近鉄「つどい」【後】~車内販売ほか | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

近鉄の観光列車「つどい」、前回の続き。

主に車両を紹介した前回の内容は、こちら↓

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12247239404.html

今回は、主に車内販売について。

【1】販売カウンター

3両編成の真ん中・2号車には、車内販売をする「販売カウンター」がある。飲み物やお土産を販売している。

次の写真は左から、お守り500円、貝ピアス・イヤリング600円、貝ストラップ500円となっている。伊勢志摩にふさわしい土産物だ。

 

【2】駄菓子屋さん

販売カウンターの隣に、駄菓子コーナーがある。4個100円で売っている。

馴染みのある菓子ばかりだ。

私が買ったのは、この4点だ。子連れ客が大半だが、なにしろシーズンオフで3両編成で20人以下という少人数だ。地元観光協会の方らしきカウンターの職員の方は、手持無沙汰だった。

 

【3】ホットコーヒーを注文

私はホットコーヒーを頼んだ。注文してからコーヒーメーカーで作るため、3分ほど時間がかかった。

飲み物は、ビール各種500円、ホットコーヒー・アイスコーヒー400円、紙パックジュース・お茶100円となっている。志摩市の特産「あおさ」は600円で売られている。

 

【4】記念乗車証

「つどい」にも、記念乗車証が用意されている。コースターのような形をしていて、分厚く丈夫な造りと言える。日付も入れられる。2号車の販売カウンターの隣にある。

観光パンフレットも置いてある。

 

【5】記念撮影

観光列車だけに、記念撮影用のグッズも用意されている。

大小の様々なサイズの「特製ハッピ」が置かれている。これを着て、記念撮影をすることができる。

そして、定番となった日付入りのボードもある。遊び場と記念撮影を担当する職員の方がいるので、シャッターを押してもらうことができる。

 

【6】壁の装飾

列車の壁に、楽しい柄の装飾ポスターが貼られている。水戸岡車両のようだ。

 

【7】のれん

通勤電車の中づりポスターのような位置に、「つどい」と列車名が入ったのれんが提げられている。カラフルで綺麗な柄だ。

 

【8】トイレ

元は通勤電車だが、やや狭いものの、洋式トイレも設置されている。魚の柄で海のイメージをした装飾だ。一貫性あるのは、うれしい。

 

【9】料金は300円

観光列車「つどい」は、運賃の他に300円の「観光列車料金」が必要だ。座席は指定されていないが、列車を指定した切符が必要となる。私は近畿日本ツーリストで、しまかぜ等と一緒に購入した。

 

素朴な疑問として、300円の料金では、赤字なのは確実だと思う。しかし、伊勢市に来るまでに近鉄特急に乗る客が大半だから、トータルでは収益が上がるに違いない。JR東日本では「リゾートしらかみ」や「ばんえつ物語」に青春18きっぷで乗られては儲からないが、多くの客は新幹線で来るから、そちらで儲けられるのと同じだろう。

 

座席の配置、風のあそびば、楽しい塗装など、すごく冒険的な試みの列車が「つどい」と言える。こういう列車は、企画・運営する職員にとってもワクワクだし、他の列車への経験値も得られるから、良い影響が出るはずだ。