伊豆急行は、伊豆半島の温泉地を走っている。伊東から下田の間は、伊東温泉、熱川温泉をはじめ、温泉が至る所で沸いている。
夕方から仕事だから、最初のスーパービュー踊り子で出かけて、伊豆半島に滞在できるのは、2~3時間ほど。あまり観光はできないが、今回はこんな計画を立てた。
『駅前の足湯をハシゴしよう!』
足湯なら短い時間で済むから、「乗り鉄」の邪魔にはならない。よしっ、決まりだ。
【1】スーパービュー踊り子3号
車内販売が非常に充実しているのが、スーパービュー踊り子だ。
一番早く発車する、新宿9:25発の「スーパービュー踊り子3号」に乗って伊豆に向かう。
列車の車内販売では珍しい生ビール550円を購入。車内販売の缶ビールは280円だから、2倍よりは安い、というギリギリの価格と言える。
つまみには、「勝男くん」だ。カツオのふりかけに似ているが、美味いことには変わりない。パッケージのデザインは、富士急行のフジサン特急に似ているなあ。
東北新幹線では買う気分にならないけど、東海道線なら「大船軒のサンドウヰッチ」を買いたくなる。
【2】伊豆高原で足湯
伊豆高原駅の駅のすぐ前に、足湯があった。もちろん無料で入れる。タオルと替えの靴下を持って行けば、コスパ抜群だ。
手すりがついていて、足腰が弱った人にも優しい造りと言える。
私は効能は分からんけど、張り出してあると効果が凄そうな気がする。
手洗い・顔洗い場もある。温泉で顔を洗うとむ、お肌がすべすべになるかな? ただ、飲むのには適していないようだ。奥は、伊豆高原の列車の車庫だ。
【3】城ケ崎海岸駅の足湯
次は、伊豆高原から普通列車で1駅、城ケ崎海岸駅に着いた。
ここの駅にも、足湯がある。
ただし、城ケ崎温泉駅の足湯は、鉄道マニアにとっては、たまらない足湯だ。
なぜかというと
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線路のすぐ隣に足湯があるからだ。
列車はというと・・・こんな至近距離を通る!
電車の音を感じることができる温泉は多いが、電車が通ると強い風圧がかかる足湯なのだ。トレインビューなんてもんじゃないや。
都内に戻るとすぐ仕事だから、ネクタイ姿で足湯につかる違和感ある姿だ。
温度は36度くらい。20分温まることもできる。あ~~、あたたまるなあ。
写真の非接触温度計は35.4℃だけど、かき混ぜればもっと高くなる。
城ケ崎温泉の足湯の名前は「ぽっぽの湯」だそうだ。
これでパッと浮かんだのが、「ポケモンGO」だ。
よく出るモンスター、乱暴な言い方をすれば雑魚キャラの鳩「ポッポ」を、ここでゲッとしようと30分粘った。ぽっぽの湯で、ポッポを捕まえようというギャグだ。
ところが、普段は嫌というほど出没するポッポが、ここでは全く出ない。他のポケモンを捕まえて、おとなしく帰ることにした。
城ケ崎海岸駅の駅員さんは、愛想が良くて親切だった。気分よく足湯に入れた。特急は停まらない駅だけど、立寄る価値はあると思った。
なお、ここの足湯は改札の中にある。
【4】今回も熱海「家康の湯」
熱海で乗り換え時間が10分あった。10分か・・・まあいいや、今回も駅前の家康の湯に行っちゃえ!さすがに熱海の足湯は混雑しているが、平日だから場所は空いていた。
【5】帰りは「踊り子」
帰りは旧型車両の「踊り子」で帰ることになった。車内販売なら「スーパービュー踊り子」の方が充実しているが、時間が合わないから仕方ない。
コーヒーセット400円を購入。1年未満の新人販売員だけど、元気でパッと動いていて、気持ち良かった。
乗車率が高い10両編成で、2段ワゴンというのは、品数少なくて問題だと思うけど、苦情は来ないのかなあ。
駅前の足湯なら、
《1》料金不要で完全無料。
《2》予約は一切不要。
《3》駅前だから歩かなくてよい。
《4》少しの時間で入れる。
天気や気分次第でパッと行けるのが足湯だ。
鉄道マニアが、乗り鉄ついでに入るのに適しているのは、嬉しい。
本当は、今回の記事の内容を、2回か3回に分けて次回に温存しようかと思ったけど、勢いで一気に書いちゃった。ま、いいか(笑)