉾350円の計630円」を買う時もある。平均すると250円くらいだから、100回でおよそ2万5000円になる。

 

 利用回数が50回の時には、「接戦」だった。49回のアテンダントさんが3人いたが、その中の1人から買って50回達成した。ところが、その日の帰りに、同じく49回だった別の人の列車に乗って、連続して50回達成した。更に次の日にも、49回だった残る1人から買うことができて、24時間で3人が50回の利用ができたことになる。

 この時の話も、ふくらませればブログの記事1回分の分量の話になるんだけど、こんなマニアックな話を期待しているのはごく一部の人だけでしょうから、このくらいにしておく。