近鉄の観光列車「つどい」、前回の続き。
主に車両を紹介した前回の内容は、こちら↓
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12247239404.html
今回は、主に車内販売について。
【1】販売カウンター
3両編成の真ん中・2号車には、車内販売をする「販売カウンター」がある。飲み物やお土産を販売している。
次の写真は左から、お守り500円、貝ピアス・イヤリング600円、貝ストラップ500円となっている。伊勢志摩にふさわしい土産物だ。
【2】駄菓子屋さん
販売カウンターの隣に、駄菓子コーナーがある。4個100円で売っている。
馴染みのある菓子ばかりだ。
私が買ったのは、この4点だ。子連れ客が大半だが、なにしろシーズンオフで3両編成で20人以下という少人数だ。地元観光協会の方らしきカウンターの職員の方は、手持無沙汰だった。
【3】ホットコーヒーを注文
私はホットコーヒーを頼んだ。注文してからコーヒーメーカーで作るため、3分ほど時間がかかった。
飲み物は、ビール各種500円、ホットコーヒー・アイスコーヒー400円、紙パックジュース・お茶100円となっている。志摩市の特産「あおさ」は600円で売られている。
【4】記念乗車証
「つどい」にも、記念乗車証が用意されている。コースターのような形をしていて、分厚く丈夫な造りと言える。日付も入れられる。2号車の販売カウンターの隣にある。
観光パンフレットも置いてある。
【5】記念撮影
観光列車だけに、記念撮影用のグッズも用意されている。
大小の様々なサイズの「特製ハッピ」が置かれている。これを着て、記念撮影をすることができる。
そして、定番となった日付入りのボードもある。遊び場と記念撮影を担当する職員の方がいるので、シャッターを押してもらうことができる。
【6】壁の装飾
列車の壁に、楽しい柄の装飾ポスターが貼られている。水戸岡車両のようだ。
【7】のれん
通勤電車の中づりポスターのような位置に、「つどい」と列車名が入ったのれんが提げられている。カラフルで綺麗な柄だ。
【8】トイレ
元は通勤電車だが、やや狭いものの、洋式トイレも設置されている。魚の柄で海のイメージをした装飾だ。一貫性あるのは、うれしい。
【9】料金は300円
観光列車「つどい」は、運賃の他に300円の「観光列車料金」が必要だ。座席は指定されていないが、列車を指定した切符が必要となる。私は近畿日本ツーリストで、しまかぜ等と一緒に購入した。
素朴な疑問として、300円の料金では、赤字なのは確実だと思う。しかし、伊勢市に来るまでに近鉄特急に乗る客が大半だから、トータルでは収益が上がるに違いない。JR東日本では「リゾートしらかみ」や「ばんえつ物語」に青春18きっぷで乗られては儲からないが、多くの客は新幹線で来るから、そちらで儲けられるのと同じだろう。
座席の配置、風のあそびば、楽しい塗装など、すごく冒険的な試みの列車が「つどい」と言える。こういう列車は、企画・運営する職員にとってもワクワクだし、他の列車への経験値も得られるから、良い影響が出るはずだ。