「神田鐵道倶楽部」で「食堂車のカツカレー」を食べる | 車内販売でございます。

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去る6月1日に、「神田鐡道倶楽部」が開店した。

場所は、JR神田駅の北口から徒歩20秒。鉄道色が濃い飲食店だ。

 

■入口の壁

入口の右の壁には、昔の時刻表が拡大されている。私が時刻表を愛読しはじめた昭和48年ころは、はつかり1号は上野7:30発だったから、もっと古い時代だ。一ノ関行き客車普通列車は、上野から赤羽まで乗ったことがあるや。

 

■ランチの料理

11:00~15:00(14:30オーダーストップ)は、ランチタイムになっている。

ランチメニューはこちら。東京駅の隣の駅、神田駅前だから、手ごろな金額とも言える。

 

私は「昔なつかしベロネーズ」780円を頼んだ。スパゲティミートソースの上にカツが載っている料理だ。ミートソース自体が美味い。780円は納得の価格だ。

セットでコーラを頼んだ。250円増しだ。Suicaで支払うとランチが30円引きだから、丁度1000円の支払いとなった。

次の日のランチにも出かけた。「食堂車のカツカレー」850円を頼んだ。

こちらも、なかなかの味だ。

 

■使っているお皿は

このカツカレーの料理のお皿を見て、気づいた人はいるだろうか。

北斗星の食堂車で、使われていたお皿なのである。

次の写真↓は2015年7月に、寝台特急「北斗星」の食堂車で朝食を食べた時の写真だ。

お皿の柄が、同じになっているのが分かるでしょ。

北斗星の食堂車で、朝食を食べた話はこちら↓

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12048627357.html

 

 

■NREが経営

北斗星の皿を使えるのは、NRE(日本レストランエンタプライズ)が運営しているからだ。

この「神田鐵道倶楽部」とは、JR東日本で車内販売を行っているNREが、神田駅の建物の一部を使用して営業する飲食店なのである。

いわばJR東日本直営のようなものだから、北斗星の食堂車のお皿が使えて、神田駅の一等地で営業できるわけだ。

私にとっては、ここ数年は年間800回以上、車内販売を利用しているNREの店だから、すごく親近感沸くなあ。

 

■店内の様子

店内は、13座席のカウンターのみ。さほど広くはない。

壁には、列車の写真、列車で使われていたサボ(行先表示)が、埋まっている。

網棚と、上着等をかける金具は、ホンモノだ。

座席は13席だが、私が座った席は8番席だ。席の番号は列車に使われているもので表示される。細かいところに凝っているのは嬉しい。

 

■バータイム・メニュー

15:00~22:30(22:00ラストオーダー)は、バータイムだ。

「こまち」「つばさ」など列車名がついたカクテル700円が、一押しのようだ。

つまみや他の酒も用意されている。

 

■弁当の販売も

数は限られるが、駅弁の販売もしている。

この日は、写真の3種類だった。

店内で食べる場合は、200円の追加でインスタント味噌汁をつけることができるそうだ。

駅弁とインスタント味噌汁の組み合わせは、小田急で試したけど、合うんだよね。

 

■グッズもワゴンで

鉄道グッズも販売している。NREだけあって、車内販売のワゴンに載っている。

こういうの良いなあ。

 

■各種データ

場所:JR神田駅北口改札を出て徒歩20秒

定休日:土曜・日曜・祝日(平日のみ営業)

時間:ランチ11:00~15:00(14:30ラストオーダー)

    バー15:00~22:30(22:00ラストオーダー)

    ※14:30~15:00は、新たに入店は不可

カード:Suica、PASUMOも利用可能

 

■土曜・休日は休み!?

「神田鉄道倶楽部」が平日しか営業していないのは、残念な面もある。しかし、会社が多い神田なら、平日の方が客が来そうな気がする。

勝手な考えだが、自社の人材を有効活用するのにも、役立ちそうな組み合わせだ。車内販売は、臨時列車が多く運転される土曜日曜に多い。平日はここで仕事して、土曜日曜には車内販売という組み合わせもできる。まあ、飲食業界の宿命か、非常勤のアルバイトも多いようだから、そこまで心配する必要はないのだろうけど。