今回は、昨年12月にJR四国の「愛ある伊予灘線」の駅に行った時の話で、「串(くし)駅」を取り上げる。
同じ日に行った「喜多灘駅」の記事は、こちら。
別の日に行った「五郎駅」の記事は、こちら。
【1】「愛ある伊予灘線」とは?
昔は愛媛県の松山から宇和島に行く特急が、海岸沿いの串駅を走っていた。現在は、最短距離のトンネルが完成して、特急は内子経由になり、串駅を通らなくなった。そのため、現在の串駅は、1~2時間に1本の普通列車しか走らないローカル線の駅となった。
ただし、もともと海岸沿いで景色が美しく、ダイヤにも余裕があるため、2014年7月から観光列車「伊予灘ものがたり」が走っている。
【2】串駅のホーム
昨年のクリスマスイブに、串駅と喜多灘駅に行ってきた。「伊予灘ものがたり・八幡浜編を伊予大洲で降りて、普通列車で串駅に着いた。あの有名な下灘駅の隣の駅だ。
1両編成のディーゼルカーを串駅で下車。
降りたのは、私と鉄道マニア風の客が他に1名。
串駅は、すれ違いができない線路1本の駅。屋根もあり、椅子も4人分あった。
現在は、1両か2両の普通列車が走る路線だが、特急・急行が何本も走っていただけあって、ホームは長い。
こうしてみると、本数は少ないなあ。
静かな駅だけど、モニター画面は生きている。
次の写真は、割引切符の宣伝だが、列車が遅れると、無人駅で情報が無いなか、情報提供に活用できるそうだ。
【3】串の鉄橋から観る景色
私が串駅で降りたいと思ったのは、「伊予灘ものがたり」が、串駅のすぐ近くの鉄橋で、徐行するからだ。串の鉄橋は、素晴らしい景観となのは間違いない。
串駅のホームから、鉄橋を見ると、こうなっている。右側が海で、さえぎるものは無い。
普通列車の先頭から、鉄橋を渡る時に撮ると、こんな感じ。海側の窓際に立つと、鉄橋の端からはみ出て、宙に浮いているとも言える。
下からの風をまともに食らうわけだから、台風が来たら、運休になっちゃうね、
この景色を、「伊予灘ものがたり」から見ると、こうなる。
うわ~っ、高い!遠くまで見通せる!良い景色だ。
ここで徐行運転してくれるのは、ありがたい。
上の写真は、2月の風の強い日の景色。
風も強く、波も立っていた。
上の写真だと、満潮に近いようだ。道路の柱が、完全に海に入っている。
光の加減で、手前は緑色、奥の方は青く見えて、美しい。
毎回、表情が違う伊予灘なのである。
【4】橋を下から眺める
何度も乗っていると、橋を下から観たくなった。
そこで駅をチェックしたあと、橋に向かった。
自動車が通れない細い道を通り、
あまり使われていない自転車置き場を通り・・・。
(クリスマスイブの夕方だから、高校生は自転車停めないか)
徒歩5分ほどで、やってきました!!。
下から見ると、高っ!
枕木が浮いているようだ。
列車が通るのを見たかったけど、見れなかった。次に隣の喜多灘駅に行って、「伊予灘ものがたり」に手を振るという大切なミッションが残っていたからだ。
小さな川は、水量がすごく少なかった。どのくらいかというと、こんな感じ↓。
わかるかな?
水がある部分は、ぼやけている。またげるくらいだった。
そして、海岸から海を見ると、沖に島が見えた。
でも、串の鉄橋は、川の上流の山の中から見ると、もっと美しい。
「伊予灘ものがたり」の公式facebookのプロフィール写真にもなっている。
今まで、大洲城で旗振ったり、五郎駅や喜多灘駅で手を振ったたりしたけど、こちらは時間と体力が必要だから、なかなか行けないかな。