チームプレイ【34】 | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 昨年、東海道新幹線に乗った時の話。
 「のぞみ」号は非常に長い16両編成で走る。1両25m×16両で400mの長さになる。このため、車内販売をするパーサーは、一人でなくて2人以上が乗務している。

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 朝早い時間帯に、東京発の「のぞみ」に乗った。朝早い時間に乗るなら、朝のセット500円がお買い得だ。
 
 定価は、サンドイッチ400円、コーヒー320円の計720円なのだが、セットだと500円になるのだから、約3割引で激安と言える。
 おにぎりのセットもある。東海道新幹線の朝のセットについて、詳しくはこちら↓
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12072845593.html

 私はお得なサンドイッチセットを買いたくて、車内販売のワゴンを待っていた。後方からワゴンが来るのを、まだかまだかと待っていた。
 すると、ワゴンでなく、カゴに「朝のセット」を載せた販売員(パーサー)がやって来た。待ってました!
 私の2列後ろの客が、コーヒーとサンドイッチのセットを買った。
 
(別の日に撮った朝のセットの写真↑)
 次に私の1列後ろの客が、「朝のセットください」と頼んだ。しかし、カゴに乗っていたのはホットコーヒーだけ。サンドイッチは売れてしまった。パーサーは「コーヒーだけになってしまいました。申し訳ありません」とお詫び。
 そこで私が、「後ろから朝のサンドが乗ったワゴンは、来るんですか?」と尋ねた。するとパーサーは、こう説明してくれた。「1両か2両先の車両まで来ています」
 私は「まもなく来るようですから、少し待ちます」と答えた。

 2~3分後、パーサーがカゴを持って再びやってきた。カゴにはサンドイッチが乗っていた。
 このパーサーは、近くまで来ていたワゴンまで戻り、サンドイッチをカゴに載せたのだった。待っている客がいると分かっているわけだから、少しでも早く届けるために、動いたのである。ワゴンを進めるパーサーにとっても、もう一人のパーサーがカゴで販売してくれることで、ペースを上げて車内を進むことができる。
 東海道新幹線のパーサーは、他のパーサーに「弁当残ってますか?」などと問い合わせができるように、トランシーバーを持っている。他のパーサーと連携するのが前提になっているわけだ。

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 チームプレイで感じるのは、東北新幹線の車内販売員の違いだ。
 東北新幹線には多くの新幹線が走っているが、「はやぶさ」だけ販売員の雰囲気が違うのである。
 他の「やまびこ」「こまち」等は、多くが1人乗務。のんびりした人もいれば、人懐っこい販売員もいる。雰囲気が多岐にわたっている。
 一方で「はやぶさ」の販売員は、基本的に明るく元気だ。癖が少なく、きっちり仕事するタイプの人が多い。
 口数は少なく黙々と頑張る販売員も貴重な戦力だが、複数の販売員が乗務する「はやぶさ」では、チームプレイが求められる。マイペースで仕事をする人には、2人乗務での仕事は、しにくいのかもしれない。

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仕事が忙しくてフラフラです。体力をすり減らしていて、なかなか更新が進みません。あと数日、頑張ります。