私は、車内販売のマニアだから、非常にマニアックな乗り鉄である。
1日中列車に乗って、何度も車内販売を利用していればシアワセなのだ。
でも今回は、珍しく、本格的に観光をした話。
【1】観光はしない!?
以前は、乗り鉄をしながらも、当然のことながら観光をしていた。
たとえば北海道東部なら、納沙布岬、阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖、釧路湿原、網走刑務所、硫黄山、襟裳岬には行った。(知床には、2日かけないと厳しいので行ってない)
全国的に交通便利な観光地の多くには出かけてしまい、更に観光したいという想いは、低下していった。そんな中で車内販売の魅力に目覚めたため、「ほとんど観光しないで、乗って車内販売だけ」という乗り鉄をするスタイルに変わっていった。
最も極端だったのが、4月に東京から日帰りで札幌まで往復した旅行だった。札幌滞在たった4分で、観光を全くしなかった。↓
「大人の休日倶楽部パス(東日本用)」を、この6~7月に2枚購入して、JR東日本管内を8日間乗りまくることにした。とはいえ、年間20日近くJR東日本管内を乗りまくっていると、ぜひ乗りたい列車はもう無い状態になった。
そこで、次善の策として、じゃあ観光でもしようか、ということになった。(本末転倒な言い方だけど・・・)
行くことにしたのは「十和田湖」だ。
JRからバスで往復4~5時間、往復5000円かかるから、今までは行きにくかったのだ。7月4日は全国的に大雨だが、青森・秋田周辺だけは大丈夫のようで、これは丁度良い。
【2】「こまち1号」の席をゲット
指定券を取ったのは、前日だった。八戸に行くのに、「はやぶさ1号」は、3人掛けの真ん中B席が若干空いている「満席寸前」の状態だった。うわっ!と悲鳴を上げながらも、念のため指定券券売機で調べたら、盛岡まで併結する「こまち1号」なら、窓際席も空席が目立っていた。
当日の朝、上野駅で新幹線改札に向かうと、低いホームに「スーパービュー踊り子」と「カシオペア」が並んでいた。
【3】こまち1号で弁当を買う
「こまち1号」の車内販売で、30品目バランス弁当900円を買う。
アイスコーヒーのセットも買う。
なお、盛岡から八戸の33分は立つ覚悟だったが、通路側のD席に座れた。ラッキー!
【4】JRバス
新幹線を八戸で降りると、改札を出てすぐの売店「NewDays」で、バスの2日乗車券を買う。
途中で、乗り降りする客は若干あったけど、乗客は10~15人程度。空席が多く、ゆったりと座ることができた。
【5】奥入瀬散策
「雲井の流れ」バス停で降りて、1時間半ほどかけて「子ノ口」まで散策する。
川のすぐ側に歩く道があって、気分よく歩けた。
バス停から3歩進むと、川に足を踏み入れることになる。雨でも、バスの車内から、景色をそこそこ楽しめそうだ。
水しぶきをあげている場所もある↓。30分座っていても、飽きないや。
いや~来て良かった。小さな滝は、緑が生い茂った季節では、良い写真は撮れなかった。
【6】十和田湖観光船
子ノ口(ねのくち)から休屋まで1400円払って、観光船に乗った。団体客と時間がずれて、空いていて快適だった。
気分良くてウトウトしてしまった50分だった。
船からも「乙女の像」が見える。休屋から15分歩けば着くけど。
【7】休屋を散歩
船が着いた休屋を、バスが発車するまで散歩した。
船やバスが発着するのは青森県だが、3分歩くと秋田県に入る。写真は、青森県と秋田県の県境になっている川だ、
ちなみに、秋田県でポケモンGOをしても、捕まえたモンスターは「青森県十和田市」と表示される。
【8】H5系&W5系???
十和田湖(休屋)から、青森行と八戸行のバスが発車する。
この2本は、鉄道マニアには、たまらない塗装になっている。
北海道新幹線と東北新幹線の車両の色をしているのである。
はやぶさ色のバス、乗れて良かった。
【9】帰り道
楽しい1日だったけど、かなり金を使ってしまった。
帰りも車内販売で弁当!と言いたいところだけど、節約のために八戸駅の駅そばを食べた。
揚げ玉、油揚げ、玉子が入っていて、美味しいっ。
帰りも、「はやぶさ」は混んでいたけど、「こまち」は窓際も空いていたから、盛岡から「こまち」に乗って帰るのだった。
帰りは、タカラ缶チューハイを飲んだ。久々に変わったものを飲んだけど、なんか口に合わない。一番美味しいと感じるのは、小田急ロマンスカーのレモンサワーだ。
【10】感じたこと
東京周辺から日帰りで、十和田湖を観光するのでも、かなりの強行軍と言える。でも日帰りでも一通り観光できるから、一般市民にも、「こういうのアリかもね」と理解してもらえる範囲だと思える。
普段は無茶苦茶な乗り方をしているから、たまには観光もアリだな。