九州復興割で「おれんじ食堂」【前】 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

【1】何に乗ろうか

8月26日に「或る列車」に乗るために九州に行った。

「或る列車」は長崎14:53発だから、午前中は空いている。そこで、他の観光列車に乗ろうと考えた。

午前中に「指宿のたまて箱」とか「A列車で行こう」にでも乗ってから、長崎に行こうとしたのだが、接続が悪く、時間的に間に合わない。

「ゆふいんの森」を、博多から久留米まで乗るという邪道な乗り方しかないか・・・と思っていたら、バッチリの列車があった。

 

【2】おれんじ食堂に乗れる

肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」だ!

出水7:53発で、新八代9:39着だから、十分間に合う。この時点では泊まる場所が決まっていなかったが、博多でも鹿児島でも新幹線で間に合う時刻だ。これは良い!

 

【3】九州ふっこう割が使える

更にもう1点、ラッキーなことがあった。

「おれんじ食堂」は、かなり高価なのだが、それでも朝食は少し安い9500円だ。そして今回は、「九州ふっこう割」が利用できて、ほぼ半額の5000円で食事ができるのだから、これはひじょーに有難い。(写真↓は料金の明細)

特に個人での申請は必要ない。

旅行会社(この場合は肥薩おれんじ鉄道)が、役所に「九州ふっこう割」を適用して欲しいと申請して、承認されたら旅行商品の申し込み客全員に適用されるわけだ。

5000円を振り込んで、当日を迎えた。

 

【4】おれんじ食堂の車両

1年半前にも「おれんじ食堂」に乗車したが、2両編成の車両は基本的には同じだ。

青い車両の塗装は、1年半前と同様にピカピカに輝いている。

 

食事なしの客も乗れる2号車↓は、海側の2人席と、カーテンの奥のソファー席がある。内装は、水戸岡車両だけあって、かなり豪華だ。

 

1号車は、予約制の食事つきの車両だ。山側のソアァーに座って、海を眺めることができる。窓が大きいから、海が良く見える。

 

【5】車内の設備

2号車にはカウンターがある。料理は、ここから運ばれる。

 

カウンターの前には、地酒が並んでいる↓。朝から日本酒は無いけど、雰囲気を出す装飾として役立っている。

 

先頭には、こども席がある。下車観光をして発車する時に、発車の合図として鳴らす「鐘」が置いてある。

 

扉付近には、発車時刻が明示されている。ゆったりできる席でなかったら、立ちながら戦闘で景色を見るのだけど。

 

水戸岡車両の特色である伝統工芸品を紹介する棚だ。トイレの暖簾も面白い。

 

【6】素敵な景色

「おれんじ食堂」の魅力の一つは、海のすぐ近くを走る景色だ。

写真↓のように、海のすぐ近くを走る。

25年くらい前、西鹿児島行の在来線「つばめ」に何度も乗り鉄をした。1日に16時間も「つばめ」に乗ったこともあった。「つばめ」のグリーン車に乗って、コーヒー飲みながら、海の景色を眺めるのは、本当に極楽だった。

私にとっては、思い入れのあるすごく懐かしい景色だ。うわ~感激!

座席からでも、よく海が見える。景色が良い地点では、観光列車はゆっくり走るものだが、海岸沿いが長いから、あまり徐行しない。

 

「おれんじ食堂」のロゴが入ったガラス越しに、海をパチリ。

 

今回は、ここまで。

食事・下車観光などは、またの機会に。

 

 

※2015年2月に「おれんじ食堂」に乗った時の記事は、こちら↓

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-11989579842.html 《車両》

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-11988759863.html 《食事》

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-11991737119.html 《下車観光》