私は昨日の8/25、山陽新幹線「みずほ」に乗って九州に向かっていた。「みずほ」と「さくら」指定席は、2+2シートで、ゆったりしていて気持ちが良い。
広島から小倉までの一駅だけ「みずほ」に乗車したのだが、7980円かかった。関東の人間にとっては、距離が離れているという感覚が乏しいから、非常に高く感じる。といって、青春18切符で普通列車を乗り継ぐと、とんでもない時間がかかるから、出費は仕方ない。
でも、車内販売のパーサーが見事だったから、結果オーライだ。
広島駅を発車して、10分ほどして、私の乗る4号車にワゴンがやってきた。
私が「弁当は何がありますか」と尋ねたところ、魚の寿司を案内してくれた。ただし私は魚の寿司は、弁当と認めない。魚の寿司は嫌いなのだ。サバでもカツオでも、1貫2貫なら良いのだが、たいして好きでもない寿司を続けて食べるのは嫌なのだ。(寿司職人だった祖父に、叱られるかな)
「魚の寿司は嫌いなので」というと、「それでしたら、こちらもありますが」と、腹の足しになりそうなツマミ類のこーを指し示した。
そこで、私は「缶ビールとツマミ類にします。」と言った。
パーサーは、写真つきの販売品一覧を手渡してくれて、選びやすくしてくれた。
私は「ドーナツ棒ありますか」と尋ねた。パーサーは、「申し訳ありません、終わってしまいました。」と言った後に続けて、「ドーナツ棒のようなモノでしたら、瀬戸内レモネーヌがございます。」と代わりになりそうな物を、提案してくれた。下の写真だ。
私もそれなりに山陽新幹線に乗っている客だが、売っている品は、分かりにくい。弁当を買いたかったけど希望の品がなかった客なら、ある程度は腹の足しになりそうな品を勧めようと思ったのだろう。この、相手に合わせた代案を出す姿勢は、見事だ。
弁当が品切れなら、他の腹の足しになりそうなサンドイッチやドーナツを提案する。
アイスコーヒーが無ければ、ホットコーヒーや、缶コーヒーを勧める。
車内販売はワゴンの奥に何があるか、パット見ても分からない。コンビニでの買い物に慣れた人からは、不自由な面があるわけだ。それに対応するためには、客が選びやすくするために、提案することが必要になる。
こういう販売員からは、もっと買いたくなった。
グッズは何がありますかと尋ねたところ、地元の品を販売する「日本市」で、安くて適当な品があった。
クアトロえびチーズだ。チーズ入りのエビせんのような品だ。540円だが、ビールとのセット割り引きがきいて20円引きとなっていた。
もう一品は、「ひなの屋パン豆」500円。(写真は後日) いよかんレモンジンジャー味で、やや甘い。私はビールとチョコレートも一緒に食べてもさほど違和感ない味覚だから、まあ問題ないかな。
私が品物を受け取り、スイカで精算しても、ワゴンを凝視していた。マニアにとっては、普段は乗れない路線のワゴンをチェックできる貴重な機会だからだ。
それを見て、パーサーは「あと何かございますか?」と言ってきた。
さほど忙しくなさそうだったため、私は以前販売開始したフリーズドライの味噌汁について尋ねた。今は、夏で停止しているとのこと。寒くなったら再開するかまでは回答がなかった。
いやあ、山陽新幹線のパーサーは、みんな頑張っているなあ。今回のパーサーは、チーフパーサーで、経験豊富だ。山陽新幹線はレベルが高いっ!
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