東海道新幹線の車内販売については文句を言う時も多いが、今回は感激した話。
5月に私は、新大阪から、「こだま号」を何度も乗り継いで、東京まで乗車した。「のぞみ」通過待ちの際に利用できる売店が、ホームのどこにあるか、調べるためだ。「のぞみ」なら2時間半のところ、何回もホームら降りたため、6時間かけた。この時の話は↓
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12281183605.html
さて、こだま号を乗り継いだわけだが、一部は「ひかり」に乗車した。
《1・ひかり》新大阪→(米原)→名古屋
《2・こだま》名古屋→豊橋
《3・こだま》豊橋→浜松
《4・ひかり》浜松→静岡
《5・こだま》静岡→三島
《6・こだま》三島→小田原
《7・こだま》小田原→東京
今回は、全ての区間で自由席の利用だった。
最初の「ひかり」に、新大阪から米原まで乗車した。米原までには、車内販売のワゴンはこなかった。まあ、これは仕方ないや。
米原では「ひかり」でも、のぞみ通過待ちがある。米原駅で私は降りて、上りホームの売店の位置を確認した。米原駅の上りホームは、売店1か所、弁当店2か所だから、すぐチェックできた。
さて、1本見送って、反対の下りホームをチェックしようかと思っていたら、5号車のデッキに、車内販売のワゴンがいた。
今回は、大半の区間が車内販売無しの「こだま号」に乗る。貴重な「ひかり号」での車内販売を、逃したくないと思い、米原駅の下りホームをチェックせずに、そのまま名古屋まで乗ることにした。
買ったのは、朝のサンドイッチセットだ。
サンドイッチの量が少なくなったが、500円でコーヒーがついたお買い得なセットを買った。
自由席には、窓際E席は埋まっているものの、3列窓際A席や通路側C席が空いているのは知っていた。だから、デッキで朝のセットを買って、席に着いて食べるつもりだった。
朝のセットを販売したパーサー(販売員)は、サンドイッチやお手拭きを、持ちやすいようにビニール袋に入れてくれた。これだけでも有難いのに、更に凄いことをしてくれた。
パーサー:「砂糖とミルクは御入用ですか?」
わたし:「はいお願いします」
パーサー:「入れてよろしいですか」
わたし:「は、はい(?_?)」
私は「はい」と答えたものの、砂糖とミルクを袋に入れるのに、確認するのは、何か変だな、と思った。
すると、パーサーは
コーヒーが入った紙コップに、砂糖とミルクを直接入れてくれたのだった。
↑写真は、砂糖を入れて、かき混ぜてくれている様子。
本来なら、客が持ちやすいように、砂糖やミルクを袋に入れるだけでも十分な応対だと思う。
でも、更に客の立場に立って、砂糖とミルクを入れてかき混ぜるまでしてくれたパーサーの方に、拍手を送りたい。パチパチ。
今まで、パーサーがミルクを入れてくれたのは、ほとんどない。
JR九州の肥薩線(八代~人吉間)の特急「くまがわ」で、コーヒーを買った時だ。私の前の老夫婦がコーヒーを買った時に、「この区間は揺れますので」と、客室乗務員がミルクを入れていた。この直後にコーヒーを頼んだ私にも、ミルクを入れてくれたのだった。
新大阪から東京まで、乗り継いだが、もう1区間、浜松から静岡まで「ひかり」に乗った。
乗ってすぐワゴンが来た。また朝のサンドイッチセットを、アイスコーヒーにして再び買った。
座席に座った状態で買ったわけだから、ミルクを入れてくれる必然性は無い。でも、何か物足りない。凄い技を見たら、変な期待をしてしまうんだよね。