東海道新幹線の凄腕パーサー | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 東海道新幹線の車内販売については文句を言う時も多いが、今回は感激した話。

 5月に私は、新大阪から、「こだま号」を何度も乗り継いで、東京まで乗車した。「のぞみ」通過待ちの際に利用できる売店が、ホームのどこにあるか、調べるためだ。「のぞみ」なら2時間半のところ、何回もホームら降りたため、6時間かけた。この時の話は↓

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12281183605.html

 

さて、こだま号を乗り継いだわけだが、一部は「ひかり」に乗車した。

1・ひかり》新大阪→(米原)→名古屋

《2・こだま》名古屋→豊橋

《3・こだま》豊橋→浜松

4・ひかり》浜松→静岡

《5・こだま》静岡→三島

《6・こだま》三島→小田原

《7・こだま》小田原→東京

 

今回は、全ての区間で自由席の利用だった。

最初の「ひかり」に、新大阪から米原まで乗車した。米原までには、車内販売のワゴンはこなかった。まあ、これは仕方ないや。

米原では「ひかり」でも、のぞみ通過待ちがある。米原駅で私は降りて、上りホームの売店の位置を確認した。米原駅の上りホームは、売店1か所、弁当店2か所だから、すぐチェックできた。

さて、1本見送って、反対の下りホームをチェックしようかと思っていたら、5号車のデッキに、車内販売のワゴンがいた。

 今回は、大半の区間が車内販売無しの「こだま号」に乗る。貴重な「ひかり号」での車内販売を、逃したくないと思い、米原駅の下りホームをチェックせずに、そのまま名古屋まで乗ることにした。

 買ったのは、朝のサンドイッチセットだ。

 サンドイッチの量が少なくなったが、500円でコーヒーがついたお買い得なセットを買った。

 自由席には、窓際E席は埋まっているものの、3列窓際A席や通路側C席が空いているのは知っていた。だから、デッキで朝のセットを買って、席に着いて食べるつもりだった。

 朝のセットを販売したパーサー(販売員)は、サンドイッチやお手拭きを、持ちやすいようにビニール袋に入れてくれた。これだけでも有難いのに、更に凄いことをしてくれた。

パーサー:「砂糖とミルクは御入用ですか?」

わたし:「はいお願いします」

パーサー:「入れてよろしいですか」

わたし:「は、はい(?_?)」

私は「はい」と答えたものの、砂糖とミルクを袋に入れるのに、確認するのは、何か変だな、と思った。

すると、パーサーは

コーヒーが入った紙コップに、砂糖とミルクを直接入れてくれたのだった。

↑写真は、砂糖を入れて、かき混ぜてくれている様子。

 

本来なら、客が持ちやすいように、砂糖やミルクを袋に入れるだけでも十分な応対だと思う。

でも、更に客の立場に立って、砂糖とミルクを入れてかき混ぜるまでしてくれたパーサーの方に、拍手を送りたい。パチパチ。

 

今まで、パーサーがミルクを入れてくれたのは、ほとんどない。

JR九州の肥薩線(八代~人吉間)の特急「くまがわ」で、コーヒーを買った時だ。私の前の老夫婦がコーヒーを買った時に、「この区間は揺れますので」と、客室乗務員がミルクを入れていた。この直後にコーヒーを頼んだ私にも、ミルクを入れてくれたのだった。

 

新大阪から東京まで、乗り継いだが、もう1区間、浜松から静岡まで「ひかり」に乗った。

乗ってすぐワゴンが来た。また朝のサンドイッチセットを、アイスコーヒーにして再び買った。

座席に座った状態で買ったわけだから、ミルクを入れてくれる必然性は無い。でも、何か物足りない。凄い技を見たら、変な期待をしてしまうんだよね。